イベント・舞台挨拶

『ショウタイムセブン』ティーチインイベント

©2025『ショウタイムセブン』製作委員会

 登壇者:渡辺一貴監督、どきどきキャンプ(佐藤満春・岸 学)

 阿部 寛がキャリア40年にして初のキャスター役を演じ、突如番組の生放送中に訪れる爆破事件という、唯一無二のシチュエーションで描かれるリアルタイム・サスペンスの設定に、公開発表時から大きな話題を集めている映画『ショウタイムセブン』。
 この度、ティーチインイベントが1月15日に都内で実施され、渡辺一貴監督とお笑いコンビ・どきどきキャンプ(佐藤満春・岸 学)が参加した。

 放送作家としても多忙な日々を過ごす佐藤は先んじて本作を鑑賞し「緊迫感がハンパない映画! ラストもビックリ! 監督、ありがとうございます!」と大絶賛で、劇場公開まで伏せられている犯人役について「キャスティングを知らぬまま映画を観ていたので、いい声の犯人だなと思いました。ミステリアスな声の演技で引き込まれて、登場した時に『カッコいい!』と思うと同時に、まさかの俳優さんでビックリしました」と目が点状態。「生放送中に変な事を言うリスナーはたまにいるけれど、その感じが声に出ていましたね。怖いと思いつつリアルだと思って鳥肌が立ちました」と業界人としての視点で太鼓判を押していた。

 渡辺監督も「低温の声がセクシーで、叫ぶのではなく抑えてジワジワくる声の演技が恐ろしさを際立たせていましたよね」と犯人役の声を絶賛。犯人役は最後まで画面に映らないのだが、撮影では「普通ならば電話の会話は録音したものを現場で流して芝居をしてもらいますが、今回は犯人役の方に撮影現場まで来てもらって、生で阿部さんと会話をしていただきました」と明かし「クライマックスまで一ミリたりとも画面には映っていないけれど、現場にずっとべたつきで来ていただきました」と振り返っていた。

 朝の情報番組を多数担当経験のある佐藤は、劇中のライブ感に触れて「生放送の緊張感が凄い! テレビの裏側は劇中で描かれているそのままなので、リアルすぎてどうやって調べて表現したのか気になりました」とテレビ制作の舞台裏の再現力の高さに興味津々。これに渡辺監督は「エキストラとしてテレビのバラエティや中継をやったことのある本物の方々に半分くらい入ってもらいました。実際の生番組でやるような動きや実際に使っている指示系統をリアルに再現しようと思いました」と細部へのこだわりを打ち明けていた。

 折本眞之輔(阿部 寛)は犯人との駆け引きをそのまま生放送で視聴者に見せるわけだが、このテレビマンとしての欲望について佐藤は「もし僕がその場にいたら……数字獲れるなと思ってしまうかも」と抗えないようで「誰にも傷ついてほしくないし、血も流してほしくないと思いつつも、ハプニングは生放送ならではの魅力。この映画ではその最高潮が起きているわけで、もし僕がここにいたら止めるふりをして内心は『折本、もっと行け!』と煽ってしまうかもしれないです」と苦笑いだった。

 一方、本編を鑑賞した観客からは「ラジオパーソナリティーとしての阿部 寛の声も素敵!」との声が挙がった。これに渡辺監督は「他の映画でも阿部さんの声は魅力的だと思えたし、これまでアナウンサー役をやられたことがないということで、これはぜひともやっていただきたいとお願いしました」などと抜擢理由を明かし、ラジオ好きの佐藤も「カフが上がる瞬間の阿部さんの一言目が超カッコ良い!」と阿部特有のダンディボイスに痺れていた。

 フォトセッションになろうとした次の瞬間、「動くな、手を挙げろ!」との声が。銃を構えて「この中にテロリストがいるという情報があった!」とステージに転がり込んできたのは伝説的海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーに扮した岸だった。「リアルタイムで事件が進行すると聞いて『24 -TWENTY FOUR-』だと思った」と勘違いしたそうで、渡辺監督に銃を向けて「この映画を『ショウタイム24 -TWENTY FOUR-』に変えてくれ!」と迫るも、「無理です」と当然の如く断られて「クソ~!」と嘆きながらもすぐに受け入れていた。

 そんな岸も本編を先んじて鑑賞したそうで「最後まで怒涛の展開でめちゃくちゃ面白かったです」と大興奮。「阿部 寛さんが髭を剃るシーンが好きです。ジジジジとものすごい音がしました」と妙な見どころを挙げていた。

 最後に佐藤は「業界人全員に観て欲しい作品。テレビ番組の制作スタッフの配置や座り方までリアル。それと同時にエンターテインメントとしてのバラスンも良く、劇中の折本たちと同じ時間を過ごしているかのような感覚を味わうことが出来ました」とアピール。
 渡辺監督も「2月7日公開なので、引き続き応援してください!」と呼び掛けていた。

 阿部 寛演じる折本と犯人役の声にも注目! リアルタイムサスペンスの大御所も絶賛の”命懸けの生放送”。本作の更なる続報にぜひご注目いただきたい。

公開表記

 配給:松竹 アスミック・エース
 2025年2月7日(金) 全国公開

(オフィシャル素材提供)

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