イベント・舞台挨拶映画祭・特別上映

『夜明けのすべて』“アジア全域版アカデミー賞”アジア・フィルム・アワードでも3部門ノミネート!4/11(金)~全国にて御礼復活上映決定

©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

 登壇者:三宅 唱監督、光石 研、和田清人(脚本)、Hi’Spec(音楽)

 「そして、バトンは渡された」で2019 年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品され、国内外で絶賛を浴びた三宅 唱監督が映画化。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じた『夜明けのすべて』。昨年2月9日に全国285館で封切られた本作は、累計観客動員数39万人、興行収入5.5億円を突破! 「今年もしくは生涯ベスト級」「自然と涙が溢れた。今を生きる多くの人の胸に響く作品だと思う」などと熱量の高い口コミが続々と溢れ、公開から1年以上経った今もロングラン上映を続けている。

 本作は海外でも高い評価を受け、第74回ベルリン国際映画祭【フォーラム部門】正式招待を皮切りに、第48回香港国際映画祭、トロント日本映画祭(カナダ)、第39回バレンシア国際映画祭(スペイン)、サンパウロ国際映画祭(ブラジル)など世界各国の海外映画祭に複数選出。第14回北京国際映画祭では最優秀芸術貢献賞を受賞し、日本映画初の快挙を達成した。
 また、国内の映画賞でも高い評価を獲得しており、第37回東京国際映画祭では過去にスティーヴン・スピルバーグ監督や山田洋次監督らが輝いた黒澤 明賞を三宅 唱監督が受賞、さらに第16回TAMA映画賞では最優秀作品賞、最優秀女優賞(上白石萌音)、最優秀新進男優賞(松村北斗)の3冠、第49回報知映画賞では最多6部門ノミネートそのうち4部門で読者投票1位を獲得、第79回毎日映画コンクールでは最多7賞にノミネートされ、日本映画大賞、監督賞(三宅 唱)、TSUTAYA DISCAS映画ファン賞の最多3冠、第98回キネマ旬報ベスト・テンにて作品賞、日本映画監督賞&読者選出日本映画監督賞(三宅 唱)、主演男優賞(松村北斗)の4冠に輝き、三宅監督は本作での功績を称えられ芸術選奨文部科学大臣新人賞も受賞。3月14日に開催された第48回日本アカデミー賞でも優秀作品賞、優秀監督賞(三宅 唱)、優秀主演女優賞(上白石萌音)を受賞した!

3月16日(日)、香港にて第18 回アジア・フィルム・アワード授賞式が開催! 脚本賞・助演男優賞・音楽賞の3部門にノミネートされた『夜明けのすべて』から三宅 唱監督、光石 研、和田清人、Hi’Specが授賞式に参加した。
15日(土)には上映後トークイベントも大盛況!

 そんな国内外の映画祭・映画賞レースを席巻する本作がさらに、第18回アジア・フィルム・アワードでも脚本賞(和田清人・三宅唱 )、助演男優賞(光石 研)、音楽賞(Hi’SpecHi’Spec)の3部門にノミネート。“アジア全域版アカデミー賞”と言われ、過去には是枝裕和監督、北野 武監督、イ・チャンドン監督、ウォン・カーウァイ監督などアジア映画界の錚々たる才能が栄誉に輝いた映画賞で、『夜明けのすべて』から三宅 唱監督、光石 研、和田清人、Hi’SpecHi’Spec が3月16日に香港で行われたレッドカーペットと授賞式に出席した。日本からは『敵』の吉田大八が監督賞に輝き、本作は惜しくも受賞を逃すも、名だたる作品とともにラインナップされた。

 アジア・フィルム・アワードへのノミネートを受け三宅 唱監督は「ある種主要を支えるような部門でノミネートしていただけたことが殊更に嬉しいです」と喜びを語っている。また、助演男優賞にノミネートされた光石 研は「本当にご褒美のようなもの」と話し、授賞式の様子を「また楽屋でみんなに報告したいと思います」と笑顔を見せた。三宅監督とともに共同脚本を務めた和田清人は「自分の受賞関係なく、何が受賞しても素晴らしいと思っています」と話した。本作の劇伴を担当し音楽賞にノミネートされたHi’SpecHi’Specは「トークショーで他のノミネートの方と出会ったのですが、話に共感できることがとても多かった。それがとてもいい勉強になった」と刺激を受けたことを明かした。

