『リボルバー・リリー』で日本アカデミー賞主演女優賞に輝いた綾瀬はるかが主演を務めた森井勇佑監督最新作『ルート29』(読み方:ルートニジュウキュウ)。この度、本作が第37回東京国際映画祭【ガラ・セレクション】部門に正式招待された。
『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1ヵ月間旅をし、脚本を完成。その独創的なストーリーは、他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間を綴ったロード・ムービーだ。ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。幅広く活躍を続ける彼女はドラマ「姪のメイ」「季節のない街」と立て続けに出演。森井監督作品には2作品続けての登場となる。そのほか、市川実日子、高良健吾、原田琥之佑、河井青葉、渡辺美佐子など、演技と存在感に定評のある実力派キャストたちが集結した。
この度、10月28日(月)~11月6日(水)まで日比谷・日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催される第37回東京国際映画祭の【ガラ・セレクション】部門に『ルート29』が正式招待された。綾瀬はるか、大沢一菜、森井勇佑監督は、10月28日(月)のレッドカーペットイベント、11月1日(金)の上映に登壇予定。綾瀬にとって、東京国際映画祭への登壇は初めてとなる。
また、本ニュースに併せ、綾瀬はるか演じるトンボのさまざまな表情を収めたスチール8点も解禁。笑顔を封印し、旅の途中で不思議な世界に迷い込んでいくトンボ役の綾瀬には、試写を鑑賞した映画評論家やライター陣からも「新境地を開拓している」との声も多く聞こえる。オファー時のことについて綾瀬は、「次の作品は、縁を感じるものや運命を感じるものをやりたいとずっと思っていました」と述懐し、加えて監督の前作『こちらあみ子』が大好きだったこともあり出演を快諾。同世代監督と生み出した本作を引っ提げて自身初の東京国際映画祭に登壇する綾瀬の姿に注目が集まる。
第37回東京国際映画祭 開催概要
■開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:https://2024.tiff-jp.net/ja/(外部サイト)
公開表記
配給:東京テアトル リトルモア
11月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)