登壇者:とにかく明るい安村、しゅんしゅんクリニックP
11月20日(水)、池袋HUMAXシネマズにて『テリファー 聖夜の悪夢』のジャパンプレミアを実施。全米No.1の大ヒットを記録するも、その過激すぎる内容から嘔吐、失神する観客が続出したという強烈な本作が満を持しての日本公開。日本で一番早く鑑賞できる機会を逃すまい!と多くの強心臓ファンが駆け付けた熱いイベントとなった。
ゲスト登壇したのは、とにかく明るい安村(以下、安村)としゅんしゅんクリニックP(以下、しゅんP)の二人。今や世界をまたにかける活躍の安村は今日なぜ呼ばれたと思うかMCから振られると「最初はなんだかよく分からなかったんですが、キャッチコピーが“全世界が吐いた”だったんで、僕もずっと“履いてる”ので“吐いてる”のと“履いてる……ダジャレっていうことですよね? 全世界が吐いた! そして全世界が履いてる。こういうことです」満場一致で納得の理由が明かされた。
続いて、しゅんPにも聞くと「僕は……臓器系に詳しいからですよね?」察しの良い医者芸人の本領発揮となる舞台が用意された。昼間は医者として従事してから来たというしゅんP。「事前に『テリファー 聖夜の悪夢』見させていただいたんです。一応、医者って人を救う仕事なので、テリファー見た時にちょっと腹が立って腹が立って! こんなにも殺戮を繰り広げるのか!って……めっちゃ面白かったです」。
ホラー映画はゾンビ系の作品を主に見ているので殺戮が降り広げられる作品には触れていないとのことだが「ゾンビもですが臓器とか結構見ちゃいます。こういう感じなんだ、これ小腸っぽいなとか大腸ぽいなとか」と医者ならでは?の映画の見方を話した。
一方の安村は「俺もだいたい、これ全裸ポーズになれるかなとか見てる」と、全裸芸人ならではの映画の見方が判明。
そんな安村に本作『テリファー 聖夜の悪夢』の感想を聞くと「ホラー全然見ないんで! 『バタリアン』以来ホラーを見ていない。それ以降怖くて見ていない」とほとんど顔を隠して見ていたと安村は話した。
医者芸人のしゅんPに鑑賞中にもし万が一吐き気が来たときの対処法を聞くと「医者的にはもう薬飲むしかないんですけど」と前置きをしたうえで、「鎖骨の真ん中にあるくぼみを押すと吐き気が収まると言われています。もし吐いちゃったら右を下にして寝ちゃうのがいいです。腸のつくり的に胃から十二指腸に流しやすいように、右を下にしたほうが吐しゃ物が流れていきます」しっかりと医者芸人としてアドバイスを残した。
『テリファー 聖夜の悪夢』はクリスマスを舞台にアート・ザ・クラウン(「テリファー」シリーズの敵役)が襲ってくる作品であることからサブタイトルが付けられた。クリスマスにちなみ、二人のクリスマスの思い出を聞いた。安村は「僕は小学校4年の時に親が離婚したんです。おばあちゃんに育ててもらったんですけど、おばあちゃんがなかなかクリスマスを盛大にやってくれなくてですね。どうしても!ってお願いしたらベタですけど蝋燭がおはぎに刺さってました。それをふって消しました。素敵な思い出です」会場があたたかい空気に。
そしてしゅんPは「大学の時の彼女にオリジナル・ソングをクリスマスにプレセントして、1週間後に振られました。“何年たっても一緒にいようね”って歌詞にした思い出があります。家の外から小石を窓に当ててギター持って部屋の中に入って歌いました」と明かし、会場全体が引いていた。どちらもある意味「悪夢」とも呼べるクリスマスを過ごしてきたことを明かした。
続けて「悪夢」の思い出を聞くと安村は「これくらいの季節になると毎日が悪夢ではありますが、北海道雪まつりで極寒の中裸でネタをやったことですね。貼るカイロ貼りたくてもパンツにしか張れなくて、大変でした」。しゅんPは「地元凱旋で花火大会営業に行った。花火大会で会場に行ったらお母さんと妹の二人しかお客さんがいなかった」とどんな状況でも笑いを取らなければならない芸人の悪夢エピソードを披露。
そして、二人は本作にぴったりのネタも披露。しゅんPは「ヘイヘイ・テリファー、ヘイ・テリファー、手術したりするけどグロい映画は普通に苦手」と、自身の「ヘイヘイドクター」を「テリファー」に変えたネタをアート・ザ・クラウンと看護師のバック・ダンサーを従えキレっキレのダンスと共にやり遂げ、笑いと共に歓声に包まれた。
続いてプレッシャーのかかった安村は「安心してください。吐いてますよ」と、過激な内容に耐えられず嘔吐する観客が続出したという本作にちなんだネタを仕込んでいた。やり切った二人には盛大な拍手が送られた。
最後にしゅんPは「今回初めてテリファーを観て、深い意味とかそういうのじゃないんだなと、途中からそういう考えを捨て観ました。こんなにただただ過激な作品もあるんだって知れたのでぜひアート君の凶暴かつ可愛いところを見てほしいです」とアート君推しのコメント。安村は「初めての人も毎回楽しみにしている人も楽しくみられると思います! 安心してください! 吐きますよ」と熱く声を張った。
最後にMCから「上映中にご気分がすぐれない場合はロビーに看護師が待機しておりますので、ご無理なさらずお席をお立ちください」と抜かりないアナウンスが。本日の観客は無事に鑑賞できたのか!? ぜひ劇場で体調万全の上、ご鑑賞いただきたい。
本作は、全米で公開するや否や、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を抜き、たった4日間で2152万ドル(約32億円)を叩き出し、興行収入ランキング1位を記録した話題作! 過激なホラー作品でありながら、独学で特殊効果、特殊メイク、特殊造形を学んだダミアン・レオーネ監督が生み出した世界的ホラーアイコン、アート・ザ・クラウンの無双ぶりから目が離せない!!
公開表記
配給:プルーク、エクストリームフィルム
2024年11月29日(金) TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)