イントロダクション
舞台は1868 年、「鳥羽・伏⾒の戦い」を皮切りに、15代将軍・徳川慶喜を擁する「旧幕府軍」と、薩摩藩・長州藩を中心とする「新政府軍=官軍」で争われた“戊辰戦争”。明治維新の中で起きた内戦であり、江戸幕府から明治政府へと政権が移り変わる激動の時代である。その戦いの最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11 ⼈の罪⼈たちが「決死隊」として砦を守る任に就く。
原案・笠原和夫は「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉の通り、勝った方が全て正しく、勝敗によって善悪が決まるのが当たり前の時代に“果たして勝つことだけが正義なのか?”と一石を投じるべく、憎き藩のために命をかけて砦を守らなければならない罪⼈たちの葛藤を構想した。しかし当時の東映京都撮影所所長・岡田 茂は物語の結末が気に入らずボツに。怒りに狂った笠原は350枚ものシナリオを破り捨ててしまい、日の目を見ることのないままとなってしまったが、笠原和夫が描こうとしたドラマは今まさに日本が抱えている社会問題とシンクロすると確信した現代の東映が企画・映画化。
集団抗争劇とは
1 ⼈のスターに頼らない「集団劇」。ひとりのヒーローが活躍するのではなく、チームワークで敵に打ち勝とうとする構造。1963年頃〜1967年頃に東映が作り出してきたジャンルであり、多くの⼈々に衝撃を与えた。
キャスト&スタッフ
出演:山田孝之、仲野太賀
尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山 力
野村周平、田中俊介、松尾 諭、音尾琢真/柴崎楓雅、佐藤五郎、吉沢 悠/駿河太郎、松角洋平
浅香航大、佐野和真、安藤ヒロキオ、佐野 岳、ナダル/木竜麻生、長井恵里、西田尚美
玉木 宏/阿部サダヲ
監督︓白石和彌
企画・プロデュース:紀伊宗之
原案:笠原和夫
脚本:池上純哉
音楽:松隈ケンタ
撮影:池田直矢
企画・プロデュース:紀伊宗之
プロデューサー:髙橋大典
(2024年、日本、PG12)
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X/Instagram:@11zokugun_movie
公開表記
配給:東映
2024年11月1日(金) 全国ロードショー!
(オフィシャル素材提供)