インドの歴史的詩人・タゴールの歌に迫った、ドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』(2020)で知られる気鋭・佐々木美佳監督の短編最新作『ブーゲンビリアの夢』の製作が決定した。
本作は戦争をテーマとした日・印共同製作作品で、全編をインドで撮影予定だ。
監督の佐々木は現在、インド・コルカタの国立映画学校Satyajit Ray Film and Television Insitute監督脚本コースに唯一の日本人学生として在籍している。
執筆家としても活動する佐々木美佳の著作『うたいおどる言葉、黄金のベンガルで』(左右社)は、アーティストのコムアイなどの著名人からも絶賛の評を受けるなど、国外で活躍する萌芽を秘めた新進気鋭の映画監督だ。
今回、佐々木は戦後80年という節目にあたり、戦争を題材にしたヒューマン・ドラマの撮影に挑む。
今月17日にMotionGalleryで始まったクラウドファンディングは、開始5日で達成率200%を突破しており、話題を集めている。
リンク:https://motion-gallery.net/projects/bougainvilleas-dream(外部サイト)
また、詩人の大崎清夏、ダンサーの中間アヤカらと共催するイベント『渋谷への手紙 ~LOVE HATE SHOW~』も、1月24日~26日に渋谷・404 Not Foundにて開催予定。
リンク:https://biz.shibuyabunka.com/event/472/(外部サイト)
監督 メッセージ
インドで日本の戦争映画を作ることは大変無謀に思えますが、現実と夢、リアリズムとシュールリアリズムを行き来する作品であれば、可能なのではないかというちょっとした希望もあります。『ブーゲンビリアの夢』が何を指すのかは、作品を見てからのお楽しみということで。
私たちがどこまでこの作品をやり切ることができるか、どうか一緒に制作するチームの一員になって見守ってください!
ストーリー
地方に暮らす夫婦、千代子と実。新婚生活も束の間、2人は実の徴兵により離れ離れになってしまう。戦地と日本をつなぐのは、手紙だけである。別々に暮らすはずの2人はある日、不思議なブーゲンビリアの夢を見る。
(オフィシャル素材提供)