最新ニュース

第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品決定『ルノワール』予告編・ポスタービジュアル解禁!

© 2024『RENOIR』製作委員会/Ici et Là Productions/ARTE France Cinema/Akanga Film Asia/ Nathan Studios/KawanKawan Media/Daluyong Studios

 長編初監督作品『PLAN 75』(22)が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞を受賞し、同年のアカデミー賞®日本代表として選出、更に第16回アジア・フィルムアワード、中国最高賞と言われる第35回金鶏奨、第58回シカゴ国際映画祭他、世界各国の映画祭で監督賞にノミネートされるなど、恐るべき評価を集めた早川千絵監督。長編2作品目となる新作『ルノワール』も、第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品が決定! 日本では6月20日(金)より全国公開となる。 
 さらにこの度、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。

 高齢化社会が深刻化した近い将来の日本を舞台に、75歳以上の国民に生死の選択を迫る衝撃的な物語を描いた『PLAN 75』から3年――。待望の最新作『ルノワール』で綴られるのは、80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。
 主人公・フキを演じるのは鈴木 唯。役柄と同様11歳だった彼女は、多数の候補者の中からオーディションで主演に大抜擢された。真っ直ぐに大人を見つめる視線、この年齢ならではの自然な躍動感、時折見せる寂しげな表情など、スクリーン一杯に広がる彼女の瑞々しい演技に誰もが心奪われる。フキの母・詩子役に石田ひかり、父・圭司役にリリー・フランキーと、数々の映画賞を受賞してきた名優に加え、フキが出会う大人たちには、中島 歩、『PLAN 75』に続き河合優実、そして坂東龍汰ら大ブレイク中の若手実力派俳優陣が出演する。
 名優たちとの共演を経て、12歳でカンヌ主演デビューを果たす鈴木が主演女優賞に輝いた場合、かつて主演男優賞を獲得した『誰も知らない』(是枝裕和監督作)の柳楽優弥(当時14歳)より若い《最年少受賞》となり、併せて《日本人初の主演女優賞》への期待も高まる。

不完全な大人たちの孤独や痛みに触れる、11歳のひと夏。
うれしい、楽しい、寂しい、怖い……そして“哀しい”を知り、少女は大人になる。

 子どもと大人の淡い境目をたゆたう少女のひと夏を描いた映画『ルノワール』。マイペースで想像力豊かな主人公・フキは、事情を抱えた大人たちと触れあう中で、11歳の小さな体に宿る“うれしい・楽しい”という感情をむくむくと膨らませていくが、時折見せる子ども特有の残酷な一面や鋭い視線にどきりとさせられることも。早川監督は、少女が積み重ねていく感情のひだを細やかに描写すると共に、大人たちの人生のままならなさや、人間関係の哀感を温かなまなざしとユーモアを持って描き出した。観客は自分にも覚えのある子どもならではのひりひりとした感情と、今の自分に似た大人たちの孤独や痛みに共感し、激しく心を揺さぶられるだろう。

 今回解禁された予告編は、11歳のフキが「みなしごになってみたい」というタイトルの作文を提出し、母親(石田ひかり)が担任教師に呼び出されるシーンから始まる。自由な発想で時たま大人を驚かせるフキだが、闘病中の父親(リリー・フランキー)をいつも気にかけ、放課後は父親の病室へ通う。そんな日々の中で、フキがそれぞれに事情を抱えた大人たちと対峙する姿が紡がれていく――。同じマンションに住む久理子(河合優実)が、哀しみに暮れた表情で、ベランダから下を見下ろしていることに気づくフキ。久理子は誰にも話せずにいた秘密をフキに打ち明け始める。またある時は、母が知り合った男性・御前崎(中島 歩)や、大学生・薫(坂東龍汰)と出会い、フキの日常が変化していく。「人が死ぬと泣く、どうして悲しいんですか?」と大人に問いかけるフキの声。子どもと大人の間で揺れる、ひと夏が繊細に描かれる。

© 2024『RENOIR』製作委員会/Ici et Là Productions/ARTE France Cinema/Akanga Film Asia/ Nathan Studios/KawanKawan Media/Daluyong Studios

 併せて解禁されたポスタービジュアルには、楽しそうに踊るフキの様子が大きく据えられている。うれしい、楽しい、寂しい、怖い……はちきれんばかりの感情を抱えたフキは、“哀しみ”を知って確かに大人に近づいていく。幾重にも変化する11歳の少女の表情は、私たちが過去に置いてきた、遠い日の宝石のような記憶を呼び覚ましてくれる。

キャスト&スタッフ

 出演:鈴木 唯
    石田ひかり、中島 歩、河合優実、坂東龍汰
    リリー・フランキー
 脚本・監督:早川千絵

オフィシャル・サイト(外部サイト)

301 Moved Permanently

 公式X:https://x.com/renoir_JP(外部サイト)

公開表記

 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
 6月20日(金)より全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました