最新ニュース

主演:菊川 怜『種まく旅人~醪(もろみ)のささやき~』10月全国公開決定!主演・監督から コメント到着

© 2025「種まく旅人」北川オフィス

 15年ぶりの映画出演となる菊川 怜主演、日本の第一次産業を応援する映画『種まく旅人』シリーズ最新作となる『種まく旅人~醪のささやき~』が10月アークエンタテインメント配給で公開される。

 人間の生命を維持するために最も大切とされる「食」。その職を支える日本の第一次産業を応援するために、「映画を通して第一次産業の素晴らしさや豊かさを伝えていきたい」という故塩屋俊監督の想いのもとに製作が始まった『種まく旅人』シリーズ。
 本シリーズはこれまでに、大分県臼杵市を舞台に、お茶の有機栽培を営む人々をテーマとした「種まく旅人〜みのりの茶〜」(12年・公開/監督:塩屋 俊/出演:陣内孝則、田中麗奈)、兵庫県淡路島を舞台に、玉ねぎ作りにいそしむ農業従事者、海苔と共に生きる漁業者をテーマにした『種まく旅人~くにうみの郷~』(15年・公開/監督:篠原哲雄 出演:栗山千明、桐谷健太)、岡山県赤磐市を舞台に、新種の桃づくりを夢見る家族をテーマとした『種まく旅人~夢のつぎ木~』(16年・監督:佐々部清 出演:高梨 臨、斎藤 工)、石川県金沢市を舞台に、伝統野菜・加賀れんこん農家を営む家族の後継問題をテーマとした『種まく旅人~華蓮(ハス)のかがやき~』(20年・監督:井上昌典 出演:栗山千明、平岡祐太)が公開され、各土地で生まれる第一次産業の現状を描いてきた。
 シリーズ5作目となる本作『種まく旅人~醪のささやき~』は、兵庫県淡路島を舞台に、淡路島で作られる日本酒と兵庫県を代表的な産地とする酒米・山田錦にフォーカスし、そこにかかわる人々のものづくりの精神と現場で起きている問題や葛藤がリアルに描かれる。

 主演は、昨年芸能活動を本格復帰し、8年ぶりのドラマ出演も話題となった菊川 怜。映画出演は『大奥』以来、15年ぶりとなる本作で、淡路島の老舗酒蔵を訪れる日本酒を愛する農林水産省官僚・神崎理恵を演じる。
 そのほかキャストには、後継者問題が危ぶまれる老舗酒蔵の息子役に金子隼也、酒づくりに高い志をもつ若い女性蔵人の藤原夏美役に清水くるみ、神崎理恵の前任で日本酒をこよなく愛する元農林水産省官僚の岡村武役に朝井大智のほか、山口いづみ、たかお鷹、白石加代子、升 毅、永島敏行と実力派が脇を固める。
 監督は、本作がシリーズで2作目の監督となる篠原哲雄。淡路島の土地で生きる人々の営みと葛藤、そして日本の第一次産業の現状を映し出し、そこに関わる人々の未来を照らす清々しく芳醇な感動作が誕生した。

コメント

主演・神崎理恵役:菊川 怜
 今回15年ぶりに映画出演させていただくことになり、しかも大好きな日本酒がテーマということで、ドキドキワクワクでした。
 私が演じる神崎理恵という役は、日本酒をこよなく愛する農林水産省の官僚で、視察のために訪れた老舗酒蔵で、現代の酒づくりが直面する現実に向き合います。そして、酒蔵の人たちと交流する中で、その熱い思いに触れ、次第に心を通わせ、ともに困難を打開しようとします。
 撮影は本物の酒蔵で行われ、実際の作業工程なども見ることが出来、とても興味深かったです。
 そして、舞台である淡路島の自然や食べ物などにどっぷり浸かっての撮影はとても楽しかったです。
 私自身も大好きな日本酒づくりをテーマに伝統産業の魅力と関わる人たちの想いや現状そして、舞台となる淡路島の魅力をこの作品をとおして、皆さんにお伝えできればと思っています。ぜひ楽しみにしてください!

■プロフィール
 1978年2月28日生まれ。1998年、東京大学工学部在学中にスカウト同年、東レの水着キャンぺーガールに選出され、異色の現役東大生モデルとして注目される。卒業後は女優に転身しフジテレビ系の松本清張スペシャル・ドラマ・シリーズなどで主演を務める。2017年7月より、フジテレビ系情報番組 (情報プレゼンター とくダネ)の女性キャスターを担当<2017年9月卒業>。2024年、ドラマ「買われた男」(テレビ大阪)で8年ぶりにドラマ出演し話題に。

監督:篠原哲雄
 私にとって、この「種まく旅人」シリーズは二本目、しかも前回に引き続き二度目の淡路島。大変光栄な気持ちで撮影に挑むことができ、お世話になった島の方々にまずは感謝したいと思っています。そしてこの度は日本酒の酒造屋を舞台に伝統的な手法を貫こうとする父親と新しい方法を模索する息子との意識の違いが物語の根底に流れる、どんな仕事にも通じる匠な技への拘りとその反面にある歪みの問題を捉えた普遍的なお話と言えます。
 酒を仕込むのは本来は冬の時期。そこを避けて臨んだ撮影の時期はまだ夏の名残のある9月だった。お世話になった千年一酒造さんには、あり得ない時期に本当に酒作りしているかのように見せるために、米を洗い、蒸し、麹を蒔いて、やがて醸造されていく過程を懇切丁寧にご指導いただき、粘り強く寄り添っていただいた事でこの映画は完成しました。
 麹室(こうじむろ)と呼ばれたその部屋での撮影は38度くらいの温度でないと麹が育たないので、そこは本物に見せるために温度にはこだわって撮影されました。皆必死で撮影に挑んでくれ、そんなスタッフ・キャストが一丸となって映画作りに励んだ三週間でした。まずは映画を楽しんでいただき、観終わった後に美味しいお酒を飲みながら淡路島への旅を夢見て、主人公の言葉通り「行ってきます、淡路へ!」が実現するならこの映画を作った甲斐があるというものです。

■プロフィール
 1962年2月9日生まれ。助監督として森田芳光、根岸吉太郎監督らに師事する一方、自主制作を撮り始め、1993年16ミリ『草の上の仕事』が神戸国際インディペンデント映画祭でグランプリ受賞し、劇場公開となる。山崎まさよしが主演した初長編『月とキャベツ』(96)がヒットし、その後『はつ恋』(00)、『命』(02)、『天国の本屋〜恋火』(04)、『深呼吸の必要』(04)、『地下鉄(メトロ)に乗って』(06)、『山桜』(08)、『真夏のオリオン』(09)、などを経て、2018年『花戦さ』で第41回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。近作には『影踏み』(19)、『犬部!』(21)、『本を綴る』(24)などがある。『種まく旅人』シリーズで監督を務めるのは、2015年公開のシリーズ2作目『種まく旅人~くにうみの郷~』以来2度目となる。

キャスト&スタッフ

 監督:篠原哲雄
 エグゼクティブプロデューサー:北川淳一
 出演:菊川 怜、金子隼也、清水くるみ、朝井大智、山口いづみ、たかお鷹、白石加代子、升 毅、永島敏行
 製作:北川オフィス
 制作プロダクション:エネット

公開表記

 配給:アークエンタテインメント
 10月 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました