2018年から続く『嘘八百』シリーズの第3弾『嘘八百 なにわ夢の陣』がついに全国公開! 1月6日(金)には都内劇場で公開初日舞台挨拶が行われ、主演の中井貴一、共演の安田章大、中村ゆり、友近、そして武 正晴監督が参加した。
『嘘八百』第3弾となる今回は、古美術商(中井貴一)と陶芸家(佐々木蔵之介)の<骨董コンビ>が、豊臣秀吉の幻のお宝をめぐって大騒動を巻き起こす。
新年を迎えてのめでたい公開初日に主演の中井は「明けましておめでとうございます! 新年早々に劇場に足をお運びいただき、ありがとうございます!」と満席の客席に向かってご挨拶。一方、仕事の都合でこの日参加できなかった佐々木蔵之介からはビデオレターが届いたのだが、その中で佐々木は「正月気分が抜けず、お酒を飲み過ぎて今日はいけない」などと“嘘八百”な理由を述べて場を盛り上げていた。
そんな佐々木のジョークに対して中井は「これは本当のことですね!」とワルノリして、「皆さんもご存じだと思いますが、彼の実家は京都でも有名な酒蔵です。水道をひねると水ではなくて日本酒が出てくると言うし、彼は日本酒のことをお米ジュースだとも言っていますから。あながち嘘ではない。これはやむを得ない事情ですね」と欠席を承諾。これに安田は「日本酒をお米ジュースと言う方ですから、お正月に溺れたのかお酒に溺れたのか……」と頭を悩ませていた。
大阪の堺市を中心としたロケについて中井は「堺市には美味しいものも、観光として見るものもある。ぜひとも皆さんに大阪の堺市に行っていただきたい。大阪城の中には豊臣秀吉の財宝も展示されているので……ってこれ大阪の宣伝!?」とすっかりお気に入り。安田は「僕は貴一さんや蔵之介さんが行ったという美味しいゴハン屋さんの話を聞きながら『行きたいな~』という思いのまま終わりました」と周辺散策が出来ず残念がるも「太閤には会わなければと、豊臣秀吉のお墓に手を合わせに行きました」と墓参りを報告していた。
また安田は、自身が演じたカリスマ波動アーティスト・TAIKOHについて武監督から「だいぶ当て書きです。安田さんに出会ってTAIKOHがより現実的な人物になっていった」などと説明されると「贅沢で幸せなこと。自分ではないキャラクターなのに自分をイメージしていただき、見ていただいた方々の心に響く瞬間を頂けているのはラッキーなこと」と喜んでいた。
そんなTAIKOHを支える美女としてシリーズ初参加の中村は「波動アーティストを支えるキャラクターということで悩みましたが、キャラクターとして捉えるのではなく二人がこれまでどう生きてきたのかを大切に演じました」と回想。TAIKOHというキャラクターについては「安田さんが演じたことで胡散臭い存在にならなかった。それは安田さんがお持ちの純粋性とリンクしているから」と絶賛すると、当の安田は「嬉しくて恥ずかしくて……ヤッター!という気持ち。生きていてラッキー!」と大喜びだった。
一方、友近は撮影を振り返り「チームのみんなで暮らしたら楽しいと思うくらい落ち着いて穏やかで微笑ましい現場でした。帰りたくなるような場所で、そこにいるだけでニヤニヤするしほっこりする」と愛着十分だった。
また今年挑戦したいことについて聞かれた友近は「一心同体の西尾一男と水谷千重子の幅を広げて、ハワイ公演をしたい!」と抱負を述べて、それに安田も「そこに自分も参加できたら……」と興味津々。中村は「決まっているお仕事を一つひとつ丁寧にやって、人に親切に優しく穏やかに過ごせたら」と新年の抱負を口にしていた。
武監督は『嘘八百』第4弾にも前向きで「たくさんのお客さんに劇場に足を運んでもらい、製作陣も第4弾製作に動かざるを得ない状況を作って欲しい。第4弾をやるならば、オールスターものとして全シリーズの登場人物を全員出したい。それでバトルロイヤル」と具体的な企画を口にした。
これに呼応する形で中井も「第4弾は海外で撮影したい。陶器は日本だけのものではないので、海外の陶器を探す物語をオールスターで。そのためには今作が大ヒットしなければいけない」と観客に呼び掛けて、「ハワイ公演を実現させようとする友近に付いていきながら、彼女の地元に美味しいスパゲッティ屋さんがあるので、そこで安田君と一緒に食事をしてじっくりと考えて海外で撮る計画を立てたい」とシリーズ第4弾の製作を約束していた。
最後に主演の中井は「4作目で海外に行けるかどうか、それはすべて皆さんにかかっています。1度だけではなく3度くらい本作を観ていただき、ご協力を頂ければ……。そしてこの1年が皆さんにとっていい年になるよう、心からお祈りしています」と新春挨拶を交えて大ヒットを祈願していた。
登壇者:中井貴一、安田章大、中村ゆり、友近、武 正晴監督
(オフィシャル素材提供)
公開表記
配給:ギャガ
全国公開中!