登壇者:坂口健太郎、藤井聡太竜王、日本将棋連盟会長:羽生善治ほか
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会場のスクリーンに映画『盤上の向日葵』の超特報映像が流れ、真剣な表情で映像を見守る空気が漂うなか、拍手と共にステージに登場したのは坂口健太郎。本作にちなみ、この季節では珍しい向日葵の花束が藤井聡太竜王に手渡しされ、笑顔を交わす姿に再び大きな拍手が!
続いて、坂口はマイクの前に立ち「おごそかな会だと思っていたんですが、裏にいたらみなさんの笑い声が聞こえて、ほっと胸を撫で下ろしました(笑)。普段、撮影をするよりも緊張しています」と明かし、本作で演じている“天才棋士”役について紹介。坂口は「監督がたくさんの棋士の方の映像を参考に送ってくださって、毎回その映像を見ながら役作りといいますか、手を指す仕草など、いろいろ勉強させていただきました」と役作りの秘話を披露し、「映像のなかには藤井聡太竜王の姿もあったので、もしかしたら、僕は勝手に藤井竜王のエキスのようなものが入っているのかなと思いました」と明かしたところ、会場には笑いが起こり、和やかな雰囲気に。
続いて、「棋士の役を演じた今だからこそ、盤上のうえに充満するような、目にはみえない色のついた煙のようなものを日々感じて、撮影に挑んでいました」と、撮影現場を振り返り、「ぜひ、今回の映画を藤井竜王にも観ていただいて……」とコメントするも慌てて「宣伝ではないです!」と語り、会場にはまたも和やかなムードに。
最後は「将棋界がますます発展していくのを祈っております。今日はおめでとうございます!」と締めくくった。坂口からのコメントを受け、藤井竜王は「坂口さまにはご祝辞いただきまして、本当にありがとうございます。この映画が今年の秋に公開されるとのことで、この映画を通して将棋がもつさまざまな魅力が多くの方に伝わることを期待しております」と、本作へのエールを送り、将棋界と映画界、最注目2人の初対面は、まるで映画のワン・シーンのようで大きな拍手と共に終了した。
生き方に迷うすべての人に贈る、慟哭と感動のヒューマン・ミステリー『盤上の向日葵』は、10月31日(金)より、全国公開。
ストーリー
山中で発見された白骨死体。手がかりは、この世に7組しか現存しない将棋の駒。容疑者は、突如将棋界に現れプロ棋士たちを圧倒し、一躍時の人となった天才<上条桂介>。
捜査の過程で、賭け将棋で裏社 会に生きた男<東明重慶>の存在が浮かび上がり、やがて、謎に包まれた桂介の生い立ちが明らかになる。それは、想像を絶する過酷なものだった……。
衝撃の結末、魂が震える慟哭のヒューマンミステリー。
(2025年、日本)
キャスト&スタッフ
監督、脚本:熊澤尚人
原作:柚月裕子「盤上の向日葵」(中央公論新社)
出演:坂口健太郎、渡辺 謙
音楽:富貴晴美
制作プロダクション:松竹撮影所
製作:「盤上の向日葵」製作委員会
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X/Instagram:@banjyo_movie
公開表記
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
10月31日(金) 全国公開
(オフィシャル素材提供)