11月23日(土)~12月1日(日)に開催の「第25回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2024」にて、11月23日(土)にワールド・プレミア上映されるジャヌス・ヴィクトリア監督の長編デビュー作『Diamonds in the Sand(原題訳:砂中のダイヤモンド)』に主演のリリー・フランキー登壇が決定、上映を前に海外版の特別映像が世界初公開となる。
本映画祭は、アジアを中心に世界から新進気鋭の監督たちの作品を集め、どこよりも早く、ここでしか観られない注目作品がラインナップされる国際映画祭。今年の東京フィルメックスは25年間の歴史で初めてコンペティション部門とメイド・イン・ジャパン部門の全上映作を複数の国・地域が参加する国際共同製作作品が占めることになった。
孤独死という日本の現象を探求することから始まった本作は、2013年のタレンツ・トーキョー(旧タレント・キャンパス・トーキョー)の受賞企画、ベテラン撮影監督の芦澤明子が参加して、日本とフィリピンでのロケーションや役者たちの表情の機微を鮮明に描いている。
日本の公開が未定となっている現在、国内での上映は本映画祭のみとなっているので、ぜひこの機会により多くの方にご高覧いただきたい。
ジャヌス・ヴィクトリア(Janus VICTORIA)監督
フィリピンのマニラを拠点とする脚本家・監督。フィリピンの放送局やデジタルプラットフォーム向けに時事問題のドキュメンタリーを制作しながら、人々と場所の関係を探求している。これまでに『マニラの神話』を含む6本の短編映画や、東京のアパートでの孤独死に関するドキュメンタリー短編『沈黙との出会い』を制作。『Diamonds in the Sand』は長編映画としての監督デビュー作となる。
上映スケジュール
11月23日(土) 14:55 - 丸の内TOEI
登壇ゲスト(上映後にQ&Aあり)
ジャヌス・ヴィクトリア(監督)、リリー・フランキー(主演)、ローナ・ティー(プロデューサー)、曽我満寿美(プロデューサー)
11月30日(土) 16:10 - ヒューマントラストシネマ有楽町
『Diamonds in the Sand』作品概要
ストーリー
離婚して東京で一人暮らしをしているサラリーマンのヨージ。彼のことを心配してくれる母親もついに他界してしまう。意味のある人間関係はほとんど残っていないため、生きる意味がないという現実に彼は直面する。娘を養うために日本で介護士として働くミネルバとの偶然の出会いは、ヨージに自分の状況を新たな視点で見るように促す。そんな中、名前も知らない隣人の老人の腐乱死体が発見され、その死は孤独死と判定される。同じ運命を辿りたくないヨージは、用心深さを捨て、ミネルバを追ってフィリピンの首都マニラに向かうが……。
(原題訳:砂中のダイヤモンド、2024年、日本・マレーシア・フィリピン、上映時間:102分)
キャスト&スタッフ
監督:ジャヌス・ヴィクトリア(Janus VICTORIA)
キャスト:リリー・フランキー、吉行和子、マリア・イザベル・ロペス、ソリマン・クルス、チャーリー・ディゾンほか
「第25回東京フィルメックス」開催概要
名称:第25回東京フィルメックス/ TOKYO FILMeX 2024
会期:11月23日(土)~12月1日(日)
会場:丸の内TOEI、ヒューマントラストシネマ有楽町
上映プログラム:東京フィルメックス・コンペティション、特 別招待作品、メイド・イン・ジャパン、プレイベント
公式HP:https://filmex.jp/(外部サイト)
(オフィシャル素材提供)