田中健太監督作品『⾵たちの学校』が2025年3⽉15⽇(⼟)から新宿K’s cinemaほか全国順次公開されることが決定し、ポスター・ビジュアルと場⾯写真が解禁、合わせて『息の跡』『ラジオ下神⽩』で知られる映像作家・⼩森はるかさんの推薦コメントも解禁された。
いろいろなバックグラウンドの⼦どもたちや不登校などを経験した⼦どもたちも受け⼊れている全寮制の学校、愛知県奥三河の⻩柳(つげの)⾼校を舞台に3年間の学校⽣活の終わりが近づくなか、精⼀杯⽣きる⽣徒たちの姿を描くドキュメンタリー。監督は⾃らも不登校を経験し、⻩柳⾼校で学んだ⽥中健太。本作では、傷つきながら成⻑していく⼦どもたちを、⽣き⽣きと捉えている。
大好きだけど、ちょっとややこしい。そして2度と戻らない時間――
春が来たら卒業だけど、絶対忘れない
愛知県奥三河の黄柳(つげの)高校――豊かな自然に囲まれ、四季の移り変わりを感じながら生徒たちは全寮制のこの学校で学ぶ。ここでは、不登校などいろいろなバックグラウンドの子どもたちも受け入れてくれる。さまざまな葛藤を抱えながらも精一杯、生きる生徒たちの姿。
最後の学園祭をクラスみんなで成功させたいと願うみのきくんは、血の繋がらない父の家業を継ぐか世界を旅する夢を追うかで悩み、音楽が大好きな琴美さんは、ときどき落ち込むけど、ちょっとずつ自分の思いを歌にしていく。そして3年間の学校生活の終わりは、近づいてくるのだった――。
不登校を経験した監督が学んだ学校を、四季の移り変わりを通じて自らカメラに収めていく
監督は、大阪芸術大学でドキュメンタリー作家、原一男に学んだ田中健太。苦しみながらも懸命に⽣きている⼦どもたちが集う、大阪・富田林市の駄菓子屋を描いた卒業制作『ぼくと駄菓子のいえ』が、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル、なら国際映画祭などで上映され、高く評価された。その待望の新作は、自らも不登校を経験し、黄柳高校で学んだ記憶を胸に、時には悩み。傷つきながら成長していく子どもたちを、四季を感じながらそばに寄り添い、生き生きと捉えていく。
どんな道を歩もうとも味方でいてくれる人がいたこと。気にかけ合う人がいたこと。自分を認められる自分がいたこと。
そういう経験をした人は、ずっと先までその経験に支えられて歩んでいけるのだと信じられる。人生の中にあった一瞬を忘れないでいられる。カメラに残された真剣な眼差しがそう思わせてくれた。
撮る側も撮られる側も、とても勇気のいる撮影だったと思う。この映画が学校の外へ、社会へ届けられたことに深く心動かされました。
――小森はるか(映像作家)
キャスト&スタッフ
監督・撮影・編集:田中健太
編集・アソシエイトプロデューサー:秦 岳志
(2023年、日本、上映時間:77分)
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公式X:https://x.com/bokutodagashi(外部サイト)
FB:https://www.facebook.com/bokutodagashinoie(外部サイト)
公開表記
制作・配給:合同会社ななし
2025年3月15日(土)〜新宿K’s cinemaほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)