記者会見演劇

JAPAN THEATER「SEIMEI」公開ゲネプロ&初日前会見

Ⓒ松竹

 2025年3月1日(土)東京・ THEATER MILANO-Zaにて JAPAN THEATER『SEIMEI』Supported by 飯田グループホールディングスがついに開幕した。
 本作は、世界に誇る日本のクリエイターが集結し、安倍晴明の世界を新しいエンターテインメントとして舞台化する邦楽劇。出演は安倍晴明役には数々の舞台に出演しながら、映像でもその存在感を示す市川團十郎。そして、朱雀役にLil かんさいとして活躍し、舞台『波濤を越えて』や映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で好演を博した嶋﨑斗亜。
 その他、市川右團次、中村鷹之資、市川男寅、大谷廣松、市川九團次、他も出演。脚本に、数々の歌舞伎の脚本、補綴を務める今井豊茂。演出には多くのゲームを手がける広井王子。楽曲を務めるのは、世界的ミュージシャンのSUGIZO。邦楽作曲には、歌舞伎など多数の舞台に出演しながら作曲活動も行う今藤長龍郎。神楽振付には、世界のトップ・アーティストの専属ダンサーを務めるケント・モリ。歌舞伎音楽は、歌舞伎公演の出演を続けながら公演制作やプロデュースを手掛ける田中傳次郎。
 世界で活躍する豪華クリエイター陣がどのような世界を作り上げるのか。
 陰陽師・安倍晴明と都を護る四神を軸に、神々と人間との共存、調和を描き出す本作。エンターテインメント性に富んだ舞台にご期待いただきたい。

 東京公演初日となる3月1日(土)に公開ゲネプロ&初日前会見を行った。会見には急遽、楽曲を担当するSUGIZOも登壇し、大阪観劇の感想や本日発表となった東京公演に特別出演する意気込みを語った。

コメント

Ⓒ松竹

市川團十郎
 今作は「邦楽劇」と銘打っているので、歌舞伎だと思って構えず、自由に楽しんでいただければと思います。好きなところで拍手して笑ってほしいですし、外国人の方も、日本の文化というよりは今変化しつつある文化を旅の途中で観に来る気持ちでいていただきたいです。我々俳優にとってはTHEATER MILANO-Zaという新しい劇場に立てることが勉強ですし、幸せなこと。この劇場はお客様と俳優の距離感が近く、臨場感を持って伝えられますね。
 歌舞伎という演劇はルールがありますが、今作はルールを持ちながらも広井王子さんをはじめ、嶋﨑斗亜さん、SUGIZOさん、ケント・モリさんなど歌舞伎にとって新しい方々と交流し、ルールを削りながら残しながら作っていきました。歌舞伎を観たことがない若い方が観るにも分かりやすいテーマです。
 斗亜くんには「間」の取り方をアドバイスしました。「門」に「日」と書いて「間」ですが、歌舞伎の世界では悪魔の「魔」とも言います。物事を良く見せるにも悪く見せるにも間が存在して、ミュージカルや現代劇の間と歌舞伎の間は少し違うものです。短い時間ではありましたが、斗亜くんに歌舞伎の「間」をお伝えしました。それと、東京では心細いかもしれないので、気が向いたらご飯に行きたいですね。
 JAPAN THEATER「SEIMEI」東京公演は本日から23日までの上演です。ぜひこの新宿という街を楽しんでいただいて、その延長で劇場に来て芝居を楽しんでいただいて、また新宿を楽しんで……とたっぷり満喫してください。斗亜くんも心細い東京生活にファンの方が来ていただけると安心だと思うので、チケットを1回から2回へ増やしていただけると嬉しいです(笑)。

十三代目 市川團十郎 プロフィール
 1977年12月6日生まれ。十二世市川團十郎の長男。1983年5月歌舞伎座『源氏物語』の春宮で初御目見得。1985年5月歌舞伎座『外郎売』の貴甘坊で七代目市川新之助を名乗り初舞台。2004年5、6月歌舞伎座『暫』の鎌倉権五郎、『勧進帳』の富樫左衛門、『春興鏡獅子』の小姓弥生後に獅子の精、『助六由縁江戸桜』の花川戸助六で十一代目海老蔵を襲名。
 自主公演「ABKAI」や2015年から始まった「六本木歌舞伎」などで多数の新作を創り上げる。
 海外公演は、2004年に十一代目海老蔵襲名披露をパリ・国立シャイヨー宮劇場をはじめ、ロンドン、アムステルダム、パリ、ロンドン、ローマ、シンガポール、UAE、ニューヨークにて公演を行い、いずれの舞台も大きな話題となっている。
 2015年より東京2020組織委員会文化・教育委員会委員を務め、2021年東京2020オリンピック競技大会開会式へ出演。
 2022年11月歌舞伎座『勧進帳』の武蔵坊弁慶、『助六由縁江戸桜』の花川戸助六、12月歌舞伎座『京鹿子娘二人道成寺』大館左馬五郎、『助六由縁江戸桜』の花川戸助六で十三代目市川團十郎白猿を襲名。
 2001年芸術選奨文部科学大臣新人賞、2007年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ。

嶋﨑斗亜

 先日大阪での公演を終えました。大阪では客席から自分の名前を呼ぶ掛け声があったことが、とても新鮮で嬉しく思いました。
 今作は現代劇では中々ない型で動きつつ、感情の動きも表現しなければならないので、苦戦しました。自分の意図する感情の動きがお客様に伝わらず悩んでいましたが、團十郎さんからアドバイスをいただいたので、どんどん良くして頑張っていきたいです。
 團十郎さんにはとても優しくしていただいています! 美味しいところをたくさん知っていると思うので、焼肉を一緒に食べに行きたいです。
 THEATER MILANO-Zaはお客様の距離感が近く、とても観やすい劇場だと思います。歌舞伎の要素があると同時に歌舞伎ではあまりしない振付もたくさんちりばめられているので、歌舞伎と思わずそのまま楽しんでいただけたらと思います。

嶋﨑斗亜(Lil かんさい) プロフィール
 2003年大阪府生まれ。
 2016年事務所に入所し、2019年Lil かんさいを結成。舞台、ドラマ、映画と幅広く活動中。
 主な出演作にドラマ「ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情」(21年/ABC・EX)、「僕らは恋がヘタすぎる」(20年/ABC)、「年下彼氏」(20年/ABC・EX)、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23年)、『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』(22年)、『映画 少年たち』(19年)、舞台『もしも塾』(23年)、『波濤を越えて』(22年)など。2024年には、Lil かんさい初の東京単独公演となる「Lil かんさい LIVE 2024 『一舞入魂』」、関西ジュニアによるコンサート「関西ジュニア サマバケ2024」、ドラマ「年下彼氏2」やコンサート「KAMIGATA BOYZ DREAM IsLAND 2024」にも出演した。
 「まいど!ジャーニィ~」(BSフジ)、「関西ジュニアとれたて関ジュース」(ラジオ関西)にレギュラー出演中。

舞台写真

Ⓒ松竹
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JAPAN THEATER『SEIMEI』

Ⓒ松竹

 Supported by 飯田グループホールディングス

あらすじ
 時は平安。天下が乱れるとのお告げを受けた安倍晴明は、平安京の四方を守護する朱雀・青龍・白虎・玄武の四神を召喚し、都の結界を守るよう命じる。しかし、朱雀は晴明を裏切り、魑魅魍魎とともに都に侵入した第六天魔王に追従。晴明を討つことを誓う……。
 果たして、朱雀が晴明をはじめ人間を一掃すべきと考えた理由とは。そして、窮地に追い込まれた晴明は、この世の安寧を取り戻すことができるのか。

【出演】市川團十郎、嶋﨑斗亜(Lil かんさい)、市川右團次、中村鷹之資、市川男寅、大谷廣松、市川九團次ほか
【脚本】今井豊茂
【演出】広井王子
【楽曲】SUGIZO
【邦楽作曲】今藤長龍郎
【神楽振付】ケント・モリ
【歌舞伎音楽】田中傳次郎
【大阪公演】2025年2月19日(水)~2月24日(月) オリックス劇場【終了】
【東京公演】2025年3月1日(土)~3月23日(日) THEATER MILANO-Za

■チケット情報
 【一般発売】東京公演発売中
 【料金】一等席:12,000円
     二等席:9,000円
     三等席:4,000円

企画・制作:株式会社3Top
運営協力:全栄企画株式会社
製作:松竹株式会社
主催:株式会社3Top/テレビ朝日/ニッポン放送/読売新聞社

(オフィシャル素材提供)

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