
「クズとワルしか出てこない」と話題の傑作小説を映画化した『悪い夏』が全国公開中!
この度、撮影現場の様子をとらえたメイキング写真が解禁された。
第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し「クズとワルしか出てこない」と話題を呼んだ染井為人の傑作小説がまさかの映画化。監督は田中 圭、磯村勇斗、山田裕貴ら実力派の人気俳優たちを主演に迎え、数多くの傑作を作り上げてきた鬼才・城定秀夫。脚本は『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した俊英・向井康介。主人公・佐々木守を演じるのは、映画・ドラマの大ヒットが続く北村匠海。真面目に生きるも、気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく男の姿を渾身の力で体現する。更に色仕掛けで佐々木を犯罪へと巻き込んでゆく育児放棄寸前のシングルマザー・愛美を演じる河合優実をはじめ、裏社会の住人で犯罪計画の首謀者・金本役に窪田正孝、正義感に燃える佐々木の同僚・宮田役に伊藤万理華、愛美に肉体関係を強要する佐々木の先輩・高野役に毎熊克哉、金本の愛人・莉華役に箭内夢菜、金本の手下でドラッグの売人・山田役に竹原ピストル、息子と2人困窮した生活から万引きに手を染める古川佳澄役に木南晴夏など豪華俳優陣がクズを狂演! 中毒者続出の極悪小説と日本映画界の旗手たちの奇跡の化学反応が、衝撃のサスペンス・エンターテインメントを生み出した。
キャスト&スタッフの絶妙なアンサンブル、ゆるぎない信頼関係が結実!
クズとワルたちはこうして生まれた……!
この度、公開するや、クズワルたちの痛快な展開がまさにクセになる!と話題になっている本作から、撮影現場の様子をとらえたメイキング写真が解禁された。
本作の撮影は、昨年6月に、埼玉県飯能市を中心に行われた。撮影には城定秀夫と7本目の映画作品となる若き才能・渡邊雅紀、数々のヒット作に参加してきた照明の志村昭裕、録音の秋元大輔ら盤石の面々が集った。
撮影は、佐々木(北村)が勤務する船岡市役所の日常シーンから穏やかに始まった。佐々木が担当する生活保護受給者・山田(竹原)の部屋を訪れるシーンは、その間取りの狭さもリアルで、佐々木と山田の距離の近さや、見事に作り込まれた雑然とした部屋の内装と相まって、撮影中のよどんだ緊迫感が伝わってくる。

本作で初共演となった北村と河合。北村は、「芝居やそのシーン一つひとつにおける見ている角度がとても近いなと感じた。河合さんと同じ目線でのシーンが多くあり、すごく気持ちのいい時間だなと思っていた」、河合は「現場で一つひとつに対して真剣なことが、一緒にやってると伝わってきて。お芝居や作品を作るっていうことが心から楽しいと思って、現場に毎日来ている方だなというのをすごく感じた」と振り返っていたが、現場のモニターをチェックする2人の姿からも初共演で息の合った様子が伝わってくる。物語の舞台として重要な場所になってくる、愛美(河合)が娘と暮らし、のちに佐々木も訪れることになるアパートは、地元フィルムコミッションの尽力もあり、ちょうど修繕前の物件をまるまる一棟借りることができたという。

本作のクライマックスのシーンは、部屋での立ち回りから外へ飛び出し豪雨の中でのアクションを伴う、技術的にも体力的にもハードな局面で、愛美のアパートの眼の前にある開けた河川敷で行われた。キャストたちは大量の雨と風と泥の中でたちまわることになり、北村のずぶ濡れぶりからも現場の壮絶さが見えてくる。撮影は2日間におよび、全員一丸となった気迫と、城定監督の持つ、作品をエンターテインメントに昇華させる演出が冴えわたる、忘れられないシーンが出来上がった。

今回の現場は、撮影の渡邊の他にも、若手のスタッフが多く集まり、実験的な瞬間もいっぱいありそれも楽しかったという。また、これだけのキャストが集まって尚、高い層での話し合いや演技についてのやりとりの場がもたれ、本編の“クズワル”顔とは真逆の、笑顔あふれる記念ショットからも、撮影時間が充実したものだったことが分かる。
クズとワルが大狂乱!クライマックス映像も初公開!
あわせて解禁された本作のイメージソングであるOKAMOTO’S「Cheep Hero」MVは、アップテンポな楽曲にあわせて、本作の使用されていない初公開の映像満載! 特に終盤のクライマックスシーンの部屋での、豪雨での大乱闘には注目だ!
真面目に生きる気弱な公務員の破滅への転落と“今そこにある”恐怖を描く狂乱のサスペンス・エンターテインメント『悪い夏』は全国公開中。
公開表記
配給:クロックワークス
全国公開中
(オフィシャル素材提供)