作品紹介

『レイブンズ』

© Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, The Y House Films

イントロダクション

 ハリウッド製作ドラマ「SHOGUN 将軍」出演で、日本人初となる第82回ゴールデングローブ賞助演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞、全世界が注目する国際派俳優・浅野忠信が、伝説の写真家 深瀬昌久を演じる最新主演作、仏日西白合作映画『レイブンズ』。
 駆け出し写真家の初々しい深瀬、最高の被写体にして最愛の洋子を撮りまくる恋する30代の深瀬、芸術か生活かで悩み酒に溺れ暴れ、吠え、焦る深瀬、天才と認められても洋子は去った喪失感の40代の深瀬……浅野忠信の色気、野性味、孤独、躍動、さまざまな表情に心を揺さぶられる。写真の魔に憑りつかれた天才の光と闇、そして撮ることでしか愛しかたを知らなかった純粋さを、繊細かつワイルドに演じ浅野忠信の魅力が炸裂する。
 洋子役は、本作で海外合作映画初挑戦の瀧内公美。『由宇子の天秤』『敵』、大河ドラマ「光る君へ」などの最旬実力派俳優。被写体を楽しみ、ミューズという古典的役割を軽々と飛び越え、“女性能楽師”という困難な夢にのめりこみ、時代の先端をいく洋子役を、圧倒的な存在感で演じている。
 古舘寛治は、深瀬の父親の深瀬助造役。北海道で老舗写真館を経営し、戦争で心を病み、息子に厳しく接する複雑な心情を抑えた演技でみごとに表現。池松壮亮は写真家深瀬昌久(浅野忠信)の助手正田役。60年代から晩年まで、公私ともに師を支え深瀬がアル中になっても見捨てなかった。深瀬のぎりぎりの精神を支えたリスペクトをやわらかな演技で表現した。高岡早紀は深瀬の行きつけの新宿ゴールデン街のバー「南海(なみ)」の店主。泥酔する深瀬を見守りつつ、写真家としての才能を信じ続ける。懐深い役を知的にエレガントに演じた。
 監督、脚本は写真家、グラフィックデザイナーとしてのキャリアを持つイギリス・マンチェスター出身マーク・ギル(『イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語』)。2015年深瀬昌久の作品に衝撃を受け、9年かけて映画化にこぎつけた。『殺し屋1』で一目ぼれして以来の大の浅野ファン、深瀬役は浅野以外考えられなかったという。監督はニューオーダーやジョイ・ディビジョンとも親交が深い、シティポップ、GS、歌謡曲、フォーク……60-70’昭和レトロな選曲が心に響く。イギリスを代表するバンド ザ・キュアーの名曲「PICTURE OF YOU」がエンド曲、深瀬と洋子の破天荒なラブ・ストーリーと歌詞が見事にシンクロし、感動の涙を誘う。
 極上のライブのような疾走感に、撮影フェルナンド・ルイスの映像美学が響きあい、すべてにセンスが溢れている。

© Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, The Y House Films

キャスト&スタッフ

 監督/脚本:マーク・ギル
 製作:VESTAPOL/ARK ENTERTAINMENT/ MINDED FACTORY/THE Y HOUSE FIILMS
 製作協力:TOWNHOUSE MEDIA FILMWORKS
 撮影:フェルナンド・ルイス
 音楽:テオフィル・ムッソーニ
 出演:浅野忠信、瀧内久美

 (原題:RAVENS、2024年、フランス・日本・ベルギー・スペイン、上映時間:116分)

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

2025年3月公開映画『レイブンズ』公式サイト
写真家:深瀬昌久の生涯を映画化。2025年3月TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国公開。出演:浅野忠信 瀧内公美ほか 監督:マーク・ギル

 Instagram:ravens__movie_jp
 X:@RAVENS_movie_JP

公開表記

 配給:アークエンタテインメント
 2025年3月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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