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Netflixシリーズ「さよならのつづき」配信前夜祭 ジャパンプレミア

製作:Netflix

 登壇者:有村架純、坂口健太郎、生田斗真、中村ゆり、三浦友和、黒崎 博監督、脚本・岡田惠和

 世界最大級のオンライン・ストリーミング・サービスを提供するNetflixは、Netflixシリーズ「さよならのつづき」を11月14日(木)より世界配信する。

 10月3日に釜山国際映画祭でワールドプレミアを迎えた本作が、いよいよ明日に配信開始を控え、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて【前夜祭 ジャパンプレミア】が盛大に実施された。主演の有村架純、坂口健太郎をはじめ、生田斗真、中村ゆり、三浦友和、黒崎 博監督、そして脚本の岡田惠和ら豪華キャストとスタッフが登壇。一足先に1話と2話の本編を観終えたばかりの観客たちは、熱い拍手でキャスト・スタッフを迎え、会場は温かな雰囲気に包まれた。

 イベントの冒頭、有村は「今日この日を迎えるまであっという間でした。1年前に撮影をしていて、去年はこの作品で頭がいっぱいだったんですが、無事に撮影も終わり、こうしてこの日を迎えることができて、とっても幸せに思っています」と述べ、坂口は「撮影自体は去年の夏の暖かい時期から始まったんですけど、四季折々いろんな景色を皆様にお届けできる作品でもあります。この作品の良さが少しでも伝われば嬉しいなと思います」と作品への思いを語った。

 生田は「本当にこんな素晴らしい作品に関わることができて、とても幸せに思っています。皆様の心の中にこの作品がずっと残り続けてくれることを祈っております」と、作品が視聴者の記憶に残ることを願い、中村は「ミス・りんご娘を演じた中村ゆりです。個人的にすごく最終話が好きなので、ぜひ皆さん最後までご覧になってください」と挨拶。

 黒崎監督は「長い長い旅をして、やっとここにたどり着いたと思っています。丁寧にみんなで力を合わせて、毎日全力を振り絞りながら作り上げた作品です。これだけは自信を持って言える」と、制作にかけた想いとチームの努力に自信を滲ませた。

 キャスティングについては、エグゼクティブプロデューサーの岡野と脚本の岡田による話し合いで選ばれた唯一無二のキャスト陣が集結。次に事故で恋人を失ったヒロインと、その恋人に命を救われた男という難しい役柄について有村は「さえ子は、自分の人生を自分で切り開こうと常に思っているような女性で、何に対しても自分の正義だったり、いろんなことに誠実に向き合って歩みを進めていた女性だったように思います。とてもエネルギッシュで生命力のある印象だったので、そういった要素を大事にしながら、無邪気さのあるチャーミングな女性に演じることができたら、より魅力的な女性としてお届けできるかなと挑戦させていただきました」と、自身が演じたキャラクターの魅力をコメントした。

 また、作品を鑑賞した感想については、「作品を1度拝見した時は、物語を再確認しながら観ていたので、客観的に見ることが難しかったんですが、韓国の釜山国際映画祭でお客さんと一緒に観た時に、涙が出てきて、、やっと客観的に観られたのかもしれないと思いました。ミキさんが成瀬さんに対して、『もう一度会えた』って手術が終わった後に言うセリフで、ボロボロ泣いてしまって。それぞれのキャラクターの思いが交錯してる物語なので、全ての言葉とか感情が痛いほど伝わってくる印象でした」と、印象的に残ったシーンを挙げつつ、本作の持つ物語性について語った。

 続いて、坂口は「僕から出てくるセリフが本当に成瀬のセリフなのかっていうところは、やはりすごく迷いながら撮影をしていました。でも、雄介が100%になってしまった瞬間に、それは成瀬ではなくなってしまう感覚もちょっと怖かったし。そういう意味では、すごく探りながら、時々もしかしたら2歩後退しちゃう時もあったかもしれないけど、少しずつ積み重ねていった記憶はありますね」と役作りについて振り返った。

 主人公さえ子の恋人・雄介を演じた生田は、「ピアノを弾くシーンがあったかと思うんですけど、本当にピアノを弾いたことがなくて、ドってどこですか?っていうところから始まってるんです。そこからもう半年以上、毎日毎日ピアノに触れて。初めてピアノのレッスンに行った時に監督も同席されてたんですけど、『今回Netflixで世界配信で、当て振りすることもできますが、僕は嘘をつきたくありません!』と熱い言葉をいただいて、嫌だな~(笑)と思いましたけども、一生懸命やったかいがある素晴らしいシーンに仕上がったんじゃないかなと思ってます」と話すと、監督からは「本当に申し訳ありませんでした。でも本当に吹き替えてるカットはないです。坂口さんも生田さんもお2人とも全部弾いてます」と話すと会場からは驚きの声と大きな拍手が湧きあがった。

 成瀬の妻・ミキを演じた中村も「実際に心臓移植を受けた方々のご家族だったり、受けた方の手記を読ませていただいて、ポロポロ泣いて。ミキさんのキャラクターを作る上でのヒントになって。明るい人だからこそ、悲しいことが表現できるんだろうなと思って演じました」と役作りについて明かした。さえ子を支えるヒロを演じた三浦も「こんなこと言っていいか分からないですけど、普段連ドラって全然見ないんですよ。全部で8話なので、4日間に分けようと思っていたんですが、止まらないんですよね。これがね、辛かったですね」と絶賛。また「1番感動したのは、出てくる女性が強いんです。凛としてるんです。そこにすごく感銘を受けました」と本作の持つキャラクターの魅力についてコメント。