 授賞式前日の3月15日に行われた上映後トークイベントでは、三宅 唱監督、和田清人、Hi’SpecHi’Specが登壇し、観客とのQ&Aも行われた。客席には20代中盤以上の若い層が多く、マスコミも取材に駆け付けた。
 小説からの改変についての質問に対して三宅監督は、「原作のキャラクターを生かし、彼らが幸せに働くとはどういうことかを脚本づくりの最初に話した」、和田は「夜明けのすべて、というタイトルが素晴らしいと話して、それを活かそうと考えた」と脚本作りの観点からそれぞれコメントした。また、音楽のスタイルに関する質問にHi’SpecHi’Specは「寄り添う音楽が良いのかも、というのを1番最初にこの企画について聞いた時に思い、その方向で作ってみて監督に提出したらいいねと同意してもらえた」と話した。さらに、「この作品は音の設計も大事だと思いました」という感想について、三宅監督は「この物語は、登場人物たちが体の内側について考えている。徐々に自分の外にある人間関係や環境、電車の音、洗濯機の音、ニワトリの鳴き声など周りの音に気がついてゆくという構成にした」と明かした。「この作品を観て静かで平和だと感じた。人間関係というのは複雑なものだと思うが、主人公二人の間には激しい感情がない。なぜそんな関係にしたのか」という質問に三宅監督は、「主人公たちの設定に関わる質問。なるべく激しく大変なこと大きなことが起きないようにしたいと考えている人たちで、毎日を穏やかに幸せに暮らしていくことを求めている人たちであると捉えていた」と話した。最後に、声優経験がある松村北斗と上白石萌音の起用について問われた三宅監督は「キャスティングはプロデューサーから。声優としてのキャリアは気にしていなかったが、2人の声を聞いているうちに『素敵な声だ』と思い、生かしていこうと考えた」と制作の裏側について明かし、大きな歓声と拍手に包まれイベントは幕を閉じた。

©Asian Film Awards Academy

国内外28の映画祭・映画賞で、受賞・ノミネート&正式出品!
映画祭・映画賞の大席巻を受け、全国にて御礼復活上映が決定!!

 さらに、この度TOHOシネマズ日比谷をはじめとする全国10館で復活上映が決定した! 三宅 唱監督からは「劇場公開から今も上映が続くこと、なにより幸せに感じています。各地のすべての映画館と観客の皆様に心から感謝いたします」とコメントが寄せられている。公開から1年以上経ってもなお注目を集め、国内外の映画祭での受賞&正式出品、海外でのプレミア上映で海を越えて世界へ広がっている映画『夜明けのすべて』をぜひこの機会に大きなスクリーンでご覧いただきたい。

▼「アジア・フィルム・アワード」ノミネートの喜び(コメント全文)

三宅 唱監督
 このメンバーで、助演、脚本、音楽という部門のノミネートという、ある種主要を支えるような部門でノミネートしていただけたことが殊更に嬉しいです。今夜は楽しみたいと思います。

光石 研
 今回、俳優部で1人だけの参加なのですが、ぼくらの仕事は現場を全力で取り組むことでありそこで完結していて、ノミネートは本当にご褒美のようなもの。何より映画は監督のものだと思っているので、全てのスタッフ・キャスト代表として授賞式の様子をよく観察して(笑)、また楽屋でみんなに報告したいと思います。

和田清人
 脚本家がレッドカーペットを歩くのは珍しいと思うので、まず楽しみです。日本でも観られる『破墓』、『聖なるイチジクの種』を観てとても面白かったので、自分の受賞関係なく、何が受賞しても素晴らしいと思っています。

Hi’Spec
 昨日トークショーで他のノミネートの方と出会ったのですが、話に共感できることがとても多かった。それがとてもいい勉強になったので、誰が最優秀になってもいいなと思っています。楽しみます。

▼「御礼復活上映」コメント(全文)

三宅 唱監督
 劇場公開から今も上映が続くこと、なにより幸せに感じています。各地のすべての映画館と観客の皆様に心から感謝いたします。ぜひスクリーンで、『夜明けのすべて』を楽しんでください。

御礼復活上映:上映期間・劇場一覧(予定)

■上映期間」4月11日(金)~4月17日(木)予定

■上映劇場
 ・北海道 TOHOシネマズすすきの
 ・宮城 TOHOシネマズ仙台
 ・東京 TOHOシネマズ日比谷
 ・神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜
 ・埼玉 MOVIXさいたま
 ・愛知 ミッドランドスクエアシネマ
 ・大阪 TOHOシネマズ梅田
 ・京都 TOHOシネマズ二条
 ・福岡 TOHOシネマズ ららぽーと福岡(1 日限定上映)
 ・鹿児島 TOHOシネマズ 与次郎(1 日限定上映)

公開表記

 配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
 4/11より全国にて御礼復活上映決定!

(オフィシャル素材提供)

関連作品

呪怨:呪いの家 DVD BOX
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました