
イントロダクション
舞台は売春禁止法制定前後の台湾。台湾で児童売春や人身売買が横行していた時代、娼館で働く人々の現実を鋭く描き、第43回ハワイ国際映画祭でNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)、新人監督賞にノミネートされるなど、脚光を浴びた本作。
監督は、本作が初の長編作品となるブルース・チウ。ロサンゼルスを拠点として活躍し、これまでの作品はレインダンス映画祭ほか、国内外の映画祭で評価を受けた。
主演は、「台湾ドラマの女神」ジーン・カオ。日本のホラー・ファンの話題をさらった『呪葬』などへ出演した人気女優が、初めて映画の主演を飾る。セックス・ワーカーという役柄に体当たりで挑むだけでなく、プロデューサー、そして主題歌「鳳凰」の歌唱も担当した。生き別れた姉を探す弟としてダブル主演を務めたのは、金鐘賞受賞歴のあるホアン・グァンジー。最新の主演作『Silent Sparks(英題)』が第75回ベルリン映画祭パノラマ部門に選出された、注目の演技派俳優だ。
夢を捨て娼婦として生きる覚悟を決めた姉と、夢を叶えていると信じて生き別れた姉を探す弟――。久しぶりの再会を果たす姉弟を、待ち受ける運命とは……。

ストーリー
郊外の村で育ったフォンは、歌手になる夢を叶えるため、祖母の反対を無視して台北へと向かう。しかし騙されて、娼婦として日本に売り飛ばされてしまう。数年後、台湾に戻った彼女は、年老いた祖母が認知症を患っているのを発見する。罪悪感に苛まれ、フォンは家に戻らずに娼婦として仕事を再開。そして密かに仕送りをして贖罪に励み、しばらくはこの生活を続けることを決心する。
一方、フォンの弟、ユーミンは警察官となって、台北でフォンを探していた。そして「売れっ子歌手の姉 」と会えると思っていたユーミンは、娼婦になった姉と再会する。止まった姉弟の“時”が、再び、動き出す――。
(原題:鳳姐、2023年、台湾、上映時間:100分、PG12)
キャスト&スタッフ
監督:ブルース・チウ
エグゼクティブ・プロデューサー:ジーン・カオ、リウ・フォンチー
出演:ジーン・カオ、ホアン・グァンジー
ギャラリー





予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:https://x.com/rights_dist(外部サイト)
公開表記
配給:アンプラグド
6.13(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)