映画監督篠田正浩は2025年3月25日午前4時55分に肺炎のため94歳で永眠した。
故人の遺志に従い、すでに家族葬が執り行われた。
後日お別れの会が開かれる模様。
配偶者である俳優の岩下志麻よりコメントが到着した。
この度、夫 篠田正浩が肺炎の為、94歳で二十五日未明に旅立ちました。
この4年間パーキンソン病と闘いながらどうにか日常生活に支障はなく生活しておりましたが、今年一月に転倒して骨折をしてしまい、また三月に肺炎になり、ついに力尽きてしまいました。
篠田と出会ったことによって沢山の作品で色々な役を演じることが出来ました。
今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っております。
篠田が「僕たちは映画という魔物に取りつかれて2人で魔物退治をやってきたようなもの」と申しておりましたが、そんな篠田に今は感謝の言葉しかありません。
58年間人生を共にして参りましたので、今はただ、悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです。
岩下志麻
(オフィシャル素材提供)