
登壇者:久保史緒里、平 祐奈、綱 啓永、樋口幸平、阪元裕吾監督
MC:奥浜レイラ
漫画家・石黒正数によるコミックを実写映画化した『ネムルバカ』が大ヒット公開中! 3月22日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、W主演の久保史緒里(乃木坂46)と平 祐奈、共演の綱 啓永、樋口幸平、そして阪元裕吾監督が登壇した。
3月20日についに公開を迎えた本作。モラトリアムな大学生・入巣柚実役の久保は「公開前はこんなにドキドキすることがないくらい緊張していましたが、いろいろなところで観ていただいた皆さんの声を聞くことができて、無事皆さんに届いているなと嬉しかったです」とニッコリ。

バンドでの成功を夢見る鯨井ルカ役の平は「私としーちゃんは初日から二日連続で映画館に観に行きました」と報告すると、久保も「そうなんです! 私たち二人で10時間前にこの映画館にいました! 初日に観てもう一度観たくて連絡を取り合って。ルカパーカーを二人で着てペアルックで」と仲良しお忍び鑑賞を明かして会場を驚かせた。

そんな仲良し二人組の姿に綱は「あれ? 俺たち誘われてなくない?」と樋口に確認すると、樋口も「マジですか。言ったじゃん、行くならば俺たちも誘ってって……」と悲しそう。これに久保が「君たちはサウナに行っていたんじゃないの?」と指摘すると、サウナ好きの綱は「いやいや行ってな……あ、行ったか」と図星。一方、平は「私たちはまだまだ観る予定。来場者特典を全部もらうつもりです!」とリピーター宣言していた。

改めて、ルカのことが気になる田口役の綱は封切りを迎えて「やっと公開した!という気持ち。何度でも何度でも楽しんでX旧twitterのほうでたくさんコメントを書いてください!」とアピールすると、田口の友人・伊藤役の樋口は「よくそんな早口でX旧twitterって言えるな!」とツッコみ、平も「それ正確に言葉で言う人いるんだ……」と感心していた。樋口は「僕もX旧twitterで感想をチェックしていますが、本当にいい感想しかない。友達やかつて共演した俳優さんからも連絡を貰ったりして、『すごく面白かった』という感想をリアルに受け取れたので本当に嬉しかった」と反響を肌で感じていた。

阪元監督は「原作ものは初めて不安もありましたが、お陰様で真摯に原作ファンに届いている感想がたくさん見られてホッとしています。僕はエゴサの鬼なのでひたすらSNSでチェックしていますよ」と笑わせた。

お気に入りのシーンの話題になると、樋口は「僕ら四人が海辺でしゃべる場面。あの海辺のシーンは俳優になって良かったと思えたシーンでした。伊藤として大学生活を疑似体験することができて嬉しかった」とピックアップ。綱は「入巣とルカ先輩の空気感が好き。特に炊飯器を倒して米が飛び散るシーン」を挙げると、久保は「本番一発の撮影だったので何回も出来ないので、炊飯器に水を入れて倒す練習をしていました」と舞台裏を紹介した。平は「最後のライブ・シーンでタイトルが出る場面。痺れたし、インパクトがあってさすが阪元監督だなと思いました。ちなみにタイトルの字は私がルカの気持ちで書きました」と回想。これに阪元監督は「最初は天丼のシーンでタイトルを出すことを考えたけれど、原作では見開き1ページに書かれていたので、これはラストにかかってもいいかなと。平さんにはいろいろなパターンでタイトルを書いてもらいました」と秘話を明かした。久保は「ファミレスのシーンでは、音が入ってしまうのではないかと思うくらい笑いながら撮影していたのが印象的」といい「映画館で観た時にお客様が一番ウケていたのがファミレスの駐車場での田口と伊藤のやり取り。ちょっと悔しかった」。これに綱と樋口は「嬉しいねえ!」と満足気で、綱が「僕らはこの映画のスパイスになりたかったので!」と言うと、樋口は「あ、悔しい! 同じことを言おうとしたのに負けた!」と楽しそうだった。

平演じるルカが歌う楽曲『ネムルバカ』のMVが完成し、この日スクリーンで初披露された。撮影現場でそれぞれがフィルムカメラで撮影したオフショットで構成された内容で、この日初めて見たという登壇者たちも大感動。平は「1年前の記憶が蘇ってきます。まさに青春でした」としみじみし、久保も「撮影外でも私にとってたいちゃんは先輩だったので、映画の外でのみんなの姿が見られて嬉しかった」と感慨深い様子だった。ちなみにフィルム・カメラは一人につき一台支給されていたそうだが、久保曰く、綱は5台ほど使用していたという。これに久保と平は「自撮りし過ぎ!」「急に撮るからブレていたりして無駄な写真が多い! 大事なフィルムなのに」とクレーム。すると綱は「え? 文句すごくない?」とタジタジになりながらも「パッと撮ったほうがエモさ、チルさが出るの!」と訴えたが、平からは「エモさチルさじゃなくて、もはや事故なの!」と言い返されてしまった。
最後に平は「私自身にとっても挑戦がたくさんあって、心に響く言葉もたくさんあって、宝物のような作品になりました。ずっとずっと大切にしていきたい作品になりました」とアピール。久保も「この作品に出合った瞬間に大好きになって、自分にとっても特別な作品になりました。私とたいちゃんももう一度この映画に会いたくなって劇場に戻って来たので、皆さんもまた劇場でみんなに会いに来てもらえたら嬉しいです」と大ヒットを期待していた。
公開表記
配給:ポニーキャニオン
新宿ピカデリーほか大ヒット公開中!
(オフィシャル素材提供)