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海外ドラマ『激情のコロッセオ 死にゆく者たち』ローマ皇帝役、名優・アンソニー・ホプキンスのインタビューが到着!

© Peacock TV LLC

 実在のローマ皇帝を演じ、古代ローマの人々が織りなす権力争いや野望を描いた重厚なる歴史スペクタクル・ドラマ『激情のコロッセオ 死にゆく者たち』(全10話)が、Amazon Prime Videoチャンネルの「BS10スターチャンネルEX」で、本日3月21日(金)より、独占日本初配信スタート!(毎週1話ずつ更新)「BS10スターチャンネル」では4月16日(水)より独占日本初放送。

 この度、実在のローマ皇帝ウェスパシアヌスを威厳たっぷりに演じたオスカー俳優アンソニー・ホプキンスのインタビューと未解禁の場面写真が解禁となった。昨年12月に87歳を迎えたホプキンスはイギリス出身で、舞台劇から演技のキャリアをスタート。1968年に映画デビューし、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士役で自身初のアカデミー主演男優賞を受賞。2021年には認知症の老父役を演じた『ファーザー』で二度目のアカデミー主演男優賞に輝いた。
 本作で自身が演じた皇帝ウェスパシアヌスについて、「野蛮で残忍な時代だった」ことを強調しつつ、「正義の人間。タフで、強くて、不寛容」と分析する。また、息子役を演じた2人の若手俳優に与えたアドバイスついて、「『強くあれ。現代風になるな。それでは演技が退屈になってしまう』と説いたよ」「私は自分のやり方を伝授したんだ」と現場での関わり方を教えてくれた。
 演技の準備は特別にしないと言い、「演技というのは、とてもシンプルな作業なんだ。セリフを覚える。言葉を徹底的に学ぶ。そして、撮影に現れて、実行する。簡単だ」。自身の演技論として「映画と舞台の演技は違うという言う人もいるけど、同じなんだ。クリアで強くなければならない。明晰さが大事なんだ」と熱弁。俳優業については「タフなビジネスだ。“いい人”をやっている余裕はない。チャーミングなのはいいことだが、強くあれ。これが俳優の皆さんへの唯一のアドバイスだよ」と語った。

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 アンソニー・ホプキンスがコロッセオを建立した実在のローマ皇帝を演じた『激情のコロッセオ 死にゆく者たち』をどうぞお楽しみいただきたい。

『激情のコロッセオ 死にゆく者たち』アンソニー・ホプキンス インタビュー

本作で演じたウェスパシアヌス帝の役に惹かれた理由は何ですか?

 まあいつもそうなのだけど、私にオファーがあったから、イエスと答えた。

役作りのために何か特別なことをしましたか?

 何もしないです。ただセリフを覚えるだけ。今回はどういう人物だったのか、史実について少し本を読みましたが、そこまで詳しくではないよ。演技というのは、とてもシンプルな作業なんだ。セリフを覚える。言葉を徹底的に学ぶ。そして、撮影に現れて、実行する。簡単だ。私はそれなりに長くやっているから分かる(笑)。

この皇帝の息子たちとの関係を説明してください。

 彼は説明するまでもなく、強い人間。二人の息子に対してあまり寛容ではない。彼は息子たちが野心家で裏切り者だと知っている。舞台は野蛮な社会で残忍な政権が統治している。そこで私の個人的な関心は、とても良い2人の俳優をどうするかだった。若い彼らはちょっとクールすぎるというか、リラックスしすぎていた。「はっきり話せ。これは役なんだ。権力者たちを体現するんだ」ということを2人の俳優に説いたよ。「強くあれ。現代風になるな。それでは演技が退屈になってしまう」と説いたよ。若い役者はそうなりがちだ。若い役者の傾向とも言える。それが私の2人の息子役たちとの関係だった。私は自分のやり方を伝授したんだ。それをアドバイスと呼ぶかどうかは別としてね。でも、彼らの「父親」として、彼らが聞くべきことを伝えたんだ。

息子たちは、それぞれウェスパシアヌス帝の後継者としてどんな資質を持っていますか?

 ジョジョ・マカリが演じるドミティアヌスは、自分の役目を果たしている。彼は狡猾で、とても優秀な人物。もう一人は、トム・ヒューズが演じるタイタス。トムはとても力強い俳優だ。彼との時間を楽しんだよ。実は何も聞かれなかったんだけど(笑)、アドバイスをあげたんだ。「はっきり話せ」と。一緒に仕事をする俳優全員に言うんだよ。「はっきり話せ。声は脳へのフィードバックシステムだから、声を使いなさい」と。映画と舞台の演技は違うという言う人もいるけど、同じだよ。クリアで強くなければならない。私は俳優たちに、昔の映画を見てみろとアドバイスしている。ハンフリー・ボガートとか、ベティ・デイヴィスとか、誰でもいい。明晰さが大事なんだ。
 それに、演技者として強くなければならないし、すぐに自分を確立しなければならない。初日からしっかりしていなきゃだめだ。私はこの仕事を長くやっているから、「何をすればいいのか分からない」だなんて時間を無駄にすることはない。準備が重要だ。気難しい監督や他の役者に対しても備えなければいけない。私の演じた役柄にもぴったりの考え方だ。

