作品紹介

『BLUE GIANT』

©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©2013 石塚真⼀/小学館

イントロダクション

 2013年に石塚真一が「ビッグコミック」(小学館)で連載を開始した漫画「BLUE GIANT」。世界一のジャズプレーヤーを目指す青年・宮本 大(ミヤモトダイ)を中心とした、エキサイティングで感動的なストーリーや、音楽シーンの圧倒的表現力などで多くの読者を魅了し、“音が聞こえてくる漫画”とも評されている。第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞および第62回小学館漫画賞(一般向け部門)など受賞多数。多くの著名人からも絶賛され、コミックスのシリーズ累計部数は920万部を超える大ヒット作品。世界最古のジャズ・レーベル「BLUE NOTE RECORDS」とのコラボレーション・コンピ・アルバムの発売や、ブルーノート東京でのライブ・イベント「BLUE GIANT NIGHTS」の開催、Spotifyとのコラボ・プレイリストの公開など、現実のジャズシーンにも影響を与えている。
 その「BLUE GIANT」が、満を持して初めて映像化される。
 監督を務めるのは、「モブサイコ100」シリーズや劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』(18)で注目を集める立川 譲。そして脚本は、連載開始前からの担当編集者で、現在はstory directorとして作品に名を連ねるNUMBER 8が担当。アニメーション制作は「幼女戦記」(17)などで注目を集めるスタジオ・NUTが手掛ける。

 そして主人公・宮本大の声には、原作を読みひたむきに夢を追う大の姿に自身もシンパシーを感じていたという山田裕貴。大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈に間宮祥太朗、そして大に感化されドラムを始める玉田俊二を岡山天音と、数々の話題作に出演し、目覚ましい活躍をみせる豪華俳優陣がキャラクターに命を吹き込む。
 初の映像化に際し、さまざまな選択肢がある中、「劇場の最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの想いから、アニメーション映画としての制作が決定。本作の重要なポイントである“音楽”の面でも最高のスタッフが集結した。

 映画音楽は、日本のジャズ・シーンのトップ・ランナーであり、世界的ピアニストの上原ひろみが担当。上原は、主人公たちのオリジナル楽曲の書き下ろしをはじめ、劇中曲含めた作品全体の音楽も制作する。また、主人公たちのバンド・JASSの演奏を支えるアーティスト陣も豪華なメンバーが揃った。サックス(宮本 大)はユニバーサル・ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施。応募があった世界中のプレーヤーの中から、バークリー音楽院時代からアメリカを拠点に活躍し、最近ではDREAMS COME TRUEとの共演などでも注目される馬場智章が選ばれた。ピアノ(沢辺雪祈)は、上原ひろみ自身が担当。さらに、ドラム(玉田俊二)の演奏はmillennium paradeへの参加、くるりのサポート・メンバーとしても活躍する石若 駿が担当。この作品でしかつくりえない、最高のジャズトリオの演奏が彩る。

ストーリー

「オレは世界一のジャズ・プレーヤーになる。」
 ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本 大(ミヤモトダイ)。
 雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。

 卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。

「組もう。」

 大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。

 楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。

 トリオの目標は、日本最高のジャズクラブ「So Blue」に出演し、日本のジャズ・シーンを変えること。 無謀と思われる目標に、必死に挑みながら成長していく “JASS”は、次第に注目を集めるようになる。「So Blue」でのライブ出演にも可能性が見え始め、目まぐるしい躍進がこのまま続いていくかに思えたが、ある思いもよらない出来事が起こり……。
 情熱の限りを音楽に注いだ青春。その果てに見える景色とは――。

 (2023年、日本、上映時間:120分)

スタッフ&キャスト

 原作:石塚真一「BLUE GIANT」(小学館「ビッグコミック」連載)
 監督:立川 譲
 脚本:NUMBER
 音楽:上原ひろみ
 キャラクターデザイン・総作画監督:高橋裕⼀
 メインアニメーター:小丸敏之、牧 孝雄
 ライブディレクション:シュウ浩嵩、木村智、廣瀬清志、立川 譲
 プロップデザイン:牧 孝雄、横山なつき
 美術監督:平栁 悟
 ⾊彩設計:堀川佳典
 撮影監督:東郷香澄
 3DCGIディレクター:高橋将人
 編集:廣瀬清志
 アニメーション制作:NUT
 声の出演/演奏:宮本 大 山田裕貴/馬場智章(サックス)
         沢辺雪祈 間宮祥太朗/上原ひろみ(ピアノ)
         玉田俊二 岡山天音/石若 駿(ドラム)

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

「青すぎる、青」|TOP
映画「青すぎる、青」公式サイト 2023年10月27日(金)より鹿児島ミッテ10にて先行公開 2023年11月4日(土)より新宿ケイズシネマほか全国順次公開

公開表記

 配給:東宝映像事業部
 2023年2月17日(金) 全国公開

(オフィシャル素材提供)

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