映画『ウルフハンターが行く! アメリカ南北戦争編』の公開記念舞台挨拶が池袋HUMAXシネマズにて8月20日(土)に開催され、中島礼貴、茂木 忍(AKB48)、土屋神葉、笹木彰人監督が登壇した。
舞台挨拶には、本作主演の中島礼貴、AKB48メンバーの茂木 忍、声優や役者で活躍の土屋神葉、そして本作の監督を務めた笹木彰人が登壇した。本作が、8/19(金)より公開したことに対して、主演の中島は「本日こうやって無事に皆さんに観ていただくことができて嬉しいです」と安堵の表情。茂木は「(昨年年末の撮影から)ついに公開なんだと思って。今日皆様に観ていただいたということで、ドキドキしています」と笑顔を見せた。監督も「演劇を映画館で観るみたいな面白い企画。ついにこうやって実を結んで、考え深いです」としみじみ。緊張と安堵が入り混じりつつ、舞台挨拶が始まった。
本作での役作りに関して聞かれた中島は「本読みの時点から、ウルフハンター005の時は横暴で荒々しく、スチュワードの時は貴族らしく美しい佇まいでいる、というイメージをとりました」と2役を実際に演じた際に意識した点を語る。ただ2役どちらの要素とも中島本人には当てはまらないらしく、「(自分は)どちらともいえない。至って平凡な人間です」と恐縮して見せた。外国人の役名が初だったという茂木は、「ビジュアル面で打ち合せをして、きりっとした大人な女性をできるように頑張りました」と役作りの苦労を語る。自身での出来栄えを聞かれると、「いい感じです!」笑顔でグーサインをしてみせた。土屋は医者役だったので「できる限り誠実に、皆を平等に慮っているという感じで演じています」と役柄を意識した演じ方を語った。
本作監督を務めた笹木は出演者たちの印象を聞かれ、「土屋さんは、体力を使うシーンでもリハーサルの時から熱量が高くて、一切手を抜かない」と撮影の時の様子を回顧。そして茂木に対しても、映像での見せ方を皆で考えていく中で、「やっぱりダンスをやっているからか、所作が綺麗」と演技と存在感を称賛。主演の中島に対しては、本作主演として撮影中の空気を引き締めたエピソードを披露。「一気にシーンが締まったというか、空気を一瞬で変えてくれた時があった」と語った。この話を聞いた中島本人は照れながら「……そうらしいです」と観客の笑いを誘う。「皆全力で気持ちをぶつけてくれたので、それにこたえなきゃという一心でしたね」と優しい笑顔を見せた。
人狼ゲームが本作のテーマになっていることになぞらえて、出演者が普段は隠していることを聞いた。土屋は、走り過ぎによる現状の足の痛みを告白。これに対し中島は「撮影の時も走って来て、めちゃくちゃ汗だくで現場に来ていた」と撮影中のエピソードを披露。走りたくなってしまう気持ちを笑顔で語った。茂木はAKB48のメンバーたちにも語っていない秘密として、「実は、ジムに通い始めたんです。それはちょっと恥ずかしくてあまり人には言ってなくて」と苦笑い。夜中の食事での後悔を元に、勢いでジムにWEB入会したことを赤裸々に告白しつつも、体づくりを追及している様子を覗かせた。中島はまだ誰にも言っていないこととして、中学生の時にAKB48のことを応援していたエピソードを披露。今回AKB48のメンバーである茂木と共演でき、実は喜んでいたことを語った。
舞台挨拶の最後の挨拶では、土屋は「なかなか挑戦的な作品ですが、かなり熱量高く、皆で演じましたので何度も何度も観ていただけたら」と笑顔を見せた。茂木は「自分も撮影しながら、初めての経験がたくさんあって、皆で一緒に作り上げたという実感がある作品です」と作品愛を滲ませた。中島は「1度だけでなく、また違った目線で2度3度とこの映画で楽しんでいただけたらいいなと思います」と座長らしい前向きな挨拶にて、舞台挨拶を終えた。
公開表記
製作:ユナイテッドエンタテインメント
池袋HUMAXシネマズほかにて公開中
(オフィシャル素材提供)