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小田 香監督最新作『Underground アンダーグラウンド』特報解禁

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 『セノーテ』『鉱 ARAGANE』と世界を驚愕させ続ける、小田 香監督5年ぶり待望の最新長編『Underground アンダーグラウンド』(2025年2月にユーロスペース、大阪 シネ・ヌーヴォ、愛知 ナゴヤキネマ・ノイほか全国順次公開)の特報が解禁された。

 本特報は、小田監督が3年かけて日本各地をリサーチし、その土地に宿る歴史と記憶を辿って記録した一場面が使われている。
 かつてあった道路とガードレールは水没し、枯れた果てた木々に囲まれた湖から現れる何か、それは果たして人間か怪物か――。
 映画本編の編集段階では残念ながら採用されなかった貴重な未使用テイクを使った1カットのみの、謎めいた特報が公開された。

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私の記憶と、この世界の歴史が地下世界で交錯する

 地下の暗闇から、蠢く怪物のように「シャドウ(影)」が姿を現す。シャドウ(影)はある女の姿を借りて、時代も場所も超えて旅を始める。滲み出す地下水に濡れる、地下鉄が走る音を聞き、戦争により多くの人々が命を失ったほら穴の中で死者たちの声に耳を澄ませる。山奥の寺では、洞窟に続く、壁面に掘られた仏たちのために読経する僧侶の傍らに身を寄せる。そんな道行きの中、シャドウ(影)は、かつてそこで起きたことをトレースしていくようになり、ふと入った映画館で出くわした映像に導かれ、湖の底に沈んだ街に向かうのだった――。

鬼才タル・ベーラの愛弟子、小田 香が描き出す、ドキュメンタリーを遥かに超えた異形の空間
映画『Shari』や米津玄師「Lemon」MV(出演・振付)の吉開菜央が体現する「シャドウ(影)」という時空を超える存在

 『サタンタンゴ』『ニーチェの馬』で知られる映画作家タル・ベーラが後進の育成のために設立した映画学校【film.factory】で3年間学んだ後、卒業制作として作られた長編デビュー作『鉱 ARAGANE』(2015)では、ボスニア・ヘルツェゴビナの炭鉱を、第1回大島渚賞を受賞した『セノーテ』(2019)では、メキシコ、ユカタン半島北部に点在するセノーテと呼ばれる洞窟内の泉と、人類の視線が及ばない異形の地下世界を題材に制作を続けてきた小田 香が、三たび、ついに日本の地下世界にカメラを向ける。小田自ら、「“地下世界”を描く作品としては節目となる作品」と語る最新作『Underground アンダーグラウンド』。小田は、3年かけて日本各地をリサーチし、その土地に宿る歴史と記憶を辿り、土地の人々の声に耳を傾け、これまでとは全く異なる撮影体制で、地下の暗闇を16mmフィルムに焼き付けていく。

 その道行きには、米津玄師「Lemon」MVのダンスで鮮烈な印象を残し、映画『Shari』などの監督作でも知られる、映画作家・ダンサーの吉開菜央が、ある女の姿を借りた「シャドウ(影)」という存在を演じ、まるで歴史そのものであるかのような姿で随伴する。
 鼓膜がうち震えるほどの爆音の音響設計と、時折、漆黒の暗闇に揺れる色とりどりの眩い光がドキュメンタリーという枠を遥かに超え、我々の既成概念をぶち破る力強さで疾走していく。その瞬間がまるで歴史になるかのように。

キャスト&スタッフ

 監督:小田 香
 出演:吉開菜央、松永光雄、松尾英雅
 撮影:高野貴子
 音楽:細井美裕
 プロデューサー:筒井龍平、杉原永純
 共同製作:シネ・ヌーヴォ、ユーロスペース、ナゴヤキネマ・ノイ、札幌文化芸術交流センターSCARTS、豊中市立文化芸術センター

 (2024年、日本、上映時間:83分)

オフィシャル・サイト(外部サイト)

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公開表記

 配給:ユーロスペース+スリーピン
 2025年2月、ユーロスペース、大阪 シネ・ヌーヴォ、愛知 ナゴヤキネマ・ノイほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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