ロマン・デュリス主演映画『エッフェル塔~創造者の愛~』が3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開となる。本作は、フランス・パリにある誰もが知る世界遺産エッフェル塔の完成に挑戦したギュスターヴ・エッフェルが成功を掴む影で、ある女性への秘められた想いを情熱的、かつ、大胆に創作したヒューマン・ラブ・ストーリー。公開に先立ち、本作の日本版予告映像と新規場面写真をギュスターヴ・エッフェルが永眠した12月27日に合わせて解禁となった。
★「塔を捨ててまで彼女を選ぶ覚悟が?」――愛か成功か……“パリの顔”の創造者に迫られたのは、究極の選択
ロマン・デュリス主演映画『エッフェル塔~創造者の愛~』の予告映像と新規場面写真が解禁となった。
今回公開された予告映像では、すでにアメリカの〈自由の女神〉の完成とともに天才建築家として名を馳せていた、ロマン・デュリス演じるギュスターヴ・エッフェルが、当時としては異例尽くめの建造物〈エッフェル塔〉への挑戦と、その裏で繰り広げられる忘れられない一人の女性との愛を紡ぐ姿を切ない音楽と美しい映像とともに描かれている。
1886年のパリは、プロシアに敗戦した記憶を奮い立たせ工業国として立ち上がった姿を全世界へ知らしめるべく、3年後の「パリ万国博覧会」へ盛り上がりを見せていた。そのなかでギュスターヴ・エッフェルが提案したモニュメントは、ブルジョワや労働者など階層に縛られない、全パリ市民が平等に希望を持つ塔。それは、当時としては最高層の高さ300mかつ、全て金属で作り上げるという、あまりにも壮大な計画だった。そんな彼の背中を押したもの――それは、友人のアントワーヌ・ド・レスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)に妻として紹介された女性で、かつて愛し合った元恋人・アドリエンヌ(エマ・マッキー)だった。再び惹かれ合うギュスターヴとアドリエンヌに勘付き、記者という影響力の強い立場で二人の前に立ちはだかるアントワーヌ。また、着工した塔建設には、地下浸水や反対キャンペーンの勃発により、完成へ暗雲が立ち込める。「この塔はパリの誇り。我々の誇りだ。という信念とともに突き進むギュスターヴ。そして、アドリエンヌへの募る想いも燃え上がっていく。愛と成功の両方を求め、情熱を傾けていくギュスターヴが手にするものは果たして? 史上最も美しく、壮大な愛と挑戦を描いた一作が誕生した。
また、合わせて解禁された新規場面写真は19世紀のパリジャンらしい衣装に身を包んだロマン・デュリスや瑞々しい美しさが引き立つエマ・マッキー、そして建設途中のエッフェル塔の足組みを舞台に命を懸けて塔の建設に臨む迫力のシーンを収めた写真の計3枚となっている。
さらに、本日12月27日はギュスターヴ・エッフェルの命日(1923年12月27日)。公開を迎える来年は没後100年のアニバーサリー・イヤーとなっている。日本ではピンときづらいギュスターヴ・エッフェルだが、フランス紙幣にユーロが導入される2002年まで通貨となっていたフラン紙幣では、かつて200フラン紙幣の絵柄としてエッフェル塔とともに彼の肖像が使用されたほどフランスでは国民的な偉人の一人。そんな彼の没後100周年にフランス各地で開催予定の祝賀イベントにも注目してみるのはいかがだろうか。
公開表記
配給:キノフィルムズ
2023年3月3日(金) 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)