 本作は脚本の立ち上げの段階から多くのリサーチを行い制作させたとのことで、注目してポイントにてついて黒崎監督は「人間の生死を扱った作品でもあるので、小さなところで嘘をつきたくないなという思いが強かった。だからこの作品の中に生きてる人たちが本当に息づいてるという感じを出したくて、ロケーションには徹底的にこだわって撮影をしました」と本作の見どころである、力強くて美しい景色について話し、完全オリジナル・ストーリーである本作を執筆したきっかけについて岡田は「岡野プロデューサーのお父様が心臓の病気で入院されていた時に主治医の方との会話の中で、どうやら心臓移植において記憶が転移することがあるらしいという話を聞いて、その時に、ラブ・ストーリーにおいてこういうことがあったらいいなみたいなファンタジーではなく、強い愛情の物語として書けるんじゃないかなと思いました」と本作が生まれたきっかけを振り返った。

 また、本作が恋愛や人生について深い議論を巻き起こす作品であることから、もう会えないけれど会いたいと願う人はいますか?との問いに有村は「祖父母です。もう会えないんですが、祖母がまだ生きていた時に教えてもらったポテトサラダが好きで今もずっと作っています」と祖父母との思い出を明かし、好きな人が他の誰かに惹かれたらあなたはどうしますか?との質問に対して坂口は「仕方ないなって思うほうが強いかもしれないですね。すごく悲しい瞬間なのかもしれないけど、別れてしまうことも縁があって別れるということがあると思うので」と答えた。さらに、運命を信じたくなる出会いをしたことがあるかとの問いに生田は「運命とは偶然的な要素が強い言葉に感じられるけれど、自分の力で手繰り寄せた縁や機会も運命の一部ではないか」と回答。
 中村は大好きだった人と似た人を、好きになったことはあるかとの問いに「新しく好きになった人に失礼かなって思っちゃう。似た人だから好きになったと言われた人の気持ちはどうなんだろうって思いますね。だからないです」ときっぱりと否定。
 三浦は愛する人にもう会えないと分かったら何を伝えるか聞かれ「残酷な問いかけですね。20代でも40代でも50代でも、つい最近でも、いろんな意味で愛する人を亡くしている。亡くなる前に、その人にかける言葉はないですね。励ましもできないし、頑張れというのもおかしい話だし、そこで思いを伝えると、そのまま亡くなってしまうような気もするし」と答えた。

 配信当日となる11月14日(木)は、有村と坂口が北海道・小樽へ飛び、約4ヵ月間長期ロケで滞在した思い出の地にて凱旋レッドカーペットスペシャルイベントを実施。その二人に対して生田は「坂口くんはコミュニケーション能力が高くて、小樽でもロケ現場に知らないおじさんがゾロゾロと入ってきて、どなただろうと思ったら、最近坂口くんが通ってるバーのオーナーで、さし入れを持ってきてくださってたんです。だから、あのおじさんたちによろしく」と伝えると坂口も「分かりました」と答え、中村は「蟹の季節ですね。食べてきてください。あと、寒くなってるらしいので厚着して行ってください」と気遣い、小樽での撮影エピソードも交えながらエールを送った。

 最後に坂口は「いろんな方々の力が集まってできた作品です。皆様の中の作品集の1つに加えていただけるかなと思うので、ぜひ明日から配信楽しんでください」と話し、有村は「この作品は、人は愛されたこと、そして人を愛したこと、その記憶は永遠に消せないということを大きなテーマにしていて、そのテーマが一人ひとりの心に届いてくださると嬉しいなと思います。そして、米津さんが書き下ろしてくださった主題歌も合わせて楽しんでほしいです」と締めくくり、明日の配信を目前に大盛況のうちに《前夜祭 ジャパンプレミア》は終了した。

Netflixシリーズ「さよならのつづき」

11月14日(木)よりNetflixにて世界独占配信

 話数:全8話(一挙配信)

 出演:有村架純、坂口健太郎
    中村ゆり、奥野瑛太 、伊藤歩
    斉藤由貴、古舘寛治、宮崎美子、イッセー尾形
    生田斗真/三浦友和

 脚本:岡田惠和
 監督:黒崎 博
 音楽:アスカ・マツミヤ
 撮影監督:山田康介
 美術監督:原田満生
 エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子
 プロデューサー:黒沢淳・近見哲平
 ラインプロデューサー:原田耕治
 制作プロダクション:テレパック
 原案・企画・製作:Netflix

Neflix作品ページ:https://www.netflix.com/さよならのつづき(外部サイト)

Netflix(ネットフリックス)について

 Netflixは、190以上の国や地域で2億3,800万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスの一つです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズや映画、ゲームなどを多くの言語で配信しています。好きな時に、好きな場所から、好きなだけ作品を楽しんでいただくことができ、いつでも料金プランを変更いただけます。

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(オフィシャル素材提供)

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