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監督:石田えり(第一回監督作品)『私の見た世界』7月26日(金)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

© 2025 Triangle C Project

 トライアングルCプロジェクト配給の映画『私の見た世界』が7月26日(金)よりシアター・イメージフォーラムにて公開されることが決定した(全国順次公開)。公開決定にあわせ、監督コメント及びスチル2点も解禁となる。

女優・石田えりが監督(長編初)・脚本・編集・主演を行い、新たな視点で描かれる、日本犯罪史に残る14年11ヵ月10日間の逃走の日々。

 36歳の女は、4人の子どもたちから愛されている普通の母親だった。が、幼い頃に受けた心の傷は、無意識に、彼女自身に影響を与えていた。そして、大変なことをしてしまう。顔を整形し、時効までの15年を逃げ切ろうと決意する。世間から極悪人と呼ばれるようになる。逃げれば逃げるほど、普通の顔をした世間の悪意は強まってゆく。彼女は何を見たのか……。
 1982年(昭和57年)8月19日に発生し、15年の時効まであと数日という1997年(平成9年)7月29日に犯人である福田和子が逮捕され、日本犯罪史に残る大事件として世間の耳目を集めた松山ホステス殺人事件。その福田和子が松山拘置所内で自ら綴った原稿用紙360枚にわたる激動の半生「涙の谷」(扶桑社刊)を原作に、女優の石田えりが、自ら監督・脚本・編集・主演の4役に携わり映画化。整形手術を繰り返し、14年11ヵ月10日にわたった逃走の日々を新たな視点から描き出した。

石田えり監督コメント

 生きていれば、どんな人でも、できれば逃げ通したいものに出会う。
 考えるのが面倒なこと。過去にしでかした罪や受けた傷。
 どうすることもできないと思っている性癖。トラウマ。
 しかし、「逃げる」ということは、「追われる」ということだ。
 いったいどうしたら「解放」されるのだろう?

 ある日、その答えのヒントになるような夢を見た。
 人に言うとバカみたいと思ったが、その3日後、詩人の谷川俊太郎さんが見た夢を語られているのを、偶然テレビで観た。
 全く同じ夢だった。驚いた。

 私はこの夢のことを、時効寸前まで15年逃げ続けた、整形殺人犯「福田和子」自身の手記を基に、伝えられたらいいなと思いました。

© 2025 Triangle C Project

石田えり プロフィール
 熊本県出身。『遠雷』(80/根岸吉太郎)で日本アカデミー賞優秀主演賞と優秀新人賞、『華の乱』(88/深作欣司)や『飛ぶ夢をしばらく見ない』(90/須川栄三)などで日本アカデミー賞最優秀助演賞などを重ねて受賞。カンヌ映画祭コンペティション部門出品の『嵐が丘』(88/吉田喜重)、オーストラリアAFI主演女優賞にノミネートされた『AYA』(91/スルーン・ホアス)、ヴェネチア映画祭オリゾンテ部門オープニング作品『サッド ヴァケイション』(07/青山真治)他に出演。 ヘルムート・ニュートンが撮影した写真集「罪-immorale-」(93)は大きな話題を呼んだ。また、ピーター・リンドバーグ撮影の写真集「56」(17)も刊行。2018年には、短編映画『CONTROL』(19)で初監督。『G.I.ジョー・漆黒のスネークアイズ』(21/ロベルト・シュヴェンケ)でハリウッド映画デビューを果たした。ノ宮隆太郎監督)、『シサㇺ』(24/中尾浩之監督)、劇場アニメ『ふれる。』(24/長井龍雪監督)、『君の忘れ方』(25/作道雄監督)、『雪の花 ともに在りて』(25/小泉堯史監督)。ドラマ「ライオンの隠れ家」(24/TBS)での演技が注目を集めた。

キャスト&スタッフ

 監督・脚本・編集・主演:石田えり
 原作:福田和子(「涙の谷」扶桑社刊)
 出演:石田えり、大島蓉子、佐野史郎
    夏川さつき、後藤ユウミ、下総源太郎、林 歩楓、蒲生純一、佐藤まんごろう
    桑田佳純、島村苑香、スガ・オロペサ・チズル、日下部そう、峰秀一、石井ひとみ
    くれみわ、小田和江、関口ふで、櫻井紗季、岡本 舞、仲野元子、黒井悠未、塩野谷正幸
    松下太亮、西山水木、齋藤光司、世志男、栗田昌治

 プロデューサー:佐藤ちひろ
 音楽:ジャイルス・リーブス
 音響監督:臼井 勝
 撮影:伊集守忠

 (2025年、日本、上映時間:69分)

オフィシャル・サイト(外部サイト)

401 Unauthorized

公開表記

 製作・配給:トライアングルCプロジェクト
 2025年7月26日(金)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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