【登壇者】W主演:工藤美桜、尾碕真花、監督:枝 優花
ミステリー小説の名手・斜線堂有紀による人気ガールズ・ラブ小説「コールミー・バイ・ノーネーム」を、ドラマフィル枠にて1月9日(木)から実写ドラマ化する。またTVerほかでの見逃し配信に加え、FOD見放題での独占配信、ガガウララでの全世界配信など、全国の皆様に楽しんでいただける。
本作のW主演に、工藤美桜と尾碕真花。工藤は「魔進戦隊キラメイジャー」、尾碕は「騎士竜戦隊リュウソウジャー」にて、それぞれ1期違いのスーパー戦隊シリーズでピンクを演じて大きな注目を集めたコンビだ。本作にてともに初主演となる2人が、切なさ迸るガールズ・ラブ・ミステリーに挑む。
初回OAを目前とした1月7日(火)13:30より、東京カルチャーカルチャーにて、W主演の工藤美桜、尾碕真花、そして本作全話を担当する枝 優花監督を迎えて、完成披露トークイベント及び1話先行上映会が実施された。
ドラマ『コールミー・バイ・ノーネーム』(1月9日よりMBSほかにて放送開始)の完成披露トークイベント&1話先⾏上映会に、ダブル主演の⼯藤美桜、尾碕真花、メガホンをとった枝 優花監督が出席した。
斜線堂有紀による傑作小説を実写ドラマ化した本作。限られた時間の中で不器用な想いと切なさが迸る、新世代のガールズ・ラブ・ストーリーとなっている。
それぞれ、自身の役を演じた感想を求められると、不可思議な魅力を放つ女性・女古橋琴葉(ふるはし・ことは)に翻弄されながらも、持ち前の負けん気で立ち向かっていく大学生・世次愛(よつぎ・めぐみ)役を演じた工藤は「愛は立ち向かえる強さがある女の子でありつつ、ちょっと繊細な面もあって、ピュアというか子どもっぽい一面もあったりして、いろんな面がある女の子で、私は演じていて魅力的な女の子で私にはないものをいっぱい持っているすてきな女の子だなと思っていました」と吐露し、「演じられて楽しかったです」とにっこり。
一方、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女・古橋琴葉を演じた尾碕は「難しかったです。ミステリアスで人を惹きつける色気みたいなものがたくさんあって、私とはかけ離れたキャラクターだったので、まずは古橋琴葉像の輪郭を捉えるのが大変で苦労しました」と打ち明け、演じる上で意識した点については「普段はババババってしゃべるので、とにかくゆっくり、落ち着いてしゃべることを意識しました」と語った。
そして、ドラマ発表時のコメントで「今この作品をやらなければならないと思った」と言っていた枝監督は、撮影を終えた今の率直な心境を尋ねられると「2人が『私とは違う』って言っているんですけど、私からしたら2人は役のままだなと思いました」と胸の内を明かし、「えー!」と驚きの声をあげる工藤を横目に、枝監督は「1話から編集していくとどんどん2人が役と重なっていって、見どころだなって思いました」と声を弾ませた。
また、撮影現場の雰囲気や、撮影時のエピソードを聞かれると、尾碕は「シリアスなシーンを撮っているとは思えない現場の空気感で、和気あいあいとしていたので、切り替えをしながら撮影ができて楽しかったです。重いシーンを撮っても引きずられなかったのでありがたかったです」といい、どのように切り替えていたのか追求された尾碕は「古橋琴葉になるとしゃべらない、真花はしゃべるみたいな、そういう切り替えでした」と返答。
これに、枝監督から「工藤ちゃんはシーンの前は割と1人でいたけど、(尾碕は)ずっとワーキャーしてたよね」と明かされると、尾碕は「現場が楽しくて、みんなとしゃべっている時間で自分のパワーをチャージすると言いますか、しんどいシーンを朝から晩まで集中を切らさず撮り続けるのって体力がいるなと思ったので、逆に“今は尾碕”って戻っていたかもしれないです」とその理由を説明した。
