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筒井武文監督がおくる幻の恋愛映画『自由なファンシィ』日本映画界を代表する6名の著名人よりコメント到着!2月22日(土)渋谷ユーロスペースにて公開

© 2015 筒井武文

 『孤独な惑星』(11)や『ホテルニュームーン』(19)で男女の心が揺らめく瞬間捉え、秘密と嘘が交差する物語を描いてきた筒井武文監督が2015年に制作した幻の恋愛映画、『自由なファンシィ』が2025年2月22日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開となる。この度、本作の公開決定に寄せて日本映画界を代表する6名の著名人より感銘のコメントが到着した! また、劇場公開期間中にスペシャルゲストを招いたトークイベントの開催も決定した。

筒井武文監督が唱える映画の魔法に魅せられた日本映画界を代表する著名人たちより感銘のコメント到着!

 『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在する』の濱口竜介監督は、「フィルムを見続けてきた男の卓抜な撮影と編集のアイデアが、心理や説話の軛から遥かに逃れながら、デジタルの画面で揮発する。そのさまこそが美しい」、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』の大九明子監督は「面白い! 最も自由なのは筒井武文監督の精神であった」と筒井監督が創造する映像世界を絶賛。『孤独な惑星』では撮影現場のメイキングも担当していた三宅 唱監督は、「大先輩が、まるではじめて映画を作っているかのように、いまにも躍りださんばかりの勢いで「絶対OK!」と宣言する、その格好良さ。『自由なファンシィ』のあらゆるショットは、本番特有の不穏なスリリングさと晴れやかなOK!の幸せに満ちている」と筒井監督から学んだ映画精神も振り返りながらコメント。他にも俳優の斉藤陽一郎、瀬田なつき監督、五十嵐耕平監督といった、今日の日本映画界で活躍する6名から素晴らしいコメントが到着しました!コメント全文は本資料2頁目に掲載している。

公開記念アフタートークイベントの開催も決定!筒井武文監督が犬童一心監督、瀬田なつき監督と対談

 渋谷ユーロスペースでは公開初日の2月22日(土)には、筒井監督とは東京造形大学在学時からの友人で、筒井監督が1982年に制作した映画『レディメイド』で俳優としても出演した犬童一心監督が登壇。2月23日(日)には東京藝術大学大学院映像研究科で筒井監督に師事していた瀬田なつき監督が登壇。筒井監督と深い交流のある方々をお招きする対談で、筒井監督独自の映画技法について語り合う。詳細は後日劇場HPにて案内される。また、劇場公開期間中にはさらなるトークイベントの開催も予定しているので、ご期待いただきたい!

●渋谷ユーロスペース:http://www.eurospace.co.jp/(外部サイト)

コメント

濱口竜介(映画監督『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在する』)
 フィルムを見続けてきた男の卓抜な撮影と編集のアイデアが、心理や説話の軛から遥かに逃れながら、デジタルの画面で揮発する。
 そのさまこそが美しい、と見ているうちに松平英子が映画の強靭な支持体として立ち上がってくる。感動した。これほど監督自身を表したタイトルもないように思ったが、実在の演劇のタイトルと知って、また驚く。

大九明子(映画監督『勝手にふるえてろ』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』)
 面白い! 最も自由なのは筒井武文監督の精神であった……としみじみ感じる映画でした。
 お疲れさま、ファンシィさん。あなたはもう自由です。

三宅 唱(映画監督『夜明けのすべて』『ケイコ 目を澄まして』)
 息を潜めてじっと本番を見守り、もう一度、もしくはOK!を宣言できること。それがどれだけ幸せな一瞬かということを、『孤独な惑星』撮影現場のメイキングを通して筒井さんから学んだ。大先輩が、まるではじめて映画を作っているかのように、いまにも躍りださんばかりの勢いで「絶対OK!」と宣言する、その格好良さ。『自由なファンシィ』のあらゆるショットは、本番特有の不穏なスリリングさと晴れやかなOK!の幸せに満ちている。だからこそ、ラストのセリフがつい嬉しくなる。

瀬田なつき(映画監督『違国日記』『ジオラマボーイ・パノラマガール』)
 ファンシィさん、誰かがその名を呼ぶだけで、もうマジックがかかってしまう。映画内の現実と虚構は混ざり合い、フレームの内外は入り乱れ、演技も演出も、いろんな境界を超えて迷宮へ。気づくと私も筒井監督の魔法にかけられていた。

五十嵐耕平(映画監督『SUPER HAPPY FOREVER』『泳ぎすぎた夜』)
 ファンシィさん(ゆかり)は自由なのかと素朴に考えてみると、全くそんなことはないように見える。むしろ自分自身がよく分からず、牢獄の中をのたうち回っているようだ。結果的にそれが周りの人間を振り回すことになるのだがしかし、この映画の最も感動的なことは、それらの苦しみを否定も肯定もせずに、映画全体で受け止めていること。できる限りの自由さによって!

斉藤陽一郎(俳優 『Eureka/ユリイカ』『蒲団』)
 岩瀬 亮さん演じる主人公の振り回されっぷりは、懐かしさよりも「身に覚え」というレベルでもどかしく本当に素晴らしかったのだが、更に素晴らしいのは「ファンシィ」なヒロインを演じた松平英子さんの、観ているもの全てを惑わす「スペイシィ」な佇まいで、コントロールの効かないバラバラだった自分が終盤、まるで美しい星座の様に繋がっていく瞬間に目が離せなくなり、年甲斐もなくまた振り回されそうになるのだった。まだまだですね。

公開表記

 配給:COMTEG
 2025年2月22日(土)渋谷ユーロスペースにて公開

(オフィシャル素材提供)

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