イントロダクション
2020年、ある自主制作映画のクラウドファンディングが静かに始動した。
震災から10年がたつ故郷、宮城・仙台への想いを1本の映画に収めようというそのプロジェクトは、僅か2日間で成立。撮影された55分の物語は仙台1館で始まり、その後世界各国の映画祭に出品、高い評価と予想外の驚き、大きな感動を呼び、相次ぐ受賞を果たし、大きな注目を受けた。そしてこの度、たったひとりから始まり世界を回って大きくなっていった『最後の乗客』という作品は、日本へ凱旋。2024年、日本全国での上映をするに至った。
このクラウドファンティングを実施し、本作の制作・監督・脚本・編集を務めたのはNY在住で、MVなどで数々のアワード受賞の経歴をもつ堀江 貴。
撮影は数々の名匠・巨匠の作品を手掛け、『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)、『あのこは貴族』(岨手由紀子監督)、『さかなのこ』(沖田修一監督)、『Cloud クラウド』(黒沢 清監督)などの撮影を手掛け、今一番撮ってほしいカメラマンとの呼び声も高い佐々木靖之。
ストーリー
深夜のタクシー 偶然乗り合わせた4ツの人生。
道行く先に待つ、予想外の結末に世界が絶賛・衝撃のヒューマン・ミステリー
タクシー・ドライバーの間で “深夜、人気のない歩道に立ちずさむ女“の噂話がささやかれるなか、今日も遠藤はひとりハンドルを握り閑散とした住宅街を流していた。
いつもと変わらぬ夜――。噂の歩道傍で、手をあげる人影。顔を隠すように乗り込んできた女性が告げた行き先は「浜町」。
走り出すや、路上に小さな女の子と母親の二人が飛び出してきた。どうしても乗せて欲しいと言って聞かないその母娘を同乗させると、行き先はやはり「浜町」。
奇妙な客と秘密を乗せたタクシーは。目的地へと走りだす――。
(2023年、日本、上映時間:55分)
ギャラリー
キャスト&スタッフ
作・監督・脚本・編集:堀江 貴
出演:岩田華怜、冨家ノリマサ、長尾純子、谷田真吾、畠山 心、大日琳太郎
撮影:佐々木靖之
制作プロダクション:マーマレード・ピクチャーズ
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
X:@LastPassngr
公開表記
配給:ギャガ
10月11日(金) ユーロスペース、池袋シネマロサ他全国順次ロードショー
(オフィシャル素材提供)