観る者の予想を根底から覆す、エンターテイメント・サスペンス・アクションが誕生した。極道・黒崎家当主の暗殺をめぐって露わになる、最悪な家族の最狂の愛。キレのいいアクションと謎が謎を呼ぶ『グレーゾーン』。この度、黒崎家の長男・慎司役で映画初出演となる、「ミュージカル『テニスの王子様』4th シーズン 青学(せいがく)vs 不動峰」の黒条奏斗のオフィシャル・インタビューが到着した。
黒条奏斗
1998年5月15日生まれ。
2017年に「第30回JUNON・スーパーボーイ・コンテスト」でBEST15となり、芸能活動を開始。甘いルックスと高い歌唱力を生かし、時代劇ミュージカル「狂宴哀歌」(19)や「ハイイロキツネは二度遠吠う」(19)などの舞台作品に出演。
現在は舞台作品だけでなくドラマ等映像作品にも意欲的に取り組んでいる。
後継者争いをしている3兄弟の長男・慎司役を演じられました。「生まれつき心臓に疾患があって、8秒間しか全力で動けない」という弱点がある役でしたが、演じていかがでしたか?
僕自身、「生まれつきの疾患」や、「8秒間しか全力で動けない」という経験はないので、実際にあった場合はどうなんだろうという気持ちを大切にして考えました。本作では、自分が長男だから当然後継者になるはずだったのに、疾患のせいでなれないという苦しみだとか、(心臓病と)付き合っていかなくてはいけないものだけれど憎いという慎司の気持ちを出したいと思って演じました。
慎司役を演じる上で、何を大切にされましたか?
自分の持病に対して憎いという気持ちと、反面、そういうところを見せず、情報で相手を貶めようとするクールなキャラクターの違いを出そうと思いました。オタク気質のところもあり、監督の宏洋さんが早口で喋って欲しいということだったので、普段の1.5倍の速さで話していました。早口でセリフを話すのは難しかったです。
眼鏡がめちゃくちゃ似合っていましたが、普段は眼鏡をかけているんですか?
普段は全くかけていないです。視力が良くて、メガネもコンタクトもつけないで生活しています。これからは伊達眼鏡もかけてみようかなと思います。
アクション・シーンの撮影はいかがでしたか?
体を使ってのアクションは初めてだったので、思い通り体を動かすことの難しさを初めて知りました。。
慎司はYoutuberでもありますが、Youtubeを撮っているシーンはいかがでしたか?
Youtubeが本職の宏洋さんが隣にいたので、本物の隣でやる緊張感がありました。「どうも~!」というのは普段日常生活ではやらない感じですが、役作りするにあたって、「このYoutuberのまねしよう」といろいろ見て勉強しました。最初の挨拶はマホトさんを参考にしました。僕はゲームとかゲーム実況が好きなんですが、ゲーム実況の、テンションが高めで、見てて楽しくなるような感じの雰囲気を心がけました。Youtuberの方々は、アドリブでぱっぱと回していてすごいなと改めて思いました。
宏洋さんと共演していかがでしたか?
楽しかったです。その前のミュージカルでも共演させていただきましたが、今回の現場で特に思ったのが、驚くほど(感情の)振り切れ方がすごく、たがが外れるくらいまで思い切りやられるのを間近で拝見し、とても勉強になりました。
姉・一葉役の西原愛夏さんとの共演はいかがでしたか?
すごく気さくな方で、最初のほうから自然とお話ししてくださったので、アクションのことをたくさん質問させていただきました。
妹・美鈴役の青山ひかるさんとの共演はいかがでしたか?
青山さんも気さくな方でした。慎司は、美鈴とは特にバチバチというか、お互い罵り合って西原さん演じる一葉が仲裁するというような設定でしたが、裏では全然そんなことはなく、いろいろ教えてくださいました。
本作の見どころはどこですか?
いろいろな角度のいろいろなキャラクターがいるので、見ていて楽しいと思います。サスペンス・アクションだけでなくコメディも入っていて、緩急が激しいので、キャラクターの緩急、アクションとコメディの緩急も注目してもらいたいです。
読者の方々にメッセージをお願いします。
アクションがあってサスペンスがあってコメディがあるという作品は他にもあると思うんですけれど、緩急の度合いでいうとピカイチじゃないかと思うくらい、コメディ部分は全力でコメディで、シリアスなところはシリアスでとジェットコースターみたいな作品なので、観ていて楽しいと思います。ぜひ観に来ていただけると嬉しいです。
公開表記
製作・配給:宏洋企画室
6月4日(金)より全国順次公開
(オフィシャル素材提供)