ジョージ・ミラー監督最新作『アラビアンナイト 三千年の願い』が、2月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷他にて全国公開となる。この度、ティルダ・スウィントンのインタビュー映像が解禁となった。
全世界を熱狂の渦に巻き込んだ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から8年。ジョージ・ミラー監督最新作がいよいよ日本に上陸! 物語の舞台を灼熱の荒野からイスタンブールのホテルの一室へと一転させたミラー監督は、この新作で前作とはまったく異なる題材に挑戦。「アラジンと魔法のランプ」で有名なイスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフに、圧倒的な造形美と絢爛たる色彩美に溢れた壮大な「おとぎ話」の世界を作り上げた。
この度、本作の公開に先立ち、アリシア役を演じたティルダ・スウィントンのインタビュー映像が解禁された。「1番はジョージ・ミラーが監督を務めること」と、出演の決め手について振り返る。続けて、「本作はこれまでの作品とはまったく違う。でも空想というものへの意気込みについては、どこか同じ雰囲気も感じる。初めて台本を読んだ時、まさにジョージ・ミラーの映画だと感じた」と、『ベイブ』『ハッピーフィート』『マッドマックス』シリーズといったさまざまなテイストの作品を手掛けてきた監督が創り上げる“空想の世界”への一貫性を感じとった様子。憧れの監督との仕事について聞かれると、「厳格で熟練度が高いのにとても新鮮で自由に感じた。厳しいルールはないけれど、しっかりとした枠組みがある」と回答。色褪せるほどに使いこまれた絵コンテや撮影リストを使用していくさまは、友人でもあるポン・ジュノ監督と似ていたようだ。作品のテーマについては、「本作が突き進む道筋には、人類や社会の進化といった要素が含まれている」と話し、その中に女性が置かれている境遇や、女性の充足感や願望も描かれていることを明かした。
ティルダ・スウィントンといえば、『コンスタンティン』(14)、『ドクター・ストレンジ』(16)、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(20)、『ヒューマン・ボイス』(20)など数々の話題作で個性的な役柄を見事に演じ分け、ひときわ異彩を放つ存在だ。今回は、幼い頃から孤独を愛し、空想の世界に生きてきた物語論の専門家・アリシアという、個性的な役を演じている。今回の役どころについて、「アリシアは現状を受け入れることに必死。物語が好きで物語で感情を見出している。魔人に出会い、願い事を聞かれた時も“願いなんてない”と答える。それを誇らしく思った」と、その魅力を絶賛した。
公開表記
配給:キノフィルムズ
2月23日(木・祝) TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)