
映画『ソワレ』『茶飲友達』の⼤ヒットで知られ、海外でも注⽬される外⼭⽂治監督による8年ぶりの短編集「東京予報―映画監督外⼭⽂治短編作品集」が2025年5⽉16⽇(⾦)より全国順次公開となる。
この度、⽥中麗奈、遠藤雄弥の主演で注⽬を集める『名前、呼んでほしい』、星乃あんなと河村ここあがW主演の『はるうらら』、内海誠⼦、イトウハルヒ、宇野愛海が共演する『forget−me−not』の本予告が⼀挙解禁された。
東京の「かたすみのひかり」をコンセプトにした全くジャンルの異なる3作品の世界観を表現したオリジナリティ溢れる予告が、公開への期待を膨らませるものに仕上がっている。
『名前、呼んで欲しい』は、不倫関係を解消するべく最後に1⽇だけ夫婦として過ごす男⼥を描く⼤⼈のラブ・ストーリー。予告映像は、不倫関係にある沙穂(⽥中麗奈)と涼太(遠藤雄弥)が1⽇だけ夫婦になるとしたら東京23区の何区が⼀番良いかを決めていく無邪気な会話を、なんと100秒間1カットで見せるという独創的なものに。情事の後のベッドで繰り広げられる禁断の約束が、愛しくも切ない関係性を表す予告になっている。
業界⼤注⽬の若⼿⼥優がW主演を務める『はるうらら』の予告映像は、顔も性格も似たもの同⼠の春(星乃あんな)と麗(河村ここあ)の美しい顔のアップから始まる。いたずら⼼と⼩さな願いを胸に抱きつつ、別れた⽗の働く店へ10年ぶりに会いに⾏く⼆⼈のささやかな春の⽇の物語に、等⾝⼤のきらめきと咲き誇る桜の美しさが収められている。
『forget−me−not』の予告映像は、東京の夜の街の⽚隅でガールズ・バーの呼び込みをするコスプレ姿のミカ(内海誠⼦)、エリ(イトウハルヒ)、ハル(宇野愛海)の3⼈の軽快な会話が繰り広げられる、まさに令和7年の今を映し出した現代劇。
「死んだ時にその⼈の価値ってバレちゃうね……」とため息を吐きながら、喪服姿で常連客の葬儀に向かう彼⼥たちの⼝から⾶び出す、素直でちょっと哲学的な⼈⽣についてのあれこれ。他⼈の死をコンテンツ化して消費していく若者たちの希薄な⼈間関係を、外⼭⽂治監督の作品では珍しいポップな⾳楽とカラフルな映像で描いている。
また本作は劇場公開に先駆けて、5⽉4⽇より開催される第3回横浜国際映画祭の正式招待作品となり、ワールドプレミア上映が決定した。ぜひご注目いただきたい。
現在、クラウドファンディングMOTIONGALLERY にて本短編作品集の 応援サポーターも募集中。
スタートから1ヵ⽉で100%を達成した後も、現在、上映拡⼤へ向けて新たにストレッチゴールを設定してプロジェクトを継続中。⼤きな盛り上がりを⾒せている。
詳しくはHPをチェック!
クラウドファンディング特設ページ:https://motion-gallery.net/projects/tokyoforecast(外部サイト)
上映作品
『名前、呼んでほしい』

(2025年/ヨーロピアンビスタ/ステレオ/26分)
妻であり⼀児の⺟でもある沙穂は、同じく妻⼦持ちの涼太と恋⼈関係にある。涼太に惹かれる沙穂は、しかしこの関係をいつまでも続けてはいけないという冷静さも持ち合わせていた。沙穂は涼太に、1⽇だけ夫婦として過ごして関係を解消することを提案する。
約束の⽇、ふたりは「ユウスケくんのパパ」「ヒナタちゃんのママ」であることを忘れ、⾒知らぬ街でお互いの名前を呼び合い、1⽇限りの夫婦になった。
製作・監督・脚本:外山文治
キャスト:⽥中麗奈、遠藤雄弥、関 幸治、太宰美緒、⽥⼝智也















『はるうらら』

(2024年/シネマスコープ/ステレオ/20分)
中学三年⽣の⼆宮春(ハル)と⽔原麗(ウララ)の⼆⼈は、そっくりな⼥の⼦。
ある⽇の放課後、TikTokの撮影をしていた彼⼥たちは、SNSで偶然ハルの⽗親の姿を⾒つける。彼⼥が⼦供の頃に離婚して家を出て⾏った⽗は、東京の外れでスコーンの美味しいカフェを営んでいた。ハルはウララを連れて⽗に会いに⾏くことにした。それもハルがウララに、ウララがハルになり変わって会いにいくのである。果たして10年ぶりに会う⽗は娘を間違えずに気づくことができるのだろうか。
製作・監督・脚本:外山文治
キャスト:星乃あんな、河村ここあ、松本 麗、鷹⾒そら、重松りさ、 ⿃居功太郎、吉沢 悠













『forget-me-not』

(2025年/シネマスコープ/ステレオ/15分)
東京の夜の街⾓でガールズ・バーの呼び込みをするミカ、ハル、エリは常連客の君島がインターネットカフェで遺体で⾒つかったことを知る。
彼のズボンのポケットには「死んだら呼んでほしい⼈」のメモが残されてあり、そこに3⼈の名前が記載されてあった。
翌⽇、無縁仏となった君島のために3⼈は葬儀場へと向かった。
製作・監督・脚本:外山文治
キャスト:内海誠⼦、イトウハルヒ、宇野愛海、ねりお弘晃、盛井雅司














外山文治監督 プロフィール
1980年⽣まれ、福岡県出⾝。
⻑編映画デビュー作『燦燦ーさんさんー』が「モントリオール世界映画祭2014」より正式招待される。
2017年、製作・監督脚本・宣伝・配給を個⼈で⾏う「映画監督外⼭⽂治短編作品集」を発表しユーロスペースの2週間レイトショー観客動員数歴代1位を樹⽴。
2020年、⻑編映画『ソワレ』公開。「第25回釜⼭国際映画祭」アジアの窓部⾨正式招待作品となる。
2023年、⻑編映画『茶飲友達』公開。渋⾕1館公開から全国86館まで拡⼤し、フランスのパリで開催された「KINOTAYO現代⽇本映画祭」にてグランプリを獲得。
「第37回⾼崎映画祭」にて「最優秀監督賞」「最優秀主演俳優賞」を受賞。
昨年、「Life Redo List」(洋題)が釜⼭国際映画祭 Asian Project Marketにて【ONE COOL AWARD】を受賞する。
公開情報
『名前、呼んでほしい』『はるうらら』『forget-me-not』
「東京予報―映画監督外⼭⽂治短編作品集―」収録
2025年5⽉16⽇(⾦)
シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』を⽪切りに全国順次公開予定
公式HP:https://tokyo-forecast.studio.site/(外部サイト)
公式X:@tokyo_forecast
公式Instagram:tokyo_forecast
(オフィシャル素材提供)