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登壇者:作間龍斗、山下美月、NOA、月島琉衣、甲田まひる、鈴木もぐら
茅島みずき、安川有果監督
シリーズ累計600万部突破(紙・電子合算)のメガヒットコミックス『山田くんとLv999の恋をする』(著:ましろ)を実写化した映画『山田くんとLv999の恋をする』が、初お披露目となる2月26日(水)、完成披露試写会“YAMADA FES”が実施され、W主演の作間龍斗、山下美月、さらにNOA、月島琉衣、甲田まひる、鈴木もぐら、茅島みずき、安川有果監督など豪華キャストが登壇。満員の観客から黄色い声援と盛大な拍手で迎えられ、華やかな雰囲気に包まれた。
作間は「早速皆さんに作品をお届けすることができる機会が来たと実感し始めています」と話すと、山下は「ついにこの日が来たと、いよいよ皆さんの元へ映画が届けられることがすごくうれしいです。山田の魅力をたくさん伝えられるように頑張ります」と初お披露目に緊張と喜びいっぱいの様子だった。
続けて、NOAは「今日やっと素敵なこの作品をお届けすることができるのがとてもうれしく思います。実は僕も緊張で手汗がすごくて、マイクがいつ落ちるか不安なのですが、今日は皆さんと素敵な時間を過ごしたいと思います」と話し、初めての完成披露試写会という月島は「このキャストの皆さんといると安心します。山田くんにはとても個性豊かなメンバー、そして可愛いキャラクターがたくさん出てくるので早く皆さんにキュンキュンを届けたい気持ちでいっぱいです」と初々しく挨拶。
鈴木は「私事なんですけど、明後日人工股関節手術がありまして……」と打ち明けると、全員が「えー!」と反応。「手術前にこの景色を、皆さんのお顔一人ひとりを焼き付けて、皆さんが応援してくれると思って手術を受けてきます!」と宣言。
甲田は鈴木の宣言に「生きて帰ってきてください!」と心配しつつ「素敵な作品に関わらせていただいて本当に光栄です」と喜びを語った。
茅島は「今日、一足先に観ていただけるということで、皆さんでキュンキュンしていただけたら嬉しいです」と率直な気持ちを明かしていた。
本作で超塩対応の高校生プロゲーマー山田役を演じた作間は役について「連載当初から(原作漫画を)読んでいたので、分解する必要もないくらい山田が馴染んでいました。山田は感情が表に出ないキャラクターなのですが、山田くんの中でいろんな感情を作り出してそれを出すか出さないか、そういうバランスは監督とも相談しながら進めていきました。個人的には単純に面倒くさそうにしている山田のことも好きなのですが、いろんな山田を見ることができると思います」と振り返り、山田との恋に挑む大学生・茜役を演じた山下は「大人気の原作を実写化、そして自分に落とし込むという作業が難しかったです。茜ちゃんの服装だったり、髪色だったり、注目していただきたいなと思います。あとは現場の空気感がすごく良かったので、仲のよさとか温かさも感じていただけたら嬉しいです。」と振り返っていた。
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劇中のゲーム内でギルドのマスター・佐々木瑛太を演じたNOAは「ギルドの仲間たちを引っ張っていく姿だったり、相談に乗ってあげたり、そういう一面を皆さんにお届けできるように監督ともいろいろお話させていただいて演じました」と話すと、瑛太の妹でギルドメンバー・佐々木瑠奈役を演じた月島は「ファッションとかヘア・スタイルとか、初めての挑戦で難しさはあったのですが、研究して頑張りました」と振り返っていた。
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ギルドメンバー・鴨田たけぞう役を演じた鈴木は「ゲーム内の鴨田さんもギルドの一員なのですが、僕も実際のオンライン・ゲームでギルド・マスターをやっていたので、それが今回の映画にも活かされているかと思います」とゲーマーな一面を見せていた。
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茜の友人・前田桃子役を演じた甲田は「茜の親友という立場で、どれだけ山下さんと仲良くなれるかが大事だと思っていたので、山下さんと他愛のない話をしたりしました。そして芯のある人で、思いやりのある素敵な人柄が伝わるように演じられたかなと思います」とアピール。
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山田に片思いをする同級生・椿ゆかり役を演じた茅島は「そんなに多く語るタイプではないので目線などで山田のことを想っていることが伝わるように演じました。山田に想いを伝えるシーンは一番椿ちゃんが魅力的に見えるようにこだわって演じました」と熱演を予告。
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監督は「山田くんは、ゲームをきっかけに知り合ってさまざまな世代の人たちが登場し、それが個性豊かな人々というのがすごく魅力だと思っています。今回、絵本のような世界感を目指したいなと思い、ラブコメなので遊べるところは遊んでみたり、初めて挑戦できたところが多くてとても気に入っています」とこだわりを語った。
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若い世代から絶大な支持や共感を集めているましろ先生の原作について山下は「すごく優しい世界だなと思いました。今までのラブコメ作品だとちょっと敵キャラがいたりとか、ライバルがいたりというストーリー展開があると思うんですけど、山田くんはみんなそれぞれちょっと素直になれない時期とか誰かに気持ちを吐露するのが苦手だけど、全キャラクター好きになってしまう。どのキャラクターにも共感できるようなところがあって、全員応援したくなるキャラクターだなと思いました。“令和のラブコメ”って山田くんが言われる部分なのかなとは思いますね。」と印象について話すと、作間は「山田と茜の関係性が好きですね。きっとお互い不器用なタイプが違うんです。その二人が自分なりにちょっと頑張ってアプローチしてみる姿が可愛らしかったり、そのコミュニケーションをみてほっこりしますね。お互いに一歩ずつ踏み込んだ時にキュンとして、ずっと見ていたいなと、終わらないでほしいなと切実に思いますね」と絶賛していた。
本作で一番キュンとしたシーンを聞かれ、「一つあります!」と切り出した作間は上映前の舞台挨拶でネタバレを気にしつつ「ちょっとずつ縮まっていくんですよ(笑)。ちょっとしたハプニングがあって二人の顔が近づくシーンがあるんですけど、時が止まったみたいなシーンにこっちも息が止まるような感じで好きですね」と明かすと、頷く観客も。山下は「椿ちゃんと山田のシーンが好きで、これぞ恋愛ものという感じで、雨が降っているなかで“THE”な演出があったりして“ヒロインだ――”と思って。茜はその部分を知らないんですけどそれもまた良くて。椿ちゃんと山田の胸キュンシーンをぜひ見てほしい」と話すと、作間は「すごい関係性ですよね(笑)、ここの3人。観てください!」と会場に呼びかけた。
そして「塩対応な山田・Lv999」に因んで現場であった超難しかった塩エピソードを聞かれると、「しお?」と考え込む一同。茅島がまず手を挙げ、「理解するのに難しかったんですけど、作間さんの糖分の摂取の仕方」と㊙エピソードを披露。「ホットのドリンクに入れるスティック型の砂糖を何本も飲んでるんですよ。他の現場でもその噂を聞いたことがあって」と話すと、すかさず作間は「そのまま飲んだほうが効率よくない?っていうだけです。マネしないでください。僕も今はやめてます(笑)。現場って頭使うじゃないですか。すぐ回復したいなと思って」と説明した。次に月島は「ギルド・メンバーが集まるシーンがあって、ジュースを一気に飲むシーンで炭酸飲料を一気に飲んで。それを何回かやって難関で苦しかったです」という撮影エピソードに、登壇者一同から「かわいい~♡」の声が上がっていた。山下は「ギルド・メンバーで焼肉屋さんに行くシーンがあって、茜と山田の抜けに鴨田役のもぐらさんがアドリブでふざけまくって、めちゃくちゃNG出すっていう」と鈴木の撮影裏話を暴露。鈴木は「おいしそうなお肉があって全然食べれない時間に心が壊れちゃって(笑)、肉を食わせろ!ってなっちゃって。肉フラストレーションが溜まってて」と振り返り、監督は「あの日はいい雰囲気で撮影できて。柔らかい空気とかもシーンに残ってると思います」と笑う場面も。
さらに、各界から素敵な祝辞が到着。スライド形式でスクリーンに映し出されたのはすべて“山田さん”からのメッセージが! 山田花子や山田うどん食堂、ヤマダデンキなどからのメッセージにキャストたちは「すごーい!」「熱いですね!」と大興奮!
“YAMADA FES”はまだまだ終わらず、Lv1、Lv199、Lv499、Lv999の難易度レベルに分かれた山田にまつわる「山田クイズ」が行われると、キャスト陣も白熱!
Lv1「やまだを漢字で書いた時の画数は何画?」の質問に、真っ先に手を挙げた月島は「8画」で大正解!
Lv199「山田という名字の由来は何でしょう?」というクイズに、思わず「知らないな」と顔を見合わせるキャスト達。すると、作間が「山を無くして田んぼにした人」と答えを見事言い当てた! 山下も「さすが、山田!」と驚いていた。
Lv499「山田さんは全国に何人いるでしょうか?」には思いつく数字をどんどん答えていく登壇者、段々と答えに近いていく中、鈴木は「800兆人」と桁違いの数字を答えボケる一幕も。そして最後に茅島は「80万2000人」と回答し、正解! ちなみに山田は全国の苗字ランキングで12位 という山田豆知識も。
Lv999「この会場に山田さんは何人いるでしょうか?」という難解な問題に観客たちもザワザワ。真っ先にNOAが「8人」と答えるも不正解……。茅島が「4人」と回答しまたも正解すると山下が「なんで分かるの!?」と山田クイズに大盛り上がりだった。
最後に作間は「これからたくさん山田の魅力を伝えながら僕も公開を心待ちにしています。今日観たら良かったよ!とたくさんの方に伝えていただいて、何回でも劇場に足を運んでもらえたらと思います」と本作をアピールすると、山下は「キャストをはじめ、多くの方のお力をお借りして、みんなでこの作品を大切に実写化させていただきました。(原作漫画の)ましろ先生に良かったと言っていただけるような作品を作れるようにここまで頑張ってきたので、先ずは皆さんにあたたかい感想を広げていただければと思います」と期待を込めていた。安川監督は「私はスタッフ代表でここに立っているんですけど、この作品は本当にアイデア豊富なスタッフたちが遊び心をたくさん導入して作った可愛らしい作品に仕上がっています。本作は作間さんと山下さんがワン・シーンずつ心を込めて演じていただき、お二人の初主演作という特別感も詰まっている作品。このスクリーンで山田くんを味わい尽くしていただければと思います」と締め、大きな拍手の中、イベントは幕を閉じた。
公開表記
配給:KADOKAWA
3月28日(金) 全国劇場にてGAME START💛