イベント・舞台挨拶

『十一人の賊軍』「ワールド女子プロレス・ディアナ」とコラボレーション・イベント

Ⓒ2024「十一人の賊軍」製作委員会

 登壇者:鞘師里保、ワールド女子プロレス・ディアナ

 本作、映画『十一人の賊軍』は、明治維新の中で起きた“戊辰戦争”の最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた凶悪な罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く物語。この度、映画公開を記念し、「ワールド女子プロレス・ディアナ」とコラボレーション企画が実現。 本日10月13日(日)に、格闘技の聖地・後楽園ホール大会内にて、映画公開記念コラボマッチ【『十一人の女軍』バトルロイヤル】が実施された。

 今回のコラボマッチ【『十一人の女軍』バトルロイヤル】は大会内のセミファイナルで行われ、1試合目には1月に公開プロテストを合格した小学生・NENEがこの日、ディアナ11人目のメンバーとしてデビューを果たすなど、コラボマッチ前の試合から4試合もの白熱のある展開で、観客の興奮は最高潮。そんな中、場内が暗転。大型モニターにコラボ映像が映し出され、リングアナの掛け声でスペシャルゲストの鞘師里保が登場。会場からはあたたかな拍手と「鞘師!」と熱狂的な声援も響き渡り、会場をさらに熱く沸かせた。

 リングに入った鞘師は観客に、「初めまして、映画『十一人の賊軍』から参戦させていただきます。鞘師里保と申します。私は映画の中で、十一人いる賊軍の中の唯一の女性・なつという役を演じております。今日このリングに立たせていただけるというお話を聞いた時は、とても驚いたのですが、この場所に立たせていただけることも2度とないことかとも思います。ですので、大変光栄に思っております」と喜びの言葉と、「私は劇中で新政府軍と戦う十一人の賊軍の一人として戦うのですが、本日はこのリングで十一人の女軍が激しいバトルを繰り広げます。私も皆様と一緒に見守らせていただきたいと思います」とこれから始まる戦いへの期待をコメントした。そして鞘師の呼び込みと、映画キャンペーンソング (Dragon Ash 『Straight Up feat. JESSE』の爽快感あるビートと共に選手たちがリングへ入場。

 井上京子、デボラK、香藤満月、マコトユマ、宮崎有妃、救世忍者乱丸、チェリー、真琴、優宇、笹村あやめ、 AKARIら11名の最強の女たちが集まった。試合前に鞘師から選手に「本日の試合、皆様の戦い、しかと目に焼き付けます。応援しております」とエールの言葉と、選手を代表して井上京子に花束を贈った。

 それに井上は「私からもプレゼントがあります。もうこのリングに上がるのは最後かもとおしゃってましたが、もしよろしければプロレスラーになりませんか」とストレートな熱烈なラブ・コールとディアナのジャージとディアナ・セコンド・タオルがお返しにプレゼントされた。それに鞘師里保も「ありがとうございます」と驚きつつも笑顔を見せた。

 そしてついにコラボマッチがスタート。開始早々数々の技が畳み掛けられ、連携攻撃の連続には鞘師も目を丸くして驚いた様子。言葉のやり合いで声を荒げる選手たち、華麗な切り返しや挑発。会場全体がその熱狂に包まれ、会場の熱さに飲まれたのか鞘師も「がんばれー!」と自然に選手たちを高める声掛けが出る場面も。

 コラボマッチも終盤に突入し、白熱した戦いはリングを飛び出し場外へ。選手たちの戦いもヒートアップし、一瞬も目を離せない展開に。そしてついに……18分58 秒、井上の一撃により試合が終了。会場からは終わってもなお、「京子ー!」と観客の大歓声が響き渡る。大盛り上がりの中、映画公開記念コラボマッチ【『十一人の女軍(おんなぐん)』バトルロイヤル】は井上京子の勝利で幕を閉じた。

 バトルロワイヤルを勝利した井上京子にはゲスト・鞘師からが勝利授与を行い、二人で満面の笑みでリングを降りた。
 この日のメインイベントには、スペシャルシングルマッチ 梅咲 遥vs渡辺 桃の激闘も。

試合後・鞘師里保 コメント

 人生で初めて女子プロレスの試合を観戦しました。存在は知っていたのになぜ私は入り込めなかったんだろう、こんなに心を掴まれる空間なのにと、後悔するくらい心を掴まれました。第一試合でNENE選手という小学生レスラーのデビュー戦を観戦したのですが、涙をこらえながら応援していました。
 戦っている時の勇敢に何度も立ち上がっている姿を観て、胸に来るものがありましたし、先頭で入場してくる時からもうぶわーっと涙が目に浮かびました。このステージで新たな道を開いていくのだと思うと、私自身白石監督の『極悪女王』を観ていたので、プロレスラーになるストーリーが、目の前で起きていることに気持ちが動きました。
 自分のステージ以外でも緊張することがあるのですが、普段はちゃんと自分がやるべきことを確認すれば自信を持って立てる時が多いのです。ですが今日は自分がデビューした時のことを思い出すくらいの緊張を感じました。
 プロレスのリングという神聖な場所に立たせていただけることへの緊張感もすごかったですし、選手のコールについては、しっかりと声を張らなければと、選手の皆さんを鼓舞できるようなコールが出来ればと思っていましたが、あの会場の熱気に包まれると自ずと声が出たというより、出さなければならないと身体が勝手に反応しました。

公開表記

 配給:東映
 2024年11月1日(金) 全国ロードショー!

(オフィシャル素材提供)

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