イベント・舞台挨拶

『サラリーマン金太郎【暁】編』完成披露舞台挨拶

©本宮ひろ志/集英社©2025映画『サラリーマン金太郎』製作委員会

 登壇者:鈴木伸之、文音、影山優佳、浅野温子、榎木孝明、下山 天監督

 シリーズ累計発行部数3,000万部突破の人気漫画を原作にした、映画『サラリーマン金太郎【暁】編』(2015年1月10日公開)がついに完成! 12月9日には都内映画館で完成披露舞台挨拶が実施され、主演の鈴木伸之、共演の文音、影山優佳、浅野温子、榎木孝明、そして下山 天監督が登壇。詰めかけた多くのファンの拍手に迎えられ、イベントがスタートした。

 満員御礼で行われたこの日、主人公・矢島金太郎を演じた鈴木は「まさか自分が金太郎を演じる日が来るとは思わず、一生懸命やりたいと思いました。今回僕で3代目の金太郎になるわけですが、時代に関係なく心の熱い部分が訴えかけるものはどの時代も変わらない。撮影中はその時に生まれた気持ちに嘘をつかず演じられたと思います。これまででダントツで一番アクションの多かった作品で、貴重な経験をさせていただきました」と胸を張った。

 ヤマト建設の会長・大和守之助役の榎木は「昭和の金太郎を令和に!?と思ったけれど、杞憂だった。本当にピッタリ」と鈴木版金太郎に太鼓判を押して「人間の頑張りようは時代を超える! 試写を見て彼の頑張りで泣けました。自分の作品で泣くなんて自分でもビックリしました」と感涙を報告していた。

 地下組織のリーダー・李秀麗役の文音は「鈴木君は真っすぐな男で金太郎にピッタリ。現場で一番声を出していたのが鈴木君で、ナイターになるとテンションが上がってずっとジョークを言っていました。そのすべてに私が突っ込んでいました」と思い出し笑い。

 金太郎の同僚・前田一美役の影山は「縁の下の力持ちを座長がやってくださって本当に頼もしかった」と鈴木のムードメーカーぶりを明かしながら「伸之さんはスタイルが良いので、海のシーンでは風下に立って伸之さんの体で風よけをしてました。いろいろな形でお世話になりました」と長身の鈴木のカバーに感謝。これに鈴木は「全然知りませんでした。いつも僕の後ろにはいるなとは思っていたけれど……」と苦笑いすると、すかさず浅野が「私もしていたよ!」と打ち明けて、鈴木は「光栄です!」と身を持って寒風から大先輩を守れたことを誇っていた。

 謎の老婆・中村加代役の浅野は「彼(鈴木)とは飲んでばかりのシーンが多かったけれど、大きな杯で一気飲みする場面は馬鹿みたいに本気で飲み始めて信じられなかった。私も本気で見てしまって……。あんなに真剣に芝居したのは初めて。彼は馬鹿正直にお芝居をされる方で、見ていて気持ちが良かった」とリスペクト。これに初共演の鈴木は「今回初めてご一緒して、次回も絶対に御一緒したいと思いました! 大尊敬! 圧倒的なお芝居の力がありました」と最敬礼すると、浅野は「可愛いね~!」と大喜びの様子を見せていた。

 連載開始から30年の人気マンガを実写映画化した下山監督は「この30年で大切な何かが日本から失われたのではないか? この生きづらい令和の世にこそ、矢島金太郎の持つ強さと優しさと正義が必要なのではないかと思った」と本作製作の狙いを述べていた。

 型破りなサラリーマン、金太郎が時代や常識をぶち破るという映画の内容にちなんで、自身の“型破り”な一面をそれぞれ発表。鈴木は「美味しい魚の干物を見つけて、自宅のグリルで調理しました。でも網の下に入れる水の量がわからずパンパンに入れたら、魚の油と水がバシャッとこぼれて2、3日臭いが取れなかった。魚は美味しかったけれど、床はとんでもないことに。誰か消臭方法を知りませんか?」と型破り男飯に苦笑い。榎木は「30年前に行っていた単独ヒマラヤ登山」と若き日の無茶を振り返り、文音は「撮影初日の居酒屋のシーンで、肩の力が入ってしまい『金ちゃーん!』と言いながらテーブルに並んでいる酒を全部なぎ倒した」と型破りなNGに反省しきりだった。一方、影山は型破りな特技として「寝たら覚える能力がある」といい「舞台に出演した際に、一度寝たら舞台の台本を全部覚えていて、頭の中で読み上げるように音読が出来た」と尋常ならざる自身の記憶力を報告。俳優として羨まし過ぎる能力に浅野は「え? 暗記パン!?」とビックリしていた。そんな浅野は「禁煙しました!」と禁煙に6ヵ月成功していることが自身にとって“型破り”だという。「令和ですから、時代と共に禁煙して。でも私的には気が狂いそうなのでいずれ戻る!」と結局は喫煙予告をしていた。

 舞台挨拶終盤には原作者・本宮ひろ志先生から「金太郎は30年前に『世の中の主人公はサラリーマン・働く人全てである』という思いで描き始めた漫画です。その気持ちは今でも変わりません。映画を観ていただいて『世の中に元気』が届けられることを期待している」との激賞メッセージが届いた。その言葉に大感激の鈴木は「偉大なる先生なので、いつか御縁があればお会いして丁寧にご挨拶をしたい!」と初対面を望んでいた。

 最後に主演の鈴木は「金太郎は働くサラリーマンの味方であるべき存在です。彼の熱い思いが映画を通して伝わったら嬉しい。仕事で落ち込んだり、嫌なことがあったりした時に、この映画が皆さんの背中を押してくれる存在になったら幸いです」と、満員となった客席へ向け心温まるメッセージが送られた。会場全体が拍手喝采に包まれる中、完成披露舞台挨拶は幕を閉じた。

公開表記

 配給:ライツキューブ ティ・ジョイ
  映画『サラリーマン金太郎』
  【暁】編:1月10日(金)/【魁】編:2月7日(金)前後編二部作 新宿バルト9他にて連続劇場公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました