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3月14日(金)に公開が決定した『Four Daughters フォー・ドーターズ』の本予告、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
第76回カンヌ国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞に輝き、第96回アカデミー賞®では長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされるなど世界の映画祭で20以上もの賞を獲得し、近年最も高く評価された作品のひとつである『Four Daughters フォー・ドーターズ』が2025年3月14日に日本公開されることが決定した。
監督は『皮膚を売った男』(2021)でアカデミー賞®国際長編映画賞にノミネートされたカウテール・ベン・ハニア。実話に基づき、2人の娘を「イスラム国(IS)」に奪われた母オルファと、残された2人の娘の軌跡を追う本作は、ドキュメンタリーとフィクションを融合させた異例の手法で世界を驚かせた。
15歳と16歳。姉たちはなぜ過激化したのか。
残された母と妹が選んだのは記憶を演じ直すことだった。
今回解禁された予告編では、娘たちと向き合い、失われた時間を“再演”する母オルファ(本人)と、彼女を支える名優ヘンド・サブリーの姿が映し出される。劇中、母親としての痛みと葛藤を抱えながらも、過去を振り返り、真実と向き合うオルファの姿は、観る者の心を深く揺さぶる。さらに、娘を演じる若手女優たち(ヌール・カルイ、イシュラク・マタル)が、本物の妹たちと共に家族の記憶を辿るシーンが、ドキュメンタリーの枠を超えた新たな映画体験へと誘う。
解禁されたポスタービジュアルは、4人の娘たちがベッドに寄り添って横たわる姿が印象的に描かれている。しかし、そこに写っているのは姉妹の親密な関係性だけではなく、喪失感と、取り戻せない時間が刻まれている。「大好きな姉たちが、消えた。」というコピーが、物語の痛ましさと深い感情を象徴している。場面写真では、母オルファと残された娘たちが俳優たちとともに、家族の記憶を紡ぎ直すシーンが切り取られている。フィクションと現実が交錯し、過去と現在が混ざり合う瞬間の数々が収められている。
カンヌ映画祭の公式解説で「希望と反逆、暴力と継承、そして姉妹愛の親密な旅が、我々の社会の根幹に問いを投げかける」と評された本作。監督カウテール・ベン・ハニアは「この映画は単なるドキュメンタリーではなく、彼女たちの人生であり、彼女たち自身の言葉なのです」と語り、その斬新な手法と深い感情表現が絶賛されている。
国際メディアでも高く評価され、Vogue誌は「必ずあなたを泣かせるだろう」と断言。北米でも「今年最も心を揺さぶられたドキュメンタリー」として称賛を集めている。
公開表記
配給:イーニッド・フィルム
2025年3月14日 新宿シネマカリテ 他 全国順次公開
(オフィシャル素材提供)