香港No.1ヒット(広東語映画動員数※2024年9月現在)を記録した「九龍城寨之圍城(原題)/Twilight of the Warriors: Walled In(英題)」の邦題が『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』に決まり、1月17日(金)より全国公開となる。この度、本作の最大の見どころの一つでもある『るろうに剣心』の谷垣健治仕込みの痛快アクション・シーンができるまでのメイキング映像が解禁となった。
本作は、第77回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーンおよび、第37回東京国際映画祭にて上映され、世界中の映画ファンから大喝采を浴びた。ルイス・クーを主演に迎え、香港映画界のレジェンド、サモ・ハンほか、アーロン・クォック、リッチー・レンなど豪華俳優陣に加え、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、フィリップ・ン等若手実力派がアクション・シーンを更に盛り上げている。香港では、広東語映画として歴代No.1の動員数を記録し、社会現象を巻き起こした。監督は、2006年『ドッグ・バイト・ドッグ』で長編映画デビューし、同年ショーン・ユー主演、魔裟斗共演の『軍鶏 Shamo』、2012年ジョニー・トー製作『モータ―ウェイ』、2015年には『SPL/狼よ静かに死ね』の続編『ドラゴン×マッハ!』など数多くのアクション作品を手掛け、2021年『リンボ』では数々の映画賞を受賞している、名匠ソイ・チェン。アクション監督には『るろうに剣心』シリーズほか、ドニー・イエン出演作品を始め、世界中に活躍の場を広げている谷垣健治。音楽は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』などアニメからドラマ、CM、ゲーム、舞台、映画までジャンルを超えて数多くの劇伴を手掛ける川井憲次。そして、本作で話題を呼んだ、製作費の1/6とも言われる5,000万香港ドル(日本円=約10億円)をかけて制作された九龍城砦のセットも見どころの一つ。
そして、この度本作の最大の見どころの一つであるアクション・シーンのメイキング映像が解禁となった。映像では、超特報でも使用されている最も印象的なシーン、九龍城砦を取り締まるロンギュンフォンが突如迷い込んできたチャン・ロッグワンを彼のアジトである理髪店で打ちのめすシーン。ロンギュンフォンがタバコを投げてキャッチするまでのものの数秒でチャン・ロッグワンは気づいたら店の床に叩きつけられているという、彼の強さとスピードを表す名シーンだ。なんと初日の撮影で行われたという。監督のソイ・チェンは「香港の漫画っぽい作品にしたかった。ある程度リアルなアクションに漫画的な動作を多く取り入れた」と言い、アクション監督の谷垣はかなり試行錯誤を重ねたという。タバコを投げるシーンは、監督・キャスト含めで生み出し、チャン・ロッグワンが鉄柵にぶつかるシーンの回転は谷垣のアイデアというように、皆であのアクション映画史上に残る名シーンが生み出された。さらに、ベテラン・チームは伝統的で屈強な武術を扱い80年代90年代のアクション映画を思わせる一方で、若手チームは刀・ナイフといった武器やバイク、パルクールといったある特定の武術にとらわれないさまざまな要素を取りいれ、アクション全体がイキイキしているという。ルイス・クーは「アクションに不慣れなキャストが多く、特訓するのは大変だった。幾晩も撮影して完成したシーンは1分。でも、苦労したからこそいいシーンになる」と撮影の凄まじさを語るが、全員が本作におけるアクションの大事さをとても理解していたので、やる気と情熱に溢れている。チャン・ロッグワン役のレイモンド・ラム、ソンヤッ役のテレンス・ラウなどはアクションに不慣れだったため、苦労していたのがみて取れる。レイモンド・ラムはナイフの使い手の役だが、メイキングでは何度も手からナイフを落とす様子が収められている。また、レイモンド・ラムは「今回のアクションはフルコンタクトだった。健治さんの要求水準はとても高いんだ。武術に詳しい人が見てもリアルな動きだと感じてもらいたかった」と語り、腕を痛めたり傷の絶えない現場だった。このようにキャストたちが困難な状況下で何度もリハーサルを重ね、アクションのみならずキャラクターの内面を深く掘り下げることによって、キャラクターたちの抱える「葛藤」や「絆」が画面にリアルに映し出されている。また、谷垣は「ルイス・クーもサモ・ハンも全力を出していた。どんな俳優でも同じ、全力を出したかどうかでアクションが決まる。最高に美しいと思うよ」と自信をのぞかせる。是非この男たちの迸る汗を、肉体のぶつかり合う美しさを、熱い絆を!スクリーンで確かめて欲しい。
公開表記
配給:クロックワークス
2025年1月17日(金) 新宿バルト9ほか 全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)