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五百旗頭幸男最新作『能登デモクラシー』5月17日(土)より公開決定!特報予告編完成&ポスターヴィジュアル解禁

© 石川テレビ放送

 『はりぼて』『裸のムラ』の五百旗頭幸男監督の最新ドキュメンタリー映画『能登デモクラシー』が完成、2025年5月17日(土)から[東京]ポレポレ東中野、[大阪]第七藝術劇場、5月24日(土)から[金沢]シネモンドほかにて劇場公開することが決定した。本作は能登半島の中央に位置する石川県穴水町が舞台のドキュメンタリー。人口減少の最終段階に入った穴水町で滝井元之さんは手書き新聞「紡ぐ」を発行し町の未来に警鐘を鳴らし続けている。石川テレビのクルーが町民や惰性と忖度蔓延る役場・議会に取材を重ねていくなかで、能登半島地震が発生。町の暮らしはどうなるのか? 政治、メディアの在るべき姿とは? 長期にわたって町と人びとの営みをつぶさに見つめた本作は、五百旗頭幸男監督の真骨頂にして新境地といえる作品だ。
 劇場公開に先立ち、特報予告編とポスターヴィジュアルが完成。五百旗頭幸男監督からのメッセージが届いた。

五百旗頭幸男監督メッセージ

 いつからか記者会見は劇場化し、手っ取り早くビューを稼ぐためのコンテンツと化した。映画の舞台、穴水町には定例会見がない。NHKと民放テレビの取材がほぼ入らず、「ニュース砂漠」が近づく過疎の町で、権力監視の役割を最も担い、町民の信頼が最も厚いメディアは、80歳の元教師が発行する手書き新聞だった。配布は月2回、部数は500部。「バズる」とは隔絶した世界線に、地域を愛し、地道に信頼を紡ぐオールド・メディアの姿がある。

監督:五百旗頭幸男(いおきべ・ゆきお)プロフィール

 1978年兵庫県生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。2003年チューリップテレビ入社。スポーツ、県警、県政などの担当記者を経て、16年からニュースキャスター。20年3月退社。同年4月石川テレビ入社。
 ディレクター作品に「異見~米国から見た富山大空襲~」(16/チューリップテレビ/ギャラクシー賞奨励賞・日本民間放送連盟賞優秀)、冬季は閉鎖されている立山黒部アルペンルートの通年営業化計画を検証した「沈黙の山」(18/チューリップテレビ/ギャラクシー賞選奨・日本民間放送連盟賞優秀)など。富山市議会の政務活動費不正問題を追った「はりぼて~腐敗議会と記者たちの攻防~」(16/チューリップテレビ)で文化庁芸術祭賞優秀賞、放送文化基金賞優秀賞、日本民間放送連盟賞優秀などを受賞。20年、同じく富山市議会の不正を追い続けた『はりぼて』を砂沢智史とともに監督し劇場公開。全国映連賞、日本映画復興賞などを受賞した。
 21年、石川テレビ移籍後に発表した「裸のムラ」で地方の時代映像祭選奨を受賞。22年、「日本国男村」で日本民間放送連盟賞最優秀を受賞。同年、両作品を基にした監督作、『裸のムラ』を劇場公開。24年、「能登デモクラシー」でギャラクシー賞入賞。本作『能登デモクラシー』が劇場公開3作目。
 富山市議会政務活動費不正受給問題の取材で菊池寛賞、日本記者クラブ賞特別賞、JCJ賞、ギャラクシー賞大賞を受賞。著書に「自壊するメディア」(講談社、共著)、「富山市議はなぜ14人も辞めたのか~政務活動費の闇を追う~」(岩波書店、共著)。

© 石川テレビ放送

公開表記

 配給:東風
 2025年5月17日(土)から[東京]ポレポレ東中野、[大阪]第七藝術劇場、5月24日(土)から[金沢]シネモンドほかにて劇場公開

(オフィシャル素材提供)

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