
2013年3月、史上初のアメリカ大陸出身のカトリック教会長として第266代「ローマ教皇」に就任したフランシスコの激動の人生を事実に基づき描いた自伝映画『ローマ法王になる日まで』(15)が、2025年4月21日(月)、フランシスコの逝去を受けて、5月2日(金)よりシネ・リーブル池袋にて緊急追悼上映することが決定した。
“ロックスター”教皇と呼ばれ人々を熱狂させた、
ローマ教皇フランシスコの知られざる激動の人生を今振り返る――
2025年4月21日(月)、88歳にしてその生涯を閉じたローマ教皇フランシスコ。ブエノスアイレス出身のイタリア移民2世であったフランシスコは、初の南半球出身者として、約600年ぶりに生前退位した先代ベネディクト16世の後を継いだ。
日本との縁・ゆかりも多く、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルと同じイエズス会出身で、青年期には日本での布教を志願するほどだった。2019年11月に、教皇として38年ぶりに来日した際には、被爆地・長崎と広島で核兵器廃絶を訴えたほか、東京ドームで開催されたミサでは、日本の若者や経済の状況について、「社会的に孤立している人が決して少なくなく、……社会からはみ出していると感じている」「利益と効率を追求する過剰な競争意識によって、ますます傷ついている」などの現代日本の社会問題を鋭く指摘し、民衆に寄り添う「現場主義」を貫いた。
本作『ローマ法王になる日まで』は、そのフランシスコが教皇となる前、一介の聖職者だったホルヘ・マリオ・ベルゴリオの激動の日々を描き出した自伝映画。今振り返る、ローマ教皇フランシスコの知られざる激動の人生とは――。その功績に敬意を表し、緊急追悼上映が決定した。
公開表記
配給:シンカ/ミモザフィルムズ
5月2日(金)よりシネ・リーブル池袋にて上映
(オフィシャル素材提供)