さらに、ここは褒められたいというポイントを聞かれると、工藤は「苦手な海で撮影したシーンを頑張ったこと」と答え、「私自身、水が苦手ということもあって、その不安もあったんですけど、そのシーンの本読みをしたときもボロ泣きで(笑)、何も伝えられなくて、本読みの段階でそうだったから実際私は当日ちゃんと琴葉に伝えられるんだろうかって思っていたんですが、皆様の支えがありまして、無事に乗り越えられたなと思います」と感謝すると、そんな工藤を見ていた尾碕は「本当に大変そうで、水が苦手で“ううっ……”ってなってる状態と、(役の)めぐちが重なって、尾碕も動かされたし、琴葉のお芝居も美桜ちゃんの姿で変わって、“頑張れ!”って思っていました」と笑顔で語った。
同じ質問に、尾碕は“頑張らないと”と気合いを入れた最終話(8話)を挙げ「琴葉の本心が見えるシーンで、1回目、2回目は全然できなくて、私自身のお芝居が琴葉とリンクしなくて、そのシーンは印象的でしたし、頑張ったなという日になりました」と振り返り、枝監督も2人が挙げたシーンに納得し「そこに対して2人が気負っているのもわかっていたので、それをどうやってカバーしていくか話し合ったりしたんですけど、ずっと晴れだったのに工藤ちゃんの海のシーンだけ雨で、工藤ちゃんも追い込まれていたけど、我々スタッフも追い込まれていて、現場を知らない編集さんからも『海は大変だったでしょ』って(笑)。素材から出てたって言われましたし、編集助手の子たちは8話のラストがよかったって言っていたので、ちゃんと伝わるんだなって思って、このドラマは大丈夫だって思いました」と安堵の表情を浮かべた。
イベントでは、工藤と尾碕がお互いにあだ名をつけ合い、枝監督も2人にあだ名をつける企画が行われ、尾碕に“シーフード姫”というあだ名をつけた工藤は「2人とも食べることが好きなんですけど、『いま何食べたい?』って聞くと、毎回『白子』って返ってきたり、『牡蠣が食べたい』とか『つぶ貝食べたい』とか、貝が好きみたいで、いつもシーフードが出てくるなというのと、姫というのは、真花ちゃんが『お姫様になりたい』って言っていたのが印象的だったので、お姫様にしてあげました」と説明し、尾碕は「お姫様になりたいという私の希望までかなえてくれてうれしいです」と喜んだ。
一方、工藤に“ふわふわ軸”というあだ名をつけた尾碕は「話していてもふわふわしていて、柔らかい印象がるんですけど、自分の軸がしっかりしているというか、考えとかがしっかりあるイメージなので、ふわふわだけじゃなくて軸がしっかりしているんだということで、“ふわふわ軸”にしました」と語り、工藤は「理由を聞くとうれしいです」と声を弾ませた。
そして、枝監督は工藤に“泣き虫頑固”とあだ名をつけ「すぐ泣くんですよ。ずっと泣いていて、本番以外も泣いているので本番撮れないんじゃないかと思って心配していたんですけど、心配する必要がなくてずっと泣けるから、逆にすごいなと思いましたし、ふわふわしているようで頑固だし、負けず嫌いだし、きついことを言ったら泣いちゃうけど頑張って食らいついてくる感じがいいなと思いました」と話し、尾碕に“おしゃべりチワワ”とあだ名をつけると「とにかくずっとしゃべっていて元気。チワワって小型犬でギャンギャン言ってるけど、ちょっとビビりだからギャンギャン言うじゃないですか。(尾碕も)意外とビビりなところがあって、そういうところがかわいいなと思ってこれにしました」とコメント。これを聞いた2人は納得していた。
さらに、工藤と尾碕がお互いを想って書いたラブ・レターを披露する一幕もあり、工藤が「真花ちゃんは潔く、物事をしっかり伝えられる頼もしさがあって“かっこいい”と思う面と、話してみるとかわいいものが好きだったり、よく笑うし、お茶目な面もあって、一緒にいればいるほど真花ちゃんのことをもっと知りたいな、好きだなって感じていました」「初主演という大きな作品で一緒にいてくれたのが真花ちゃんでよかったなって心から思います」などと読み上げると、尾碕は「うれしいです。こんなに人から思っていただけるってうれしいなと思います。今はホワホワな気持ちです」と感激。
一方、尾碕が「連日ハードな撮影が続いていた中、美桜ちゃんはずっとにこやかで癒しの存在でした」「中盤あたりから、私のシーンでカットが掛かるたびに『かわいい』『きれい』と言ってくれるから、それを真に受けて、“美桜ちゃんがいうならきれいなのか私”って思ってバクバクおやつやご飯を食べてしまっていました(笑)」「集中力のない私をずっと隣で支えて、めぐちでいてくれてありがとう」などと読み上げると、工藤は「真花ちゃんの言葉にたくさん支えられてきたのでうれしいです。ありがとう」と目を輝かせた。加えてサプライズで枝監督から2人への手紙も披露され、2人を喜ばせた。
最後に、PRメッセージを求められると、枝監督は「この作品は私が『やりたい』と言ってプロデューサーにお願いしてやらせていただいた作品で、チームみんなで、ドラマではやれないことをやろうと決めて作った作品なので、いろいろな意見もあるかなと思うんですけど、ぜひ見ていただきたいと心から思っています」と言葉に力を込め、尾碕は「映像もきれいで、監督や役者陣だけではなく、各技術の部署の皆さんが1つになって同じ方向を向いて走った作品になりました。すごくすてきな作品になっていますので、コルミノを楽しみに待っていただければと思います」とアピール。
工藤は「見どころって言われたら“全部”って言いたいところなんですけど、全員で一丸となって1カット1カットみんなでこだわりを持って全力でぶつかって撮った作品なので、映像もとてもきれいで、普通のドラマではないようなカメラワークだったりもすごく素敵で、オープニングもエンディングも最高だし、何もかもが好きって思えるくらい私たちはコルミノを愛しているので、皆さんにとってもそんな作品になればいいなと思っています。皆さんの心に何かが届きますように」と笑顔で語った。
『コールミー・バイ・ノーネーム』作品概要
<STORY>
この恋は終わる、彼女の“本当の名前”を当ててしまったら……。
英知大学に通う世次愛(よつぎ・めぐみ)は、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女・古橋琴葉(ふるはし・ことは)と出会う。琴葉を自宅に招いたことをきっかけに友人になりたいと思う愛だったが、そんな琴葉が代わりに提案してきたのは、本当の名前を当てられるまで『恋人』でいること。そして、仮初めの交際の中で彼女の本名を当てられたら約束通り『友人』になるという奇妙な賭けだった。
後に引けずその賭けに乗ることになった愛は、琴葉と『恋人』としてぎこちなくも関係を深めていくが、彼女の名前に隠された過去が現在に牙を剥くようになり――。
限られた時間の中で不器用な想いと切なさが迸る、新世代のガールズ・ラブ・ストーリー。
2025年1月9日(木)より順次放送スタート!【30分8話】
MBS 2025年1月9日(木)より毎週火曜25:29~
テレビ神奈川 2025年1月9日(木)より毎週木曜25:00~
テレビ埼玉 2025年1月13日(月)より毎週月曜24:00~
群馬テレビ 2025年1月14日(火)より毎週火曜24:30~
とちぎテレビ 2025年1月15日(水)より毎週水曜25:00~
チバテレ 2025年1月16日(木)より毎週木曜23:00~
原作:斜線堂有紀「コールミー・バイ・ノーネーム」(星海社FICTIONS)
出演:工藤美桜、尾碕真花
中井友望、三原羽衣 / さとう珠緒 / 橋本 涼
監督:枝 優花
脚本:松ケ迫美貴
音楽:原田智英
OP主題歌:水槽「スードニム」
ED主題歌:yonige「Without you」
プロデューサー:上浦侑奈、瀬島 翔、馬渕 修
インティマシーコーディネーター:西山ももこ
LGBTQ監修:五十嵐ゆり
制作:スタジオブルー
製作:「コールミー・バイ・ノーネーム」製作委員会・MBS
公式SNS
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ドラマ公式Instagram:@dramaphil_mbs ▶https://www.instagram.com/dramaphil_mbs/(外部サイト)
ドラマ公式TikTok: @drama_mbs ▶https://www.tiktok.com/@drama_mbs(外部サイト)
公式ハッシュタグ
#コルミノ
公式HP:https://www.mbs.jp/callmebynoname/(外部サイト)
配信
FOD見放題にて独占配信
TVer、動画イズム 見逃し配信1週間あり
(オフィシャル素材提供)