
4月18日(金)よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開となる在宅緩和ケアを選択した5つの家族の生きる輝きを描いたドキュメンタリー映画『ハッピー☆エンド』。
この度、著名な方々よりコメントが到着した。
内田也哉子(エッセイスト)
家の居間で安心して眠るように、母は逝きました。
彼女がずっと願っていたように、日常から切り離されることなく、子や孫に見守られながら…・・。
それは、温かく静謐な時間でした。
人はなかなか自らの死にざまを選ぶことはできませんが、生きてきたように終える支度ならできるかもしれない。
この映画は、どのように私たちが「生きたいか」を問いかけてくれます。
浅田美代子(俳優)
管に繋がれながら長らえる時間より、自分らしく住み慣れた家、家族と過ごしながら笑いの絶えない時間。
生き生きと生きる。
萬田先生と出会えた人たちの笑顔はなんて素敵なんだろう。
クオリティ•オブ•ライフで迎える「死」。
萬田先生、素敵です。
信友直子(ドキュメンタリー映画監督)
まさにハッピーエンド! 人生の最後はこうありたいと心から思った。
私は亡き母に胃ろうを作ったので苦しめたかもしれない。
父とはこの映画をお手本にして、最後までお互いが笑顔でいられる看取りをしようと決めた。
こんなふうに観た人みんなが、自分の大切な人をより大切にしようと思える映画だ。
倉田真由美(漫画家)
日本ではあまり知られていない在宅緩和ケア。
日本人の多くは、なんとなく「最期は病院で死ぬのだろう」と思っています。
私も夫のがんが進行し、夫に「俺、自宅で死にたい」と言われる頃まで知りませんでした。
最期まで自宅で過ごしたい人たちに、諦めなくていいこと、こういう選択があることを知ってほしいと思います。
森田洋之(在宅医療医師・医療経済ジャーナリスト)
「萬田先生の落語の名人級のコミュ力が20年の医師人生で一番の衝撃でした!」
彼はこの映画を観終えて、オオタヴィン監督にそう伝えた。
医師は必要以上のことは決して介入せず、最後の時間をご本人とご家族に返していく。
そんな素晴らしい世界を、この映画に登場する患者さんたちと萬田先生は僕たちにしっかりと伝えてくれてた。
笠井信輔(アナウンサー)
「末期がんでも、ゴルフできる、旅行できる」この幸せを映像で見せている!ここが最大の見どころです。
萬田先生の治療シーンはどの家族も笑顔です。笑ってます。末期がんのはずなのに……。
先生はおやじギャグ!で、ご家族を笑顔にして帰ってゆくのです。
ここでは暗いイメージの「末期医療」という言葉は不適切。
辻 信一(文化人類学者)
日本を支配する「教育システム」や「食のシステム」に挑んできたヴィンさんが、今度は、「医療システム」というもう一つの怪物に立ち向かう。
今回も、頼りになるのは、限りない愛の力だけ。
彼のカメラが据える 心優しき登場人物たちに出会ってほしい。
それは、あなたが愛する人々、そしてあなた自身の姿だ。
三好春樹(理学療法士、「生活とリハビリ研究所」代表)
第一印象は、先生の声。いい声だ。相手にちゃんと伝わる声。
その相手は、余命を宣告された患者やその家族なのだ。
萬田先生の声は希望ですらある。介護職こそ、この映画をみるべきだ。
キクチ(コミックエッセイスト)
幸せとは、生きるとは。自宅で看取った母を思いながら鑑賞しました。
遺される側は、エゴで「治し、生かすこと」を重視し、介護をするとなれば「私が頑張らなきゃ」と勝手な自己犠牲に走ることもしばしば。
でも萬田先生の言葉を聞くと、死ぬってそんな怖いことじゃないし、介護だって頑張りすぎる必要はない。
本人と家族が互いにハッピーに終わるにはどうすればいいか、そんな対話のきっかけになる映画だと感じました。
公開表記
配給:新日本映画社
4月18日(金)よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
4月19日(土)より前橋シネマハウス、5月9日(金)よりシネマテークたかさきにて群馬・連続公開
(オフィシャル素材提供)