登壇者:渡邊圭祐、鈴木 仁、松岡広大、藤岡真威人、曽利文彦監督
一無二の奇想天外な物語で、日本のファンタジー小説の原点と称えられる「南総里見八犬伝」。1842年に完結してから200年近くの時を超え、今なおマンガ、アニメ、映画、舞台、歌舞伎と多彩なジャンルで二次創作が行われるなど、現代のエンターテインメントに多大な影響を与え続けている。その傑作小説を、ダイナミックかつ緻密なVFXを駆使して実写映画化。里見家の呪いを解くため、八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの運命をアクションとVFXで描いた「八犬伝」=【虚】の世界と、物語を生み出した馬琴の感動の実話【実】の2つのパートが交錯する、山田風太郎の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)を映画化した前代未聞のエンターテインメント超大作『八犬伝』は大ヒット公開中!
今秋最大の注目作として話題の本作は、「八犬伝」ファンを中心にキャスト・ファンの女性層や映画ファン、若い観客を動員し、10月25日(金)~10月27日(日)の3日間で、興行収入168,087,160円、動員125,748人を記録し、配給キノフィルムズ設立以来初の1位を飾ると共に、週末興行収入&動員ランキング初登場1位の大ヒット・スタートを切った!
公開2週目の週末を向かえている本作は、引き続き好調をキープしており、劇場の客席数に対する動員数を意味する充足率も初週を上回る約150%の推移となっている。新作が続々と公開する中で、公開2週目の本作は口コミ効果もあり、ランキング上位も目指せる週末の興行成績となっている!
11月3日(日)には渡邊圭祐、鈴木 仁、松岡広大、藤岡真威人、曽利文彦監督が登壇し、本作の大ヒット御礼舞台挨拶が実施された。
現在大ヒット公開中の本作。イケメン八犬士たちにもその反響は届いているようで、八犬士・犬塚信乃を演じた渡邊は、「珍しく母から長文のLINEが届きました。僕も同じくらいの長文で返したら、それにはスタンプで返されました」と笑わせながら嬉しそう。
信乃の家に仕え主人を守り抜こうとする犬川荘助を演じた鈴木 仁は、「友達から『一緒に観に行こう!』と言われることが多い。恋愛ものだと男友達を誘うのは恥ずかしいけれど、この作品だと男友達も前のめりで誘える。僕は今後、友達と3回以上は観に行くはずです!」と大忙しだ。
怨霊に憑りつかれた父と刃を交える犬村大角を演じた松岡広大は、「ヒットしているからこそ『面白いの?』と聞かれる。そのたびに『面白いですよ!』と答えています」と宣伝の日々で、八犬士最年少の犬江親兵衛を演じた藤岡は、「お仕事でとあるホテルに泊まったら、部屋に『八犬伝』のチラシが置いてあった。ホテルの人たちも認知してくれているんだと嬉しくなりました」とニッコリ。
曽利監督も「やはり1位というのは大きい。1位になるとたくさんの連絡が来るんだなと思いました」とNo.1大ヒットを実感していた。
意外なことに、八犬士たちのクランクインは、クライマックスの大バトル・シーンだったという。しかし渡邊は、「まさに『いざ参らん!』の戦いからのクランクイン。八犬士対大人数の大立ち回りで、ドギマギした感じで現場に入ったのですが、逆にそれでみんなと仲良くなれました」と振り返り、松岡も「殺陣は周りとの目配りやコミュニケーションを取らないといけないので、それで仲が深まりました」と功を奏したことを明かした。
ちなみに撮影地では、八犬士キャスト同士で食事に行ったそうだが、タイミングが合わず藤岡だけが誘われないことがあったそう。その理由について渡邊が「真威人君を誘おうと思ったら、コンビニからカップ麺にお湯を入れた状態で出てきたので……。さすがに誘いづらかった(笑)」と苦笑いで明かすと、藤岡は「ぜひリベンジで!」と八犬士食事会を熱望していた。
本作では、実写と見紛うリアルなVFX技術が大炸裂。『スター・ウォーズ』シリーズや『ジュラシック・パーク』『アバター』など、数多くのハリウッド超大作に携わった上杉裕世がVFXスーパーバイザーとして参加しており、リアルとファンタジーを絶妙に融合させた『八犬伝』ならではの映像を作り上げている。撮影の一部はグリーンバックで行われ、渡邊は「想像で補完しながら、今かな?と相手と目を合わせたりして」、松岡も「ないものを想像するのが僕らの仕事なので楽しかった。曽利監督から仔細に演出していただいたので、想像力を使っての芝居は楽しかった」と刺激を受けた様子。時代劇初挑戦の藤岡は「大きなグリーンバックでの撮影も初めてで、想像して演じる緊張感があった。皆さんもきっと壮大な何かを考えてやっているのだろうと思って演じました」と振り返り、鈴木も「スタッフさんに目線の場所を作ってもらったりして『俺、間違ってないよね?』と思いつつ演じた思い出があります」と、想像力を駆使したバトル・シーン撮影の苦労を明かしていた。
さらにキャスト陣にはサプライズで、なんと主人公・滝沢馬琴役の役所広司と、馬琴の友人にして人気絵師・葛飾北斎役の内野聖陽からのビデオレターを特別上映! その中で役所は「八犬士たちはアクションも撮影も本当に大変だったと思います。ケガなくやってくれたことが本当によかった。やっぱり若さっていいなと思いました」と【虚】パートの八犬士キャスト陣の熱演を絶賛し、内野も「大活劇のシーンは僕もワクワクして観ました。いつか私自身も皆さんと一緒に激しいアクションをやってみたいです」と再共演を望んでいた。
このベテランからの粋なサプライズ&激賞に、渡邊は「身が引き締まります! どうして今日Tシャツを着て来てしまったのか後悔しています、ネクタイを巻いて来ればよかった……」と冗談めかしながらも喜色満面。松岡も「恐縮です!」と大先輩の言葉を噛みしめていた。
続いて話題は、劇中で【虚】と【実】が唯一交わるシーンについて。八犬士キャストの面々は役所と共演を果たしているが、藤岡が「役所さんがダジャレやクイズを出してくれて、本番が始まる直前まで和ませてくれた。『クイズの答えを考えておいてね、後で聞くからね』と。その感じで接してくれたからこそ、僕らもいい意味で緊張せずにできました」と、大先輩・役所の優しい人柄に感謝。当該シーンでは、馬琴と八犬士たちが満面の笑みを浮かべているが、渡邊は「カチンコが鳴った途端、役所さんがクイズを出してきて、『これ、な~んだ?』って言って歩き始めるんですよ(笑)。それに僕らは『え~!?』『何だろう!?』となりましたね」と大盛り上がりの様子を振り返る。曽利監督は「役所さんには『八犬士を笑わせてください』とだけ伝えました。役所さんは『うーん』と困っていらしたけれど、皆さんが満面の笑顔だったので助かりました」と明かしながら、「ちなみに役所さんは、クイズを出しながら馬琴としての芝居をしている。それが凄いです」と明るい雰囲気を作り上げる役所広司の技に舌を巻いていた。
この事実に、渡邊は「いい笑顔を引き出していただいた」と役所に感謝する一方で、出題されたクイズの内容については「一番この世代の男子が盛り上がるクイズであったということだけをお伝えします」とニヤリ。松岡も「最高だった」と役所のお茶目さと後輩への気配りに感謝していた。
イベントの最後には、満員の客席をバックにキャスト・監督が笑顔で記念撮影。大盛況のうちに大ヒット御礼舞台挨拶は終幕した。
「八犬伝」に込めた馬琴の想いに、あなたは涙する。
馬琴渾身の作品である「八犬伝」は人気を博し、異例の長期連載へと突入していくが、クライマックスに差しかかった時、馬琴は失明してしまう。それでもなお書き続けた馬琴が「八犬伝」に込めた想いとは――。
【虚パート:八犬伝】の驚異のスペクタクルと、【実パート:馬琴】の創作への執念と壮絶な半生、そして胸を揺さぶる感動が交錯する、この秋大注目の前代未聞のエンターテインメント超大作『八犬伝』は大ヒット公開中!
公開表記
配給:キノフィルムズ
大ヒット公開中!
(オフィシャル素材提供)