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ドラマでは人生の黄昏時にあるウェスパシアヌス帝の姿が描かれます。彼の若かりし頃や権力への道について教えてください。

 ウェスパシアヌスは自分が何を相手にしているよく理解していた。ローマ内の派閥、裏切り、暗殺の可能性。残忍な人々に囲まれていた。舞台は野蛮で残忍な時代だったことを忘れてはいけない。すべては権力争いだ。ウェスパシアヌス帝は権力の扱い方を知っていたし、公正だったとも言える。彼は誰が裏切り者なのかも知っていた。彼はローマ市民に言った。「闘技場をお前たちに与えよう。これ以上何が欲しいというのだ?」ウェスパシアヌス帝は人々が望んでいることを知っていた。誰もが自分を殺したがっている。人々は自分の破滅を望んでいる。彼はイタリアの歴史全体を通じて戦い続けた。例えば、ルネサンスと残忍な、残酷な流血。慈悲などない。だがイタリアだけでなく、ヨーロッパの歴史全体がそうだ。流血と裏切り、殺人に満ちている。ロシアの歴史も同じように残忍だ。
 だから、このような作品に取り組むときは、ある種の残忍さと確信が必要だ。俳優として、自分がやっていることに確信を持たなければならない。たとえ間違っていたとしても、それが何であれ、少なくとも自分の役にとっての真実については確信しなければならない。

ウェスパシアヌス帝が持っていた最も重要な資質とは何だと思いますか?

 ウェスパシアヌスは正義の人間だ。タフで、強くて、不寛容だ。彼は帝国を運営するという大業を背負っていた。彼はユリウス・シーザーの政治を知っていたし、過去の支配者の歴史も知っていた。暴君ネロや皇帝カリギュラの腐敗とそのツケも。だから彼はローマ人に、帝国に、正義の形をもたらしたんだ。

観客がこのドラマから何を感じ取ってくれることを願っていますか?

 それは分からないな(笑)。これは大きなプロジェクトで、長い作品だからね。私はどんな作品になるのか、まだ全然知らないんだ。でも、人気が出るといいな。

この役は、あなたがこれまで演じてきた歴史上の人物と比べてどうですか?

 歴史上の人物を演じた経験はいくつかある。(映画デビュー作の)『冬のライオン』で獅子心王リチャードとか。それと何年も前に、ここローマでムッソリーニを描いた映画で、ガレアッツォ・チアーノ伯爵を演じました。でもほんの一部だな。何を演じたか思い出せない。そういえば最近ローマ法王も演じたけど、みんな違う。どの役もみんな違うが、私は全ての役を通して同じテクニックを使っている。言葉を学び、自分が何をしているのか、取るべきアクションは何なのかを把握する。そして、タフで強くあれ。誰かが現場で自分の座を奪おうと狙っているかもしれない。そんなことは許さない。常に臨戦態勢でいないと一瞬で取ってかわられる世界だ。私は若い俳優たちに常々言っている。「これはタフなビジネスだ。“いい人”をやっている余裕はない。チャーミングなのはいいことだが、強くあれ」これが俳優の皆さんへの唯一のアドバイスだ。

映画や舞台と違って、テレビ番組を撮影するアプローチに違いは感じますか?

 いや、すべて同じ、同じテクニックだよ。
 ローマに来て6週間。素晴らしいよ。チネチッタの撮影は3作目だと思う。前回は『二人の教皇』で、何年も前の1998年に『タイタス』のために来たと思う。違うかな(笑)。シェイクスピアの『タイタス・アンドロニカス』を題材にしたパワフルな映画だった。今回またチネチッタでの『激情のコロッセオ 死にゆく者たち』の撮影も心から楽しんだよ。素晴らしい俳優たちと一緒に仕事ができて、本当に楽しかった。

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海外ドラマ『激情のコロッセオ 死にゆく者たち』(全10話)

 配信情報:3月21日(金)より独占日本初配信スタート!

