
2月28日よりポルトガルで開催された世界三大ファンタステック映画祭の一つである、ポルト国際映画祭(ファンタスポルト)2025の監督週間長編映画コンペティション部門(DIRECTORS WEEK OFFICIAL SECTION)、オリエントエクスプレス部門(Orient Express OFFICIAL SECTION)に出品された映画『蘭島行』(読み方:らんしまいき)の主演・木村知貴が、監督週間部門コンペティション 主演男優賞を受賞した。

木村知貴、鎌田義孝監督、映画祭ディレクターよりコメント到着
現地時間3月8日PM21:15(日本時間9日AM6:15)、ポルト国際映画祭(ファンタスポルト)の授賞式が映画祭会場のバターリャ・セントロ・シネマにて行われた。授賞式には映画祭チーフディレクターのベアトリス・パチェコ・ペレイラ、映画祭ディレクターのマリオ・ドーミンスキー、審査員らが出席。映画祭総評および審査員による各部門(※)の受賞者が発表され、『蘭島行』(英語タイトル:RANSHIMA BOUND)は、監督週間部門コンペティションの主演男優賞で<木村知貴>が受賞した。
※ ポルト国際映画祭には、ファンタジーフィルム部門、監督週間部門、オリエントエクスプレス部門のコンペティションがあり、各賞が選出される。
木村本人は仕事の都合で帰国し、授賞式は欠席のため、鎌田義孝監督と共演の輝 有子(きい ゆうこ)が登壇。
輝が木村の代理でブロンズ像を受け取り、「この映画祭で、ポルトの人たちのとても優しい気持ちに触れました。皆さんの愛に感謝しています。無名な私たちを選んでくれたファンタスポルトに感謝します!」と感謝の気持ちを語った。

受賞コメント
木村知貴
この度の受賞、誠に驚いておりますが、大変光栄に感じております。 この『蘭島行』は鎌田監督のパーソナルな面が色濃く反映されている作品 でもあり、僕の演じた芳夫は鎌田監督自身でもあると僕は思っているので、そのような役で受賞できたことが心より嬉しく感慨深いです。改めてこの映画に関わっていただいた全ての皆さまにも感謝いたします。日本での公開は9月にユーロスペースから順次全国公開の予定ですので、皆さまのご来場を心よりお待ちしております!
鎌田義孝監督
ジャンル系の映画祭の中で、遠く離れた親の死の向き合い方を描いた『蘭島行』が評価されたことがとても嬉しいです。 木村さん、受賞おめでとうございます! そして全ての俳優部とスタッフ、応援してくれた皆さまに感謝いたします。
マリオ・ドミンスキー/ポルト国際映画祭ディレクター(映画祭創設者)
知貴も有子もアメージングな俳優だ! 『RANSHIMA BOUND』はファンタジーの枠を超えた!

キャスト&スタッフ
出演:木村知貴、輝 有子、足立智充、竹江維子
企画・脚本・監督:鎌田義孝
脚本:中野 太
音楽:山田勳生
プロデューサー:山野久治
撮影:新宮英生
録音・助監督:植田 中
(2024年、日本、上映時間:83分)
公開表記
製作・配給:鎌田フィルム
2025年9月 ユーロスペースほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)