登壇者:阿部 寛、生見愛瑠、吉田鋼太郎、Perfume(あ~ちゃん、のっち、かしゆか)、渡辺一貴監督
映画『ショウタイムセブン』のジャパンプレミアが都内で行なわれ、キャストの阿部 寛、生見愛瑠、吉田鋼太郎、本人として出演するPerfume(あ~ちゃん、のっち、かしゆか)と渡辺一貴監督が舞台挨拶に登壇してクロストークを行った。
本作は、韓国で大ヒットを記録したソリッド・スリラー『テロ, ライブ』(監督:キム・ビョンウ、主演:ハ・ジョンウ)を元に、命懸けの生放送(ショウタイム)がリアルタイムで描かれるサスペンス・エンタテインメント。爆弾が仕掛けられたテレビ局を舞台に、阿部が扮する元人気キャスター・折本眞之輔が交渉役となって、犯人との電話を生中継する様子が緊迫感たっぷりに描かれる。
初のキャスター役に挑戦したという阿部は「ハラハラ、ドキドキする展開の作品になっています」と期待をあおる。「初めてのアナウンサー役で僕にとっても挑戦の作品になりました。ハードルの高い役で、セリフ量も過去最高」と充実の表情。
吉田は「臨場感、ライブ感が見どころですね」と緊迫のストーリー展開に自信たっぷり。また、吉田はキャスター役の阿部のセリフの多さに感心しきり。生見も「本当に信じられないぐらいのセリフ量を一発でこなされていた」と大絶賛。
そんな“過去最高”だというセリフ量について阿部は「不思議なことに、アナウンサーの言葉ってちゃんと考えられている綺麗なセリフで、意外と覚えやすかったことに驚きました」と話した。
撮影現場で見た阿部の凄さについて聞かれた生見は「どアップでずーっと阿部さんが映るシーンも多くて、すごい迫力。『こんなに顔面アップに耐えられる方がいらっしゃるんだ』とびっくりしました」と大興奮。阿部は、うなづきながら会場に目をやり、「皆さん、(スクリーンで)確かめてください」と強い目力でアピールした。
また、撮影現場について渡辺監督は「撮影中の1ヵ月くらいは、阿部さんのアップを毎日見続けていました。たぶん家族の顔よりも阿部さんの顔を見ている時間の方が長かったと思います(笑)」と話した。
本人役で出演しているPerfumeは、かしゆかが「本人役で出していただいて光栄です。撮影現場は、音楽の現場とは全然空気感が違って、ガヤガヤしてないんですよ。ずっとシーンとしていて、緊張して、3人とも顔がガチゴチになっちゃいました。私たちがどこに出ているのか、楽しみに観ていただけたら嬉しいです」。のっちは「本人役なので役作りする必要はなかったはずなんですけど……。とっても緊張した私たちが見られると思います。完成した映画を観て、めっちゃワクワクしました!」と熱くアピール。あ〜ちゃんは「緊張がそのまんま画面に映っていたよね。でも、それがこの映画の緊迫感と、いいふうにあいまっていたと思います」とにっこり。Perfumeは2011年公開の『モテキ』以来、14年ぶりの映像出演となった。
終盤、犯人から無茶な要求をされるという本作の展開にちなんで、阿部にしたい無茶ぶりについて話すことに。
生見が「阿部さんのプライベートの姿が見たい。想像できないのでYouTubeでVlogをやってほしい」とリクエスト。
吉田は「僕は、阿部さんが出演された『VIVANT』っていうドラマの大ファンで、もし『2』をやるなら、阿部さんから僕も出演できるように言っといてもらえませんか?」とほんとの無茶ぶり。阿部は「言っときますよ」と快諾していた。
かしゆかが、「Perfumeの自己紹介ポーズを阿部さんも含めて4人でやれたら嬉しい」と“無茶ぶり”。阿部は照れながらも「やります」と最初は要求を受け入れるも途中で恥ずかしくなり、「やっぱり断っていいですか?」と言って一度は中断。あ~ちゃんに「いい記念になるんで」と言われ、再度トライすることに。Perfumeの自己紹介ポーズをメンバーから直接指導された阿部は、大テレ。頑張ってメンバーと共に「かしゆかです」「あ~ちゃんです」「のっちです」「寛です」と自己紹介。阿部が4人目のPerfumeになって、かわいいPerfumeポーズを披露。会場を大いに盛り上げた。そんな阿部の頑張りに大きな拍手が起こった。
Perfumeは主題歌として新曲「Human Factory -電造人間-」を提供している。
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:松竹 アスミック・エース
2025年2月7日(金) 全国公開