【STORY】
 西暦79年、ローマ帝国。老帝ウェスパシアヌス(アンソニ―・ホプキンス)はローマ市民のための娯楽の殿堂“コロッセオ”(正式な名称は「ウェスパシアヌス円形闘技場」)の建設に取りかかっていたが、自らの心身が日々衰えていくことを感じ、後継者に長男ティトゥスを選ぶか次男ドミティアヌスを選ぶか、考え始めていた。そんなローマの街で民衆の人気を集めていたのは、チャリオットと呼ばれる4頭立て馬車による戦車競争。賭博場を経営するテナックス(イヴァン・リオン)は八百長試合を仕掛けては金儲けに精を出し、さらなる成り上がりを画策していた。その頃、ローマの属領であるアフリカのヌミディアではローマへ奴隷として売られることになった姉妹を助け出そうとした青年クワメもまた捕らえられ、剣闘士予備軍の一員として妹たちと共にローマに連れ去られる。彼らの母カーラ(サラ・マーティンス)は子どもたちを救おうとローマへ向かう。一方、クワメは小柄ながら剣闘士の資質があると見込まれ、トレーニングを開始するが……。

【見どころ】

■古代ローマ時代の世界を見事に再構築
 原作は、映画『グラディエーター』(2000)のインスピレーションになったと言われているダニエル・P・マニックス著の『Those About To Die』(1958)。古代ローマの世界を鮮やかに描いた同著を映像化するにあたって、ローマのチネチッタ・スタジオで撮影が行われた。2016年製作の映画『ベン・ハー』(同名原作の5度目の映画化作品)で使われたセットや新たに建設したセットを駆使して実写撮影を行い、背景の歴史的建造物等は最新鋭のCG技術で再現。屋外シーンの撮影では自然光を利用する一方、屋内シーンの撮影では当時の照明器具だった火の炎に合わせた暗めのセッティングで撮影、紀元1世紀のローマの世界観を明暗を対比させリアルに再構築している。

■国際色豊かなアンサンブル・キャスト
 ローマ帝国の権力争いを縦糸に、ローマ市民が楽しむ戦車競争や剣闘士競技を横糸に、それぞれの野望、希望、愛憎を胸にローマで生き抜いていく人々を描く本作を支えているのが、国際色豊かな実力派俳優たちを揃えたキャスティングである。まず、ウェスパシアヌス帝を圧倒的な存在感と威厳で演じるのはアカデミー賞®主演男優賞を2度受賞した名優アンソニー・ホプキンス。同じ英国からは、野望に満ちた裏社会のボスを好演するイヴァン・リオン、皇帝の長男ティトゥスを演じるトム・ヒューズ、その弟で、兄とは対照的な策士ドミティアヌスを演じるジョジョ・マカリ、剣闘士にされてしまうヌミディアの青年クワメ役のモー・ハシム、百戦錬磨のチャリオットの御者スコルプスを演じるディミトリ・レオニダスらが参加。奴隷にされた子どもたちを救出すべく奮闘するヌミディア人の母親役のサラ・マーティンスはフランスで活躍しているポルトガル人俳優で、クワメと友情を築く剣闘士ヴィゴ役のヨハネス・ヘイクル・ヨハネソンはアイスランド出身。ほかのキャストたちも、イタリア、スペイン、ドイツ、イラン、カナダなど各国から集結、多民族国家だった古代ローマさながらに国際色豊かな競演が繰り広げられる。

■迫力の戦車競争シーン
 ローマ市民の間で大人気を博した娯楽の一つだった戦車競争は本作でも重要な見せ場となっているが、今でも古代の遺構が残るチルコ・マッシモ(本作中ではラテン語の「キルクス・マクシムス」)を舞台に繰り広げられる戦車競争シーンは圧巻の迫力。現在のテクノロジーをもってすれば全てのシーンをCGで創作することは可能だったが、リアルな迫力を出すため、実際に馬が二輪戦車を引いて疾走するシーンを撮影。ポストプロダクションでCGによって作られた競技場の背景と合成して、2000年前のエキサイティングな戦車競争の臨場感あふれる映像化に成功した。

■剣闘士たちの生き様をリアルに描く
 本作の原題『Those About To Die』は、皇帝主催の剣闘士競技会で、戦いの前に剣闘士たちが皇帝に敬礼して言ったという言葉「Ave Imperator, morituri te salutant(皇帝万歳!死にゆく者たちより敬意を捧げます)」から取った「死にゆく者たち=Those About To Die」、すなわち、剣闘士たちを意味している。その剣闘士たちが死を覚悟して互いに激しく戦うさまは、戦車競争のシーン同様にスリリングでパワフルだが、同時に奴隷同様の扱いを受ける彼らの怒り、恐れ、誇りや無念までも丁寧に描かれ、ストーリーに人間ドラマとしての深みを与えている。

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【企画・脚本・製作総指揮】ロバート・ロダット
【監督・製作総指揮】ローランド・エメリッヒ、マルコ・クロイツパイントナー
【出演】アンソニー・ホプキンス、イヴァン・リオン、サラ・マーティンス、トム・ヒューズ ほか

【BS10スターチャンネルEX for Prime Video

 BS10スターチャンネルが国内で独占最速放送を行っている最新注目の海外ドラマや独占・厳選の良作映画が、Amazon Prime Videoチャンネル上で観られる定額・見放題配信サービス。
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