
2025年4月18日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、京都シネマ ほか全国順次公開されるオランダ映画『KIDDO キドー』を先行視聴した著名人からのコメントが解禁となった。
『KIDDO キドー』は、オランダの新星、ザラ・ドヴィンガー監督の長編デビュー作。自称ハリウッドスターの母カリーナが疎遠だった娘ルーを“誘拐”してポーランドを目指す逃避行が、アメリカン・ニューシネマへの愛をちりばめながら描かれる。『ANORA アノーラ』で本年度アカデミー賞®を受賞したショーン・ベイカー監督も「ユーモラスで、感動的。見事なデビュー作!」と本作を絶賛した。この度、日本公開に先立ち本作を先行視聴した宇垣美里、高橋芳朗、伊藤亜和、サイトウユウスケら各界著名人から称賛のコメント&イラストが寄せられた。
さらに、新たに解禁された場面写真では、カリーナの愛車シボレー、自称ハリウッド・スターのカリーナが銃を構える姿、車の上で肩を寄せ合う母娘の瞬間など、作品の世界観をより深く感じられるカットが公開された。
宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
娘にクライド役を求める母親なんて碌なもんじゃない。
その母子関係が歪なのは事実だけど、それでもそこに特大の愛があったのも本当で。
不器用で切なくてはちゃめちゃな2人の旅路、その日々のかけがえのなさを噛み締めた。
高橋芳朗(音楽ジャーナリスト)
奔放な母親と彼女を一途に慕う娘との不器用な交流を、アメリカン・ニュー・シネマへの衒いのない憧憬を通して描く王道ロード・ムービー。社会の片隅で懸命に生きる人々を肯定する、その眼差しにショーン・ベイカー監督が共鳴を覚えたのも納得。
伊藤亜和(文筆家)
母と娘。生まれたからには、私たちには必ず母がいる。どこまでも続く道、イジワルなあの子、甘ったるいケーキ。おんぼろの車の煙と花火の匂いが目に染みる。
ぜんぶぜんぶ、あなたからもらった身体で、世界を吸い込んで生きている。
)
児玉美月((映画批評家)
映画史上、もっとも愛くるしいボニーとクライド!
かつて大切だった物をたくさん詰め込んでいたおもちゃ箱のような、いつかの未来の自分に贈りたい輝きをとじこめた宝石箱のような、そんな映画だった。
サイトウユウスケ(イラストレーター、漫画家)
好きな映像の空気感だなと思ったら、写真家ウィリアム・エグルストンの作品が参考にされているとプレスシートにあった。なるほど。おんぼろの1972年のシボレー・インパラの窓の向こうにいつかのアメリカを幻視した。

金井冬樹(イラストレーター)
普通のママが欲しい娘と、普通ができない母親。大人と子ども、愛と憎しみ、憧れと落胆の間を行き来する「普通じゃない」逃避行。自分たちなりのやり方で愛し合うことを決めた旅の結末に、笑いとため息がこぼれました。

MUCHI(イラストレーター)
愛しているのに正反対の二人の、不器用でスリルいっぱいの旅にときめきました!

公開表記
配給:カルチュアルライフ
4月18日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、京都シネマほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)