イベント・舞台挨拶

『あたしの!』大ヒット御礼舞台挨拶

©幸田もも子/集英社・映画「あたしの!」製作委員会

 登壇者:渡邉美穂、木村柾哉(INI)、齊藤なぎさ、山中柔太朗、横堀光範監督

 「ヒロイン失格」「センセイ君主」など数々の大ヒット・ラブコメ漫画を生み出してきた、幸田もも子による「別冊マーガレット」にて2017年~18年に連載していた「あたしの!」(集英社マーガレットコミックスDIGITAL刊)がギャガ配給にて実写映画化! 渡邉美穂&木村柾哉(INI)の映画初主演となる2人がW主演の映画『あたしの!』が絶賛公開中!

 映画公開から1週間、鑑賞したファンからもSNSを中心に熱いコメントが多数寄せられ、Filmarksの初日満足度ランキングでも3位にランクインするなど、好調な滑り出しを飾った中で実施された大ヒット御礼舞台挨拶。渡邉美穂、木村柾哉(INI)、齊藤なぎさ、山中柔太朗、横堀光範監督が登壇し、駆けつけたファンからの大きな拍手に迎えられ、イベントがスタートした。

 まずは公開から1週間が経ち、各々に届いている感想について、「若い世代の方はもちろんのこと、私たちよりも幅広い年齢層の皆様にも観ていただけていたのが嬉しくて。すごく懐かしい気持ちになったとか、久しぶりにキュンキュンしたっていう感想がたくさん届いていて、すごくありがたいなと思います」(渡邉)、「泣けるっていう感想の多さは本当に嬉しいですね。僕も観た時に結構泣きそうになったので」(木村)と、本作が映画初出演かつW主演となった2人は嬉しげな様子を見せた。

 主人公たちの親友役として、作品を盛り上げてきた齊藤と山中も、「私のファンの方も観に行ってくださっているのは、もちろん、(渡邉・木村・山中の)お三方ファンの皆さんが「すごい充希ちゃんに共感した」と言ってくださるのが、本当に優しくて嬉しかったです。そうやって、たくさんの方に観ていただけているんだろうなと感じられて、心が暖かくなりました」(齊藤)、「僕も成田が“めっちゃ良かった”っていう意見はシンプルにめちゃくちゃ嬉しかったです」と振り返り、また「みんな普通は充希派なんだよといった意見を見かけまして、自分としても確かにな〜と思って。意外と充希に感情移入する方も多かったのかなっていう印象ですね」(山中)と語った。

 そして本作が初長編映画監督となった監督は「僕自身が楽しいって思える映画を撮りたかったんです。やっぱり同世代だったり、先輩の世代の方も楽しめる映画を作りたいなと思っていたのが、こうしていろんな世代の方たちから泣けたとか感想いただけるのは本当嬉しいですね」と充実した表情で答えていた。

 続いて、胸キュンポイントとしてSNSでも大きな反響を呼んでいる直己がバイクであこ子の家まで行き、帰り際に小さな声で「バイバイ」というシーンについての話題に。実は当シーンは急遽取り入れられたという意外な事実が。これについて木村が、「もうこの映画の定番ですよね(笑)」と少し照れた様子で振り返ると、渡邉や齊藤からまさかの「このイベント限定でやっちゃいなよ!」と振りが!
 恥じらいながらも、「バイバイ」と木村が再現し、声にならない黄色い歓声が上がっていた。

 監督も「言いたそうな顔をしていたので(笑)」と冗談を挟みつつ、「改めてこの映画を観ていると胸キュンポイントが多いなと思った」と振り返っていた。またその他の胸キュンポイントとして、齊藤は「最後の充希と成田のとあるシーンですね。1発撮りでほぼアドリブだったので、そこも良いシーンなんです! ちょっとくすぐったいと言いますか、皆さんも楽しみにしていてください」と呼びかけると、渡邉も「充希との過去シーンなど、あこ子自身が頼もしさあふれるキャラクターなので、ある意味キュンとしますよね」と、あこ子というキャラクターの魅力を熱く語っていた。

 そして、あこ子が一目惚れをし直己しかみえなくなる物語にちなみ、それぞれが「〇〇にハマった!」瞬間についての話題へ。
 1番に「ハマらざるを得ないことがある」と切り出したのは山中。「増量中なんですけれど、食事の内容をプロの方に送ったりしているんですが、標準のカロリー値に至らない時は少しそこ盛ったりしていて(笑)。なので、盛ることにハマってます(笑)」と語ると、それに対してよく食べる木村は、「自分は頑張って押さえないと基準値を越してしまうので。気づいたら平気で多めに食べちゃいます」と対照的ながらも仲睦まじい様子を見せていた。
 続いて木村は、「DIYです!」とおしゃれな回答。「家の白壁を木目にしたり、楽しくて」と意外性ある答えに会場からも驚きの声が上がっていた。
 渡邉は、「私はインテリアですね。最近ベッド、ソファ、ローテーブルの全て買い直しました! 私その気になったら、すぐ買い直したりしてしまうんです」と語り、あこ子を思わせる思い切りの良い部分を明かした。
 齊藤は「私はカラオケにハマってます。1日5時間とか平気で行けますし、歌うのが本当に好きなので、夜まで1人で歌ったりとかもしちゃうくらいです」と回答。衝撃の事実に一同が驚きを隠せない中、木村から「グループとかでカラオケ行った時、1曲目行ける人ですか」と全員に問い掛け、せーので手を挙げると、唯一挙手したのは齊藤のみとなり、改めてカラオケ好きを存分に示していた。

 話題は続き、監督のカラオケ事情では、「最近は全然行っていない。昔ヘビメタのバンドをやっていたいのですが、そういった曲を歌っていたら喉を壊しまして。そこからは言ってないですね」と少し恥じらいながら、答えていた。

 そして、ここでなんと嬉しいサプライズが! 撮影からプロモーション活動までを一丸となって駆け抜けてきた5人へ、原作者の幸田もも子より、感謝のメッセージが到着! 一同が喜びとともに驚きを隠せない中、MCよりメッセージが披露され、5人それぞれに対する溢れ出る思いに加え、「まるであこ子たちがこの世界線に存在しているかのようにリアルで、美しくて、儚くて、一生に一度しかない大切な時間をギュッと閉じ込めたアルバムのような映画でした」という力強い感謝のメッセージ送られると、渡邉とともに座長として走り続けてきた木村は、「現場にもたくさんお越しいただいて、みんなに元気を与えてくださる方で、最後まで先生と一緒に歩むことができて嬉しい限りです」と、晴れやかな表情を見せた。
 そして渡邉は「改めて胸がいっぱいになりますね」としみじみ語り、さらに「本当に私で良かったのかと思うこともあって……。実は1度、もも子先生にもその不安を吐き出しでしまったことがあったんです。でもそんな時に、『あたしがOKを出したんだから大丈夫! 私が良いと言って、世の中に出ていくんだから心配しなくて大丈夫だよ』と包み込んでいただけて、その時に改めてこの作品をやらせてもらえて良かったと思えました。この作品がもも子先生の思い出になっていたら嬉しいですね」と、感慨深い面持ちで涙を流す渡邉に対し、木村が「良かったら使って」とハンカチを渡すシーンも。本作ならではの胸キュンな光景、としてW主演としてここまでお互いに支え合ってきた2人の微笑ましい光景に会場はあたたかな空気に包まれ、齊藤、山中、監督も2人のやりとりを優しげに見守りつつ嬉しそうな表情を滲ませていた。

 本日の舞台挨拶を持って、全員揃っての宣伝活動が一旦最後となった5人。
 改めて自身にとっての、映画『あたしの!』について聞かれ、木村は、「経験もまだ少ないので不安もありましたが、たくさんの方に観ていただけて、応援をしていただけて感謝しかないです。この映画をきっかけに僕自身も一つ大きく成長できた自負がありますし、横堀監督がいて、器の広いキャスト陣の皆様がいてくださってこそだし、一つひとつが折り重なって、こうして楽しくやらせてもらえたと改めて思います。この経験を存分に活かしていきたいと強く思える作品でした」と力強く、堂々たる言葉。
 齊藤は、「皆さん本当に優しくて、素敵な方ばかりだったので、出会えて良かったと本当に思います。この映画を作り上げられて幸せでした」と笑顔を見せ、山中は「これまではいただいた役への向き合い方にいっぱいいっぱいになることも多かったですが、先生もたくさんアドバイスをくださいましたし、この素敵なメンバーで取り組めて、改めてチームで作ることの素晴らしさを感じさせてくれたと思います。そしてファンの皆さんにこの作品をお届けできて嬉しい限りです」と、じっくり振り返るとともに、喜びを語った。

 監督は、「幸田先生に選んでいただき、この作品を任せていただけことは、絶対忘れません。これをきっかけに今後もっともっと映画を撮りたいし、いろんな方たちに観てもらえる作品を作っていきたいと思います」と、 “夢“を叶えられた喜び、そしてその機会を与えてくれた製作陣への大きな感謝を述べていた。
 最後に渡邉は、「こうして映画に出演させていただけるのは当たり前のことではないですし、光栄でした。撮影は楽しかったですし、自分の記憶にも濃く残る作品になったと思います。何年、何十年と経っていく中でいつか辛いことがあったときに、ふと振り返るのは絶対この作品ですし、現場での出来事もファンの皆さんからいただいた温かい言葉は、絶対忘れたくない大切な思い出になりました!」とこれまでの思い出を回顧しながら、明るい表情で作品への思い入れを語っていた。

 その後フォトセッションを経て、最後に代表して改めて監督、木村、渡邉から挨拶がされた。
 監督「今日は映画館にお越しいただき、本当にありがとうございます。 僕たち5人が、皆様にイベントでお会いできるのも最後になるのかなと思っています。だけど、この映画はずっと残り続けますので、またこの4人に会いに映画館に来ていただきたいですし、4人を愛してもらえる、そんな素晴らしい映画になったと思ってます。今日は本当にありがとうございました」。

 木村「改めまして、本日はご来場いただきありがとうございます。僕にとってこの作品が、皆さんのおかげでよりもっと大切な作品になったなと思っております。 何度でも観ていただいたり、たくさん感想をポストしていただいたり、本当に感謝しかないです。引き続きたくさん愛していただけたら嬉しいです。今日はありがとうございました」。

 渡邉「本日はご来場いただきましてありがとうございます。こうして5人で並んで立つことが最後なのかなと思うと、すごく寂しい気持ちもあるんですけども。でもスタッフの皆さんと共に作り上げてきた作品を本当にたくさんの方々に観ていただけているのは、ありがたいなと思いますし、嬉しい限りです。 ぜひ最後まで映画を楽しんでいただけたらいいなと、そしてこの先も皆さんの心に残る作品だったらいいなと思います。本日はありがとうございました」と、満員となった客席へ向け心温まるメッセージが送られた。会場全体が拍手喝采に包まれる中、大ヒット御礼舞台挨拶は幕を閉じた。

公開表記

 配給:ギャガ
 絶賛公開中!

(オフィシャル素材提供)

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