映画『きみといた世界』は、日常では交わることのなかったコミュ障でぼっちの高校生・卓とクラスの人気者・碧衣が、他に誰もいない謎の世界に迷いこんだことで繰り広げられる青春 SFラブ・ストーリー。
碧衣役で、中学生の時ニコラでデビューし、数々のドラマやCMでもキュートな魅力を爆発させていた中川可菜、卓役で、オーディションで主演に抜擢された高橋 改がW主演。
管理人役で、ベテランの弓削智久、碧衣が好きだった佑太役で、舞台「黒子のバスケ」など2.5次元舞台を中心に活躍する阿部快征、碧衣の親友・理奈役でミスFLASH2018グランプリの保﨑 麗が脇を固める。
その他、同級生役で大久保幸輝、薮内大河、Kaito、上瀬一輝、アイドルグループ・PANDAMICの武者梓音、開歌-かいか-の渡邉陽、中村先生役で真砂 豪、異次元の生命役で「演劇集団キャラメルボックス」劇団員で「STUNT TEAM GOCOO」所属の島野知也が出演している。
本作は、既存の漫画による映画化や映画のコミカライズではなく、自身の漫画を映像化したかったarawakaと、SFで⻘春ものの映画が撮りたかった本作がデビュー作となる監督の政成和慶によって共同でストーリーが考えられた、珍しい成り⽴ちのプロジェクトとなっている。
この度、12月14日(土)〜12月27日(金)池袋シネマ・ロサにて連日20:30〜公開されるのを前に、ロング・バージョンの予告編と、管理人役を演じた弓削智久のオフィシャル・インタビューが届いた。
弓削智久 プロフィール
1980年5月25日生まれ。東京都出身。
1999年、「小市民ケーン」で本格的に俳優としてデビュー。2002年に「仮面ライダー龍騎」に由良吾郎役で出演。2006年には「仮面ライダーカブト」に、2013年に「仮面ライダー鎧武/ガイム」に出演した。主な映画の出演作に、『刺青 SI-SEI』、『百万円と苦虫女』、『彼岸島』、『一人の息子』など。W主演した映画『サクゴエ』で脚本家デビューを果たしている。
本作のオファーが来た時の演じる管理人の印象はいかがでしたか?
人間なのか人間じゃないのかというところも含めて、難しそうな役だなと思いました。最初は人間味がないようにやろうと思ったんですけど、それだけだとどうかなと思って、気持ちがほぐれていく瞬間を大事に演じました。
管理人の本作での役割についてはどのように捉えましたか?
ストーリー・テラーなんですけど、ここは良い場所じゃないという危険を知らせる人物であると同時に、この世界の仕組みを説明するのが自分だったので、この作品を引っ張っていく案内人というイメージでした。
監督から何かリクエストなどありましたか?
本読みの時に、「僕がイメージしていたのと同じ感じ」と言われたので、自信を持って撮影に入りました。
撮影前にキャラクターのイラストは見たんですか?
自分が衣装を着た姿を鏡で見るよりも、具現化され、イメージしやすかったかもしれません。漫画を意識してやるというよりは、気持ち優先で、現場で卓と碧衣と会話した時に出てきたものを大切にしました。
衣装は役作りの手助けになりましたか?
マント的なものだったので、フードがついているという点では、非日常なイメージを助けてくれたかなと思います。
CGのシーンはグリーンバックで撮影したかと思いますが、撮影はいかがでしたか?
コアが実際に動いているのを見るわけではないので、「こういうものがある」と想像してやっていきました。簡単に狼狽える人物に見えたくないと思い、やりすぎないよう気をつけました。
CGが入った完成したシーンを見ていかがでしたか?
すごくびっくりしました。コアの動き方が実世界にはなかなかないような映像だったので、面白いなと思いました。
完成した映画を観た感想はいかがでしたか?
異世界に飛び込むという設定ですけれど、二人のピュアな気持ちに心を動かされるなと思いました。二人とも心で芝居しているなと思いました。
本作の見どころはどこだと思いますか?
近年、いろんなものが過激になったり、ピュアなもの、純愛ものが少なくなっている中で、本作は、設定はトリッキーですけれど、ストレートな映画だと思うので、好きな人が多いと思います。ぜひいろんな人に観てほしいと思います。
読者にメッセージをお願いします。
キャッチーな青春SFラブ・ストーリーなので、好きな人がいたりする人にぜひ観てもらいたいと思います。SFものが好きな人も楽しめるんじゃないかと思います。自分が演じた管理人だけは、普通にはない立ち位置で、俯瞰で見ている役ですが、二人がどうなるか見届けてください。そして、おじさんのサンタ姿を見たかったら、ぜひ(笑)。
公開表記
製作・配給:BASARA
12月14日(土)~12月27日(金) 池袋シネマ・ロサにてレイトショー全国順次公開
(オフィシャル素材提供)