映画『夏が来て、冬が往く』は、中国の美しい海辺の町を舞台に、幼い頃、家の都合で養子に出された主人公・ジャーニーの心の軌跡と家族愛を描いた物語。家父長制による男尊女卑の考えや、かつて多く見られた養子のならわしを織り交ぜながら、家とは、家族とは、男女のあり方とは?を真っすぐに問いかける。
メガホンを撮ったのは、中国の新鋭、彭偉(ポン・ウェイ)監督。昨年の12月に中国で自主上映されたが、日本での公開について日本大学大学院芸術学研究科で映画製作を学んだ経験を持つ監督の強い希望でもあった。
その日本での公開が決定(12月27日より全国順次公開)したが、さらに上映を盛り上げつつ、ひとりでも多く観ていただくために、このたびクラウドファンディングが10月25日よりスタートした。
《クラウドファンディングページ》
映画『夏が来て、冬が往く』公開応援プロジェクト
https://greenfunding.jp/lab/projects/8592(外部サイト)
※ 募集スケジュール:10月25日(金)12時~11月24日(日)まで
日大芸術学部での彭偉監督の恩師であり、本作の監修および編集を担当した宮澤誠一さんは、クラファン開始に向けて、「監督は卒業後、帰国され働きながら貯金し、仲間たちと自主製作で中国題名『夏来冬往』を創り上げました。仕上げは日本でした。彼は、小津安二郎監督作品など家族を題材にした日本映画が好きだったので、日本で仕上げれば、少しでも近づけると考えたのではないかと思います。公開に向けて協力していただいた多くの方々に感謝いたしております」とメッセージを寄せる。
本作は、東京国際映画祭2023の提携企画「2023東京・中国映画週間」にて「新鋭監督賞」を受賞した独創的な意欲作だ。
公開表記
配給:アークエンタテインメント
2024年12月27日(金)より 新宿武蔵野館 ほか全国順次ロードショー