イベント・舞台挨拶

『レジェンド&バタフライ』大ヒット御礼舞台挨拶

©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

 東映70周年記念作品として、日本映画史上最高峰のキャスト・スタッフが集結して製作された映画『レジェンド&バタフライ』。総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描いている本作。公開3日間で37万人を動員し、累計興行収入4.9億円、週末興行ランキングで堂々の1位を獲得する大ヒットを記録! 本日5日(日)に主演・木村拓哉、共演の伊藤英明、中谷美紀、監督を務めた大友啓史が登壇した大ヒット御礼舞台挨拶が開催された。

 公開後から次々に感動の声が溢れ、既にリピート鑑賞者も続出中。そんな本作は公開から9日が過ぎた、昨日4日(土)時点の概算で、動員80万人、累計興行収入10億円を突破し、日本中に“レジェバタ旋風”が巻き起こる大ヒット! そして、本日5日(日)には映画の大ヒットを祝した舞台挨拶が開催された。東京都の感染拡大防止の取り組みの改定により、マスクをした状態であれば発声が可能となった今回の舞台挨拶では、木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀らがなんと客席側の通路から登場! 3人が姿を現すと、歓声が溢れ、イベント限定で配布された『レジェンド&バタフライ』特製クラッパーによる歓迎も相まって会場は熱烈なお祝いムードに。

 先月行われた初日舞台挨拶の場で木村が話した「何度でも何度でもこの作品を抱きしめてください」というメッセージはしっかりと日本中に伝播したようで、客席の中にも既に複数回鑑賞したという方がたくさんいることに木村は「こうして久しぶりに皆さんの声を直接聞けて嬉しく思っております。いまドラマの撮影をしているんですけど、昨日も現場でキャストの方が『映画拝見しました!』とおっしゃってくださったりしましたね。本当に有難いです」と感謝を伝え、安堵の表情を見せた。

 続けて伊藤も「音が出せるのと、ないのでは全然違いますね。息子の友だちも映画を観に行ってくれたようで、信長のファンになったそうです。これから歴史を学んで、興味を持っていくだろう子どもたちが映画を観て歴史を好きになったという声は嬉しいですね」と届いた反響に笑顔を滲ませる。これまで新型コロナウィルス感染防止の観点からお客さんの発声を控えた舞台挨拶が続いてきたということもあり、本日の発声OKの舞台挨拶は登壇者にとって格別なようで、大友監督も「やっぱり声が聞けると心強いですね。安心します。こうして温度を感じられることは最高ですね」と喜びを表した。

 また昨年のぎふ信長まつりに始まり、先日の全国キャンペーンなどの宣伝活動を通して木村は「(のぶなが祭りでも訪れた)岐阜のアーケードには映画の公開に合わせて、自分たちの写真がプリントされた横断幕を掲げてくださったり、“天下布武キャンペーン”(注:公式SNS上で行っている都道府県ごとの期待・感想投稿キャンペーン。投稿数が増えていくと、都道府県がどんどん赤く染まっていく)の日本地図がどのくらい染まっているのかを眺めるのが日課になっていますね。赤く染まった地区を拝見すると皆さんがそれぞれ観に来てくれているんだなと実感して嬉しくなります」と作品が日本中に届いていることを実感していると振り返る。

 そんな木村と25年前に放送されたTVドラマ「織田信長 天下を取ったバカ」(98)でそれぞれ信長役、濃姫役として共演している中谷は、当時の事と25年経って信長役を演じる木村を目の当たりにして「信長公は大義のために多くの人命を犠牲にしなければいけない。その孤独と、木村さんが命を賭して“木村拓哉”という大スターを演じている、という孤独が重なって見えていたのですが、25年経ってそのことがより感じられますね」と信長と木村の容姿だけではない、心情の面においても重なるところがあると、木村の凄味を語る。すると、伊藤が「代弁してくれてありがとう。僕もそうやって木村さんに言いたかった(笑)」とカットインすると、すかさず中谷は「あなたのためには言ってない!」とツッコミを入れ、和気あいあいとしたやり取りを見せて客席の笑いを誘った。

 イベント中盤には実際に映画を観た方々からの生の声が紹介され、その声を聞いて中谷は「濃姫の父・齋藤道三が討ち死にしたことを伝えるシーンが素晴らしかったですよね! 殿の優しさと包容力。(濃姫に)好きと言ってしまえば良いのにと、もどかしかったです。殿どうでした?」とお気に入りのシーンについて話し、木村に話を振ると木村は「そう思いますよ。大切な方と観てくださるというのは、この作品にとっては一番有難いですね。言える時にしっかり伝えることの豊かさは僕も拝見して思いました」とこの作品が持つ魅力を改めて伝えた。また「エンドロールは劇場でないと体感できないほど感動した」という声に大友監督は「信長の最期の後に音楽は入れられないですよ。観た方が信長と濃姫に何か手向けていただけるような時間を用意しなくてはいけないと思ったんです。まずはフィクションにするような要素を入れずに終わること。それでエンド・クレジットで皆さん帰るまでにもう一回、信長と濃姫の生きた姿が皆さんの記憶と脳裏に立ち上がって欲しいと思いました」と最後のエンドクレジットまで拘りぬかれた演出を明かした。

 イベントも終盤となり、木村は「僕ら出演者だけでなく、最後のエンド・クレジットに名前があげられる方たちが現場に実在した人たちなんですけど、こうして観てくださっている皆さんにはスクリーンに対峙していただき、皆さんもこの作品に存在して欲しいなと思うので、よろしくお願いいたします」と願いを込めて挨拶。そして最後に映画の大ヒットを記念して木村が「勝鬨をあげよ! エイエイオー!」と“大ヒット”の勝鬨をあげると、客席も一体となり大きな盛り上がりを見せて大ヒット御礼舞台挨拶は終了した。

■登壇者:木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督

公開表記

 配給:東映
 2023年1月27日(金) 全国公開

(オフィシャル素材提供)

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