登壇者:北斗 晶
MC:古家正亨
駐日韓国文化院主催コリアン・シネマ・ウィーク2024プレゼンツ『DOG DAYS 君といつまでも』(11月1日公開)のプレミア先行上映会が10月23日(水)に都内映画館で実施され、タレントで愛犬家の北斗 晶、そして韓流MCでお馴染みの古家正亨が参加した。
愛犬家であり、韓国エンタメが大好きという北斗。イ・ミンホ目当てで『パチンコ』を観て本作に主演するユン・ヨジョンに心を奪われたという。「素晴らしい俳優さんだと思ったし、映画『ミナリ』で第93回アカデミー賞®助演女優賞を受賞した際に『今頃私の魅力に気づいたんですね』というスピーチをされて。私そういう人大好きだから応援したくなった」とリスペクト。本作については「この映画のトークショーならば絶対にやる!」と言わしめたほどのお気に入り作品だとPRした。
現在はイングリッシュ・ブルドック3匹を飼っているという北斗だが「犬は人と人を繋いでくれる。長男が反抗期で口をきいてくれなかった時に、フレンチ・ブルドッグの花(はな)が来てくれて家族が温かくなりました。そして私がガンになって休業した時、抗がん剤で髪の毛がなくなった頭をペロペロ舐めて外へ誘ってくれたのも花でした」と回想して号泣。花は最近急逝してしまったのだという。
北斗は「この映画を観てこの子たち(飼い犬)と一緒にいる時間を大切にしなければと感じました。そして愛犬って素晴らしいと思いました」と考えさせられたそうで「愛犬がしゃべれるならば『痛い』『苦しい』ということを伝えてくれたらと思う。花の最期に立ち会った際、先生に『苦しいですか?』と聞いたら『苦しいと思います』と言われました。その瞬間にさよならする覚悟が出来ました。それはこの映画を観たからだと思います。だからこそ日本でも大ヒットしてもらいたい」と力を込めた。
一方、幼い頃に犬に噛まれた経験から犬嫌いになっていたという古家だが「韓国人の妻が日本にやって来た時に寂しがってると、韓国の母が彼女の大好きな韓国の犬を送って来た。そこから12年、今では僕が毎日その犬と一緒に寝ています。僕自身犬と関わることで人生が変わった経験をしていて、犬は心を豊かにして家族を繋いでくれる存在だと思っています」と実感。
北斗も去年生まれたカナダに住む孫の初来日のエピソードとして「(飼い犬の)りんりんが孫を自分の子どもだと勘違いして乳首が大きくなった。母性が出たんだと思います。犬ってなんでも分かるんだなと思いました」と犬の賢さに驚いていた。
韓国ドラマを入り口に、韓国の歴史に興味を持ったという北斗。「韓国好き芸能人は多いけれど、私も負けてはいません。韓国ドラマ『朱蒙』を観たら韓国の歴史を辿りたくなって、1年に6回は韓国に行っています。食べ物が美味しいのもいい!」とニッコリだった。
本作品のタイトルにちなんで「いつまでも大事にしたいもの」を発表。北斗は「命」と書いて「愛犬の花を亡くして、改めて命を大切にしなければいけないと思った。命=時間。私はいつまでも共に生きていけると思っていて、時間はいつまでもあると思い込んでいました。花がいなくなって1ヵ月も経っておらず、いないことにまだ慣れていないからこそ余計にそう感じるのかもしれません。だからこそ優しく生きていきたいです」としみじみ語った。
そして日本で映画を勉強していたというキム・ドクミン監督からも「私にとって日本での公開はとても意味を持ちます。日本で映画製作を学んでいた時から20年。自分の監督作を日本に持って行きたいというのが私の夢でしたから」などのビデオメッセージが寄せられた。
最後に北斗は「観客の皆さんの中には愛犬家の方もいるかもしれませんが、時間を大切にしてください。悩んでいる方にもこの映画を薦めていただきたいです。私はこの映画がヒットしてくれなかったら困ります。何故ならば私は人前で泣かないから。ただ今日は泣いてしまったので。たくさんの方々に薦めて、観ていただきたいです」と照れ笑いを浮かべながらアピールしていた。
公開表記
配給:ギャガ
11月1日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)