作品紹介

『朝がくるとむなしくなる』

©Ippo

イントロダクション

 人生に諦めを感じていた一人の女性が、疎遠になっていた元同級生との再会をきっかけに、自分らしさを取り戻していく再生の物語。日常の中で積み重なる小さな幸せと、大人になってから少しずつ育まれる友情に、静かに胸を打たれる。
 監督・脚本は、本作で第18回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門「JAPAN CUTS AWARD」を受賞し、ドラマや舞台、MVなど活躍の場を広げる石橋夕帆。釜山国際映画祭コンペティション部門に出品された最新作『ひとりたび』の公開を来年に控えている。石橋監督が当て書きしたという主人公・希を演じるのは、『寝ても覚めても』で脚光を浴び、今年はNetflixシリーズ「極悪女王」や『ナミビアの砂漠』での熱演で話題を呼んだ唐田えりか。希を優しく受け止める加奈子役に、『ソワレ』『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』など話題作に出演し、スクリーンでの存在感を強める芋生 悠。実生活でも10代の頃からの友人で、共演は本作が初めてとなる唐田と芋生。「極悪女王」では再共演を果たしている。そんな2人の関係性から脚本を練り上げた石橋監督。彼女たちの信頼関係が紡ぐ、やさしく親密な映像に目を奪われる。

©Ippo

ストーリー

 会社を辞め、コンビニでアルバイトとして働く希。慣れない接客業に戸惑い、店長の冗談をうまくかわせない。実家から送られてきた大量の野菜をよそに、コンビニ弁当とカップ麺で食事を済ませる。母親には退社したことをいまだ伝えられていない。何も起こらない毎日。むなしい思いで、今日も朝を迎える。
 そんなある日、中学時代のクラスメイトだった加奈子がバイト先にやって来る。思わぬ再会に、最初はぎこちなく振る舞う希であったが、何度か顔をあわせるうちに加奈子と距離を縮めていく。加奈子との偶然の再会で、希の日常が少しずつ動き出していく……。

 (2022年、日本、上映時間:76分)

キャスト&スタッフ

 出演:唐田えりか
    芋生 悠、石橋和磨、安倍 乙、中山雄斗、石本径代
    森田ガンツ、太志、佐々木伶、小野塚渉悟、宮崎太一、矢柴俊博

 監督・脚本:石橋夕帆
 主題歌:「PHEW」ステエションズ 作詞・作曲:CHAN
 プロデューサー:田中佐知彦
 撮影:平野 礼
 音楽:CHAN(ステエションズ)

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画「朝がくるとむなしくなる」公式HP
2023年12月1日(金)渋谷シネクイントほか全国順次公開。/主演:唐田えりか/出演:芋生悠、石橋和磨、安倍乙、中山雄斗、矢柴俊博 ほか/監督・脚本:石橋夕帆

 公式X:https://twitter.com/asamuna1201(外部サイト)

公開表記

 配給:イーチタイム
 2024年12月6日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』再上映

(オフィシャル素材提供)

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