第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、銀獅子賞を受賞し、第82回ゴールデングローブ賞受賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞、主演男優賞(ドラマ部門)を見事獲得した、映画『ブルータリスト』(2/21公開)が、第97回アカデミー賞®作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、作曲賞、編集賞、撮影賞、美術賞の合計10部門にてノミネートを果たした! 併せて、本ノミネートを記念し、2月11日(火・祝)より本作の先行上映および、IMAX®上映が決定した。3⽉2⽇(日)<現地時間(予定)>に開催される第97回アカデミー賞®発表にも引き続きご期待いただきたい!
第97回アカデミー賞®10部門ノミネート!
★作品賞
★監督賞:ブラディ・コーベット
★主演男優賞:エイドリアン・ブロディ
★助演女優賞:フェリシティ・ジョーンズ
★助演男優賞:ガイ・ピアース
★脚本賞:ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォールド
★作曲賞:ダニエル・ブルンバーグ
★編集賞:ダーヴィド・ヤンチョー
★撮影賞:ロル・クロウリー
★美術賞:ジュディ・ベッカー
本作は、第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年にわたる数奇な半生を、監督・脚本を務めた弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカン・ドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だったのだ――。
第97回アカデミー賞®ノミネーションを記念して実施が決定した先行&IMAX®上映。日程は、2/11(火・祝)〜<TOHOシネマズ 日比谷>限定での開催となっており、ブラディ・コーベット監督が観客をより深い没入体験へ誘うためにこだわった<第一章100分+インターミッション(休憩)15分+第二章100分>という上映形式を、いち早く最高の環境で体験できる貴重な機会となっている。なお、入場者特典として、インターミッション中に読むために作られた冊子「特製ミニブローシャ」<※非売品・限定数>の配布も決定。同冊子は、本作の主人公である建築家ラースロー・トートのクリエイションの歴史を紐解くような内容となっており、インターミッション15分の間に読むことで第二章への理解が、読者それぞれの視点で深まっていくような仕掛けになっている(※チケットは劇場窓口、劇場HPにて順次発売予定/詳細は各劇場公式HPにてご確認ください)。
主人公のラースロー・トートを演じるのは、『 戦場のピアニスト』(02)で第74回アカデミー賞®主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベトを演じるのは、『 博士と彼女のセオリー』(14)で第87回アカデミー賞®主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソンを演じるのは、『LAコンフィデンシャル』(97)、『メメント』(00)などのガイ・ピアース。そのほか、『憐れみの3章』(24)のジョー・アルウィンや、『トゥモローランド』(15)のラフィー・キャシディなど、ハリウッドを牽引してきたベテラン実力派から注目の若手まで幅広い役者陣が顔をそろえている。
本作は、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家97%(2024年11月時点)という高スコアをたたき出しており、同サイトでは「エイドリアン・ブロディによる魂の演技と、監督・脚本のブラディ・コーベットにより完璧にデザインされた『ブルータリスト』は、移民体験に対する壮大なトリビュートだ」と総評、また、イギリスの大手新聞The Guardianは本作を5つ星とし、「素晴らしい! 夢中にさせる大作」と絶賛レビューしている。
第二次世界大戦後、無残にもすべてを奪われた建築家が希望を抱いたアメリカン・ドリーム。見知らぬ土地と異なる文化、その光と影に苛まれながら、家族への愛と建築への情熱をたぎらせ続けた 30年――それは決して平坦な道ではなく、美談にまみれた軌跡でもない。移民として苦境にさらされ、欲望に弱く、孤独にひしがれた一人の男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じる215分。その切り拓かれていく半生と共に旅しながら、極上の没入体験を我々にもたらす唯一無二の人間ドラマである。
公開表記
配給:パルコ ユニバーサル映画
2025年